ジョージ・ハリスンが自らサイケデリックなペイントを施したストラトキャスターがある。“ロッキー”と名づけられたこの1本は、ビートルズの伝説的なアルバムで数多くの名演を彩ってきた。ジョージとストラトキャスターを巡るエピソードから、“ロッキー”の誕生までの物語を紹介しよう。 文=細川真平 Photo by Michael Ochs Archives/Getty Images 求めても手に入らない、憧れのストラトキャスター 若きジョージ・ハリスンは、ストラトキャスターに憧れていた。 世界初のストラト・ヒーローと言ってもいいバディ・ホリー(1936〜59年)からの影響だ。しかし、当時のイギリスでストラトを手に入れることは難しかった。輸入代理店がないために、フェンダー製品はほとんどイギリス国内に入ってこない。 そんな中、1959年頃のことだと思われるが、ジョージはある楽器店でストラトが売られているのを
![ジョージ・ハリスンがサイケなペイントを施した“ロッキー”ストラトキャスター | ギター・マガジンWEB|Guitar magazine](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5485053131529730fa162b7f6e2cd9c19154882f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fguitarmagazine.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F01%2F2024-01-george-harrison-rocky-stratocaster-001.jpg)