秋の風物詩といえば「芋煮会」です。 今年も「日本一の芋煮会フェスティバル」が盛況だったようですし、職場の芋煮会、町内の芋煮会、プライベートの仲間たちと芋煮会……と芋煮疲れの方も多いのでは? おっと、いきなり大多数の国民を無視してしまいました。 東北では「川原などで里芋を煮て食う」という秋の習慣があり、なかでも山形は盛んで、それはもう本当に盛んで、コンビニでは当然のように薪が売られますし、前述のフェスティバルでは、ショベルカーが巨大鍋の芋煮をかき混ぜます。 そんな芋煮会ですが、じつは根深い問題を抱えています。 庄内地方と内陸地方で芋煮の具材と味つけが違う 山形県内では入れる具材と味つけにおいて相容れない勢力争いがあり、「牛肉なんて正気か?」「豚汁を食って楽しいの?」といった争いが毎年毎年、繰り広げられるのです。 庄内地方は「豚肉・味噌仕立て」で、内陸地方は「牛肉・しょうゆ仕立て」。 お互い一
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