千葉県の老人ホームに勤務していた准看護師が、同僚に睡眠導入剤を混ぜたお茶を飲ませ、交通事故を起こさせたとして逮捕された事件で、施設に保管されていた睡眠導入剤を含む薬は、准看護師が、ほぼ1人で管理していたことが施設への取材でわかりました。 老人ホームによりますと、施設の利用者のうち、適切な薬の服用に不安を持つ十数人の分の睡眠導入剤を含む薬については、施設の医務室で保管し、准看護師の資格を持つ波田野容疑者が、ほぼ1人で管理を行っていたことがわかりました。 施設長は「准看護師の資格を持っているということもあり、薬の管理を任せていたし、信頼もしていた。今後は薬の管理の在り方について考え直さなければならない」と話していました。 捜査関係者によりますと、この施設では、ほかにも数人の職員が急なめまいを訴えるなど、体調を崩していたほか、ことし2月には、当時60歳の介護職員の女性が、帰宅途中に交通事故を起こ