「皆さんは自分のことをクリエーティブだと思いますか?」 米国の最高学府のひとつ、カリフォルニア大学バークレー校の講堂で、アニメーターの堤大介氏が100人の日本人高校生に向かって問いかけた最初の質問だった。Yesと答えたのはたった8%。米国やドイツの5分の1以下であったことに、壇上の堤氏はショックを受けたと話す。 問いかけた相手は、東北の被災地域から米国カリフォルニア州バークレーでの3週間のリーダーシップ育成プログラムに参加した高校生。ソフトバンクが2012年から毎年行っている「TOMODACHIプロジェクト」の6期生だった。 堤氏は、アニメーション制作という仕事柄、創造性を追究する毎日を過ごしている。「絵を描くのが好きだった」というが、もともと才能があったわけではなかったと振り返る。ただ、高校時代まで培ってきた「情熱の傾け方」が役立った。 最初から絵がうまいわけではなかった 堤氏は、ニュー
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