「収入は10分の1。それでも『命』を守りたかった」――山本太郎(俳優)インタビュー オルタナ 12月8日(木)10時46分配信 福島第一原子力発電所の事故後、いち早く「脱原発」宣言をした俳優・山本太郎氏。事務所を辞めて収入は10分の1に減ったが、「人間に戻った」感覚を取り戻せたという。脱原発デモに参加するなど原発の危険性を訴え続ける山本氏に、その真意を聞いた。(聞き手・編集部=吉田広子、赤坂祥彦) ■きっかけは大震災、グリーンピースと母 ――原発やエネルギー問題に興味を持たれたきっかけは何でしょうか。 山本:2011年3月11日に起こった東日本大震災です。それ以前は、原発については、発電で生成される核のゴミを地下に埋めて100万年単位で管理しなければいけないという程度の知識しか持っていませんでした。 震災以降、国際環境NGOグリーンピースのホームページなどに掲載されている情報を調べ