大阪府と大阪市がまとめたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の整備計画が政府に認定されたことを受け、ギャンブル依存症の当事者や家族らでつくる団体は13日、依存症対策を考えるシンポジウムを大阪市内で開いた。府議会全会派の議員も参加して議論。若年層を中心に依存症の予防と啓発強化に取り組む考えを示した。 主催団体の一つで公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」(東京)の田中紀子代表は、インターネットを通じて金銭を賭けるオンラインカジノに熱中する人が増え、多額の借金を抱えるなどの相談が急増していると説明。大阪のIRでカジノを経験したことをきっかけにオンラインカジノを始める可能性があると指摘し、「IRがゲートウェイ(入り口)になる」として依存症対策の必要性を訴えた。 府議は、大阪維新の会▽公明党▽自民党▽民主ネット▽共産党-の5会派から1人ずつが参加。維新府議は府立高校で研修などを実施し、啓