書いた人:チャーミングじろうちゃん 1997年福岡県生まれ。SMA所属のお笑い芸人。 趣味で描いていた漫画(芸人生活)が出版され、芸人漫画家になる。 Xアカウント:@charming260
大手牛丼チェーンやコンビニで「シュクメルリ」(ニンニクの効いた鶏肉の煮込み料理)が発売されるなど、ここ数年注目を浴びているジョージア料理。 素材の味わいを活かした料理や独特な製法のワインなど魅力は尽きませんが、「ジョージア料理が話題になってから、ジョージアがどこにあるか知った」なんて方も多いのではないでしょうか……(恥ずかしながら筆者もその1人です)。 そんなわけで今回は、東京・新宿に店舗を構える老舗レストラン「スンガリー」に「そもそもジョージア料理ってどんなものがあるの?」や、「日本人の口に合うって本当?」などの疑問について聞いてみることに。まずはオンラインでお話を伺ったあと、後日実際にお店にもお邪魔しました! ジョージア料理は「洗練された田舎料理」? プロに聞くその魅力と背景 今回ジョージア料理について教えていただくのは、スンガリーを運営する株式会社インターダイングループの代表取締役、
これまで東京・高円寺で週1回だけ間借りカレー屋として営業していたお店が、この春、久我山で実店舗をオープンしたという情報を聞きつけました。 なんと店主の女性は子育て中にスリランカカレーにハマり、間借りカレー屋運営を経て実店舗を開くまでに至ったというではないですか……! 子育てをしながら、自分の好きなことも追求する。どうすればそんなパラレル(並行)な生き方ができるんでしょうか。子どもが2人いる私からしても、それってぜひとも知りたいところ。 ……となれば、これは話を伺ってみるしかない! おいしいスリランカカレーも食べたいし! 久我山駅から徒歩5分。現地のスパイスと旬の食材を使った魅惑のスリランカカレー 京王井の頭線久我山駅から徒歩5分ほどの場所にある「げつようび」。お店を訪れると、店主の児島麻里子さんが笑顔で迎え入れてくれました。「あれ、前から知り合いでしたっけ?」と言いたくなるような親しみやす
ライターが持参した20年ものの包丁の評価はいかに!? 話す人:齋藤あゆみさん 釜浅商店広報マネージャー。2018年に入社し、22年まで庖丁売場を担当していた。推しの商品は菜切包丁。 さて、前回までで包丁に関する基礎知識はなんとなく固まりました。 www.hotpepper.jp 自宅用に購入する包丁を選ぶ段に移ろうとしたところ、「ちょうど今、包丁研ぎ専門のスタッフがいるので、話し聞いてみますか?」(齋藤さん)とのこと。念のため持ってきておいた自宅の包丁を、プロに見ていただくことにしました……! この包丁は3,000円で購入し約20年使用しています。自宅には中砥があり、半年ほど前に研いだ記憶があります。果たして、素人の研ぎはどんな評価なのでしょう(こわい)。 ▲チェックをしてくれるのはフランス人店員のジェレミーさん ジェレミーさんはまず、私の包丁の刃を指の腹で触ります。 ▲「今すぐ捨ててくだ
包丁にこだわると何が変わるのか、ふと気になった フリーライターの松本祐貴です。ライターの仕事は打ち合わせや取材で外に出ることもありますが、ほとんどの時間が自宅での原稿作成です。自宅仕事をしていて夕方になるとそのまま夕食を作ることも多く、料理をする頻度は週に4〜6回ほど。 しかし、包丁にはまったくこだわりはありません。約20年前に量販店にて3,000円ほどで買ったものを愛用し、だいたい6カ月に1回程度、素人の技術ながら砥石(といし)で研いでいます。今回はそんなライターが「高い包丁とはどんなものなのか? 切れるのか? 素材がいいのか?」などなど、素朴な疑問を専門店のプロに聞いてきました。 素朴な疑問を携えて訪れたのは、東京は浅草・合羽橋にある釜浅商店。明治41年創業の老舗です。もともとはご飯を炊く釜を専門に扱っていたことから名前に「釜」と浅草の「浅」の字が入っているそう。その後、炊飯系の道具だ
「そういえば、花を食べたこと、ないのでは」 ふと、そんなことを思った。 撮影:上本里恵 年を重ねるにつれ、食へのアンテナがさびていく。新しい刺激を求めることもなく、同じような味付けの食事ばかりを口へと運んでいる毎日の自分がいる。そんな状態に危機感をよぎらせた私は、「未食の冒険」を敢行することにした。それは、まだ食べたことのないものを食べ、味わったことのないものを味わうことで、凝り固まった舌に喝を食らわすための個人的活動である。この連載の中ではこれまでにシュールストレミングやマンボウを食べ、自身の味覚にアタックをかけてきた。 「未食の冒険」を実行するたび、たしかな動揺が胸のうちに現れる。 「食べたことのないもの」というのはつまり、自分が知らず知らずのうちに規範していた「食べてはいけないもの」でもある。それを口に入れるわけだから、自身の根底にある倫理観や道徳観のようなものが揺らぐのだろう。 そ
こんにちは、料理・食文化研究家の庭乃桃です。今回ご紹介するのは、ふんわり柔らかな鶏むね肉と、一年を通じて手に入りやすい白菜を使った中華風のこっくりうま煮。つるつるの春雨や干し椎茸も入った、そのまま食べてもご飯にかけてもおいしい、食欲をそそる一品です。 うま味の宝庫、「オイスターソース」「鶏肉」「干し椎茸」 うま味の鍵を握るのは、オイスターソース、鶏肉、そして干し椎茸。うま味の三大成分である、オイスターソースに含まれるグルタミン酸と、鶏肉に含まれるイノシン酸や干し椎茸に含まれるグアニル酸を組み合わせることで、うま味の相乗効果が生まれ、よりおいしく感じられるのです。この組み合わせをマスターすることで、家庭でも中華風の本格的な味わいを再現することができ、料理の選択肢がぐんと広がるかもしれません! 干し椎茸のうま味を十分に引き出す戻し方や、パサつきやすい鶏むね肉をふんわり柔らかくジューシーに仕上げ
アメカジ好き、古着好きとしても知られるお笑い芸人のさらば青春の光・森田哲矢さん。東京は五反田にオフィスを構え、五反田商店街振興組合のPR大使も務めています。そしてBOOKOFF PLUS 西五反田店は、全国のブックオフの中でも指折りのメンズアパレルが充実した店舗。……これって運命? ということで、森田さんにブックオフで古着をディグってもらいました! さらば青春の光・森田が五反田のブックオフに来る理由 古着が充実しているブックオフがある、ということをご存知ですか? 中でもBOOKOFF PLUS 西五反田店は、メンズファッションに特に力を入れた店なんです。ちなみにBOOKOFF PLUSとは、レディースファッションやブランド品などを加えたアイテムを展開している屋号のこと。 果たしてその品揃えは、古着好きの方にはどんなふうに映るのでしょうか。今回は芸能界きっての古着好きとして知られ、五反田にも
こんにちは。野菜と豆腐の料理家、江戸野陽子です。 寒くなってくると、あつあつで辛い鍋料理(=チゲ)が食べたくなりませんか? そこでおすすめしたいのが韓国の定番家庭料理、スンドゥブチゲです。 スンドゥブチゲの主役は、ふわふわとしたおぼろ状の柔らかいスンドゥブ(純豆腐)! 日本のおぼろ豆腐なら、本場韓国のスンドゥブチゲに近い味を作ることができます。また、味の決め手となる唐辛子の選び方や、辛みの引き出し方も紹介します。 せっかくですので本場韓国に近い食材を用意して、お店顔負けのスンドゥブチゲを作ってみましょう! 本格スンドゥブチゲのポイントは「豆腐」と「唐辛子」の選び方 豆腐 スンドゥブ(純豆腐)とは、豆乳に凝固剤を加えて固めたおぼろ状の豆腐のことです。水気が多いのが特徴で、鍋料理に入れるとふわふわとした食感になります。タンパク質も含まれており、低カロリーでヘルシーなのもうれしいポイント。 ちな
こんにちは、高円寺メタルめしのヤスナリオです。 寒い季節の私のオススメ、フライパン1つで作れるお手軽すぎるスープスパゲティレシピ。 www.hotpepper.jp www.hotpepper.jp 今回は「トマたまスープスパゲティ」をご紹介します。 玉ねぎ、ツナ缶、カットトマトで作ったスープに、スパゲティを乾麺のまま入れて煮込むだけ。仕上げに溶き卵を加えて、とろ~り熱々のスープスパの出来上がりです! スープが絡みやすい細めのスパゲティを使うのがオススメですよ。 ヤスナリオの「トマたまスープスパゲティ」 【材料】1人分 スパゲティ(細めがオススメ。今回は1.5mm) 100g カットトマト(缶詰、パック入りなど) 200g程度 卵 1個 ツナ缶(オイル漬けタイプ) 1缶 玉ねぎ 1/4個 水 500ml 塩 小さじ1/3 パセリ(みじん切りにする) 適量 オリーブオイル、粗びき黒こしょう、
実家の秋田の新米でおむすびを作ってみたんです 秋。 新米が出回り始める季節です。 どう炊いてもおいしくなるのが新米なので、炊き方はヨソのサイトにおまかせします。炊飯器でも土鍋でも飯盒でも、なんでもよござんす。 ただし、昨年の米と今年の新米の差をちゃんと感じたいなら、「普段炊いてる方法」が最もわかりやすいと思います。 さて、私が今回食べた新米は、実家周辺で収穫された「あきたこまち」です。 このへんのエリアには、平成の大嘗祭における斎田があります。東西に2つ作られる斎田をそれぞれ「悠紀(ゆき)」「主基(すき)」と言いますが、ここは東日本なので「悠紀」に当たります。そういうやんごとなきエリア、尊い田園地帯で採れた新米だと思うと、一層ありがたみが増します。 今回は新米のおいしさをいちばんダイレクトに感じる方法として、おむすびをチョイス。新米を楽しむための究極のおむすびを探求しました。 まずピカピカ
こんにちは、塩見なゆです。 突然ですが、カリーブルストという料理をご存じでしょうか。ビールの本場ドイツの定番おつまみで、日本でいうファストフード的な存在の料理です。 ベルリンの街中を歩けば、駅前や公園など、人が集まる場所にはカリーブルストを売る屋台が見つかるほどの大衆食です。 ▲ドイツのカリーブルストをイメージして作ってみました 本場ドイツのカリーブルストは、焼いたソーセージにケチャップとカレー粉をかけ、ポテトフライが添えられているものが一般的です。 日本では、クラフトビールブームとともに広まりつつあり、本場ドイツのカリーブルストを倣ったものから、独自のアレンジを加えたものまでさまざまです。 ▲ビヤホールライオン 銀座七丁目店のカリーブルスト そんなドイツの大衆食であるカリーブルストですが、銀座を代表するビヤホール「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」でも定番メニューに加わりました。 一口サ
先日、メシ通編集部から私に寄せられたのはこんな依頼。 編集部:鷺ノ宮さんにぜひ取材に行っていただきたいじゃじゃ麺のお店があるんです。 鷺ノ宮:ジャージャー麺? ああ、あの中華麺に肉味噌がのった……。 編集部:いえ、じゃじゃ麺、です。 鷺ノ宮:だから、ジャージャー……。 編集部:じゃじゃ麺。 ……じゃじゃ麺!?!?!?!? ちょっと皆さん、知ってました? ジャージャー麺じゃなくて「じゃじゃ麺」なる食べ物がこの世に存在することを。調べたところ、なんでもれっきとした「盛岡三大麺」のひとつだというではないですか。マジかー。 【盛岡三大麺】 盛岡わんこそば→知ってる 盛岡冷麺→知ってる 盛岡じゃじゃ麺→知らないーーーーー!!!!!!(知ってる人、ごめん) というわけで、今回は東京で唯一の盛岡じゃじゃ麺専門店(2022年10月時点)に取材に行ってきました! ……盛岡じゃじゃ麺、全国的にはまだ知られてい
こんにちは。料理家の美窪たえです。 本日は、炊き込み式で作るチャーハンに、うま味が溢れる肉あんかけをたっぷりとかけた肉あんかけチャーハンを紹介します。 単体でもおいしいチャーハンですが、そこに肉あんかけが加われば、その魅力は何倍にもなるのではないでしょうか? 前半はチャーハン単体を楽しみ、後半は肉あんかけを合わせることで、最後まで楽しめるのが肉あんかけチャーハンの魅力ですよね。 しかし、いざ自分で作ろうとすると、チャーハンを炒め、それと並行して肉あんかけを仕上げる必要がある料理です。工程が多く、ご家庭では作ったことがない方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、ごはんを炒めない「炊き込み式」でチャーハンを作り、その間に慌てることなく肉あんかけを仕上げる、というご家庭でも作りやすいレシピを紹介いたします。お米を炊く感覚でチャーハンを仕上げ、おかずを作る感覚で肉あんかけを作っていきますよ。
人は年を取るにつれて脂っこいものが食べられなくなるという。 いやいや、脂っこいものこそおいしいだろう、と思うのだが、胃が受け付けなくなるらしい。 え、じゃあ代わりにそのとんかつ、もらってもいいですか? というのが今回の企画です。代わりに食べます。 ▲この記事を書くことになりました、ライターの江ノ島です。食べることが好きです ▲今回協力してもらったのは、とんかつが食べられなくなったという西尾さん46歳(写真左)。「肉よりも魚、魚よりも野菜がおいしく感じるようになってきた」とのこと。都内の企業で人事の仕事をしている。持っているのはキャベツ。千切り用です 江ノ島:いつぐらいから食べられなくなりました? 西尾:40歳過ぎてからですね。昔はお腹がいつも減っていたから、ご飯に行った後に牛丼を食べていたりもしました。飲み会後のラーメンとか、普通に行っていたのにな。今はもう考えられない。 西尾:会社の若手
私の舌は、もう何年も「保守」に陥っている。 気付けば毎日、繰り返すように同じような肉、同じような魚、同じような野菜を摂取し続けている。目新しい調理法に挑戦することもなく、革新的な味覚によって脳を刺激することもなく、つまらなそうに箸をたぐる日々を重ねている。 こんなことではいけない。はたと気付き、私は「未食を巡る冒険」におそるおそる足を踏み出すことにした。個人的にこれまで口にしたことのないフードへと手を伸ばし、「保守」に染まった自分の舌にアタックをかける旅である。 ところがその挑戦を初めてすぐの春先、「まん延防止」なるワードが世にはびこり始めた。 通称「まん防」は外食のタイミングを失わせ、私はすぐさま窮地へと追い込まれた。 「食べたことのないものを食べる」ためには、「訪れたことのない飲食店を訪れる」のが何よりも手っ取り早い。ミャンマー料理やジビエ料理、それから抹茶小倉スパにキジ鍋に分子ガスト
明太子。朝食にあったら間違いなく早起きしてしまう最高な食べ物である。 ランチで明太子食べ放題のお店に行くと、「え、こんなに……」と周囲からひかれるほどの量を白米とともに食べてしまうし、夕飯に明太子を食べると決まったら、どんな寄り道もしないで直帰する。つまり、三食食べてもいいくらい明太子が好きだ。 あと以前、福岡旅行へ行った際、明太子料理専門店の「めんたい重」(重箱に敷き詰められたごはんの上に海苔がのせられて、その上に明太子がのっている最高においしい食べ物)を食べたくてお店に向かったところ、大行列ができていた。でも、どうしても食べたくて並んだよね。1時間以上並んだ。それぐらい好きです。 「めんたい重」を詳しく見る 聞いた話によると、明太子は福岡だけでも300社以上のメーカーがあるという。明太子にそんなに種類があるとは知らなかった。 そんな明太子を今回は食べ比べしたい。 せっかくならおいしい明
私にとっての「食事」とは、生活の中における最も重要な営みであり、そして娯楽でもある。 「グルメ」を自称するほどの深い経験値はないが、それでも若い頃は新規開拓の店でずいぶんと外食を重ねていた。そして、まだ味わったことのないフードたちを舌に踊らせ、テーブルでひとり、静かに歓喜の声を上げることを最大の趣味としていた。 ところが、どうしたことだろう。 齢三十五を過ぎたあたりから、私の舌は「保守」に陥っていた。 気がつけば、チェーン店の牛丼ばかりを食べている。たまにラーメンで句読点を打つこともあるが、なんにしても消極的な態度に変わりはない。「食事」を最重要視するあまり、「食べることに失敗したくない」という意識がダメな方向で自分を染め上げてしまったのか。気がつけば無難なものばかりを食べる中肉中背の男がそこにいた。今日の紅しょうがの味は、昨日の紅しょうがとまったく同じ味だった。 こんなことでは、いけない
イカの捌き方は意外と簡単!手順に沿えば初心者でもきれいにさばくことができます。今回は、特に身近なスルメイカ、ヤリイカ、アオリイカのさばき方を種類ごとに解説。食べ尽くすためのレシピも紹介します。 ▶さばき方を見る(ジャンプします) こんにちは。イカを愛するライターの佐野まいけるです。「日本いか連合」という団体に所属して、イカの同人誌を作ったりイカの記事を書いたりしています。 私はイカを解剖するのが趣味なので、生イカ(この記事内では「丸ごとそのままのイカ」のことを生イカと呼ぶことにします)をスーパーで買って調理することも多いのですが、最近はちょっとマンネリ。というのも、近所のスーパーに置いているのはスルメイカだけなのです。 富山まで遠征に行き、念願の大きなアオリイカを釣り上げて幸せの絶頂にいる私です! 特にこの頃はコロナ禍で、イカを釣るための釣行(ちょうこう)や他県への遠征もままならず、他の種
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