イギリス「保守党圧勝」の意味 先週は、9日に臨時国会が閉じた後、11日に国連安全保障理事会で北朝鮮の核・ミサイル問題をめぐる会合があり、12日にイギリス総選挙、13日に米中貿易交渉で第一段階合意があった。 日本以外の世界情勢がめまぐるしく変化している中、日本では、国会の中心議題が「桜を見る会」、また筆者のまわりでは国会議員による人権侵害という「平和ボケ」に終始していたのには呆れてしまった。これらについては、10月21日から11月18日までの本コラムをご覧いただきたい。 世界経済の先行き不安がある中、日本でも景気対策が急がれており、筆者は臨時国会での補正予算を期待していたが、それもかなわなかった。日本に必要な景気対策については、先週の本コラムを参照してほしい。 今週は、先週おきた国際情勢の大きな変化を踏まえて、日本の経済と安全保障の先行きを考えてみたい。 まず、12日のイギリス総選挙からはじ
![北朝鮮暴発・米中対立・ブレグジット…日本だけが「平和ボケ」している(髙橋 洋一) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7fbe599f726f319f9ebb72918ca99d1af73b3161/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2F9%2F1200m%2Fimg_296cfbd6abc6982257fb2922de358f8a62441.jpg)