「当たりそうになくても、なんとかヒットするように作る。そのプロセスが面白いんです」。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』など、多くのヒット作を生み出してきた山崎貴監督(55)。2020年の東京五輪では、開閉会式の演出を統括する。VFX(CGなどによる映像表現)の技術者から映画監督になった異端の経歴で、日本のVFXの第一人者だ。ヒットを生むこと、VFXの現在、日本映画界の課題について語った。(取材・文:作道雄/撮影:藤原江理奈/Yahoo!ニュース 特集編集部) 「ヒットさせなきゃいけないというよりは、ヒットしたい。ヒットが大好物なんです。商業的に成功することが、目的の一つ。当たらないと、朝起きるたび、何かつらいことがあったなって思い出して、そうだ今、うまくいっていないんだ……って。お客さんのために誠心誠意告白したのにフラれた、という気分になる。当たったときは相思相愛なわけです」
![「稼がないと、やりがい搾取になってしまう」山崎貴監督がヒットにこだわる理由 - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c570a69a393d95528ad220343e12d8f9dc280793/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews-pctr.c.yimg.jp%2Fr%2Fiwiz-tpc%2Fimages%2Fstory%2F2019%2F7%2F29%2F1564393229_1564393217_IMG_7513_4-x828-y552.jpg)