3日から一般公開される映画「靖国」の制作会社側に対し、靖国神社は1日、「無断撮影」による映像と、「個人が特定できる神社職員や参拝者」の映像の削除を再び要求した。 同神社は4月11日付で映像の削除を求めていたが、今回は試写を見た人の情報提供に基づき、戦没者の遺品や戦時の史料を展示した遊就館の館内など、より具体的な映像について、問題点を指摘している。映画公開後も追加で削除要求を行うことも通知した。
映画「靖国」が上映されたビルの入り口には鑑賞券完売を伝える看板が出された=3日午後、東京・渋谷、小宮路勝撮影 4月に公開予定だったが上映取りやめが相次ぎ、論議を呼んだ映画「靖国」が3日、各地に先がけて東京・渋谷のシネ・アミューズで一般公開された。 初回開始前から券を求めて列ができ、夜までの全上映回分が午後2時半ごろに完売した。不測の事態に備え、スクリーン近くには制服姿の警備員が観客と向かい合う形で座り、私服警官もそばで警戒した。 午前6時に一番乗りした東京都文京区の大学生笹木陽介さん(18)は、「話題が先行したが内容は過激ではなかった。なぜ問題になったのだろう」と鑑賞後に話した。公開前に一部の国会議員が映画への公的助成金を問題視したが、「映像表現は何でもあり(であるべき)でしょう。助成金を問題にしたのは、上映中止に追い込む言いがかりでは」。 公務員の夫と訪れた都内在住の女性(51)
食品業界大手の味の素(本社・東京)が販売する冷凍ギョーザの原材料表示に、国産をイメージさせる「優良誤認」の疑いのあることが2日わかった。 国産の野菜や肉の代わりに、中国産などの輸入食材を使う可能性があるのに、表示上は「キャベツ(国産又は中国)」などと「国産」の表記を残している点が「消費者に誤解を与えかねない」と農林水産省から指摘された。味の素は、表示の見直しを含めた対応を検討中だ。 このギョーザは、子会社の味の素冷凍食品が国内で製造し、味の素が販売するベストセラー商品。中国製冷凍ギョーザの中毒事件をきっかけに、原産地について消費者の関心が高まったのを受け、今年3月から産地表示をパッケージの一括表示欄で自主的に始めた。 原材料のうち、キャベツ、タマネギ、豚肉、鶏肉については、調達状況に応じて原産地を頻繁に切り替えている。その際、パッケージの印字を変えるのが難しいため、「たまねぎ(中国又はアメ
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イリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicag)のリンカーンパーク動物園(Lincoln Park Zoo)で2月16日にふ化したソロモンツノガエルの幼体。(2008年5月1日撮影)。(c)AFP/Lincoln Park Zoo/Greg Neise 【5月2日 AFP】シカゴ(Chicago)のリンカーンパーク動物園(Lincoln Park Zoo)で2月16日にふ化したソロモンツノガエル。 ソロモンツノガエルは、オタマジャクシにはならず、子カエルとしてふ化する、極めて珍しい種のカエル。2008年は、両生類減少の危機を人々に伝えるため、動物園水族館協会の提唱により「カエルの年」とされており、同動物園でも「カエルの年」を記念した活動が行われている。(c)AFP
政策シンクタンクの東京財団は、環境問題に対応するため長期・低金利で資金を貸し付ける「公害防止事業団」を中国に設立することなど、今後10年をめどに日本のとるべき八つの提言をまとめた。6日の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席来日前に政府に提言する。 「ポスト円借款時代の日中関係マネジメント」と題する提言は、若手研究者、官僚ら9人が執筆。対中円借款が終わり、北京五輪を開催するほど成長した中国との関係を「単なる友好促進や対抗・対決でなく、実務関係を中心とした冷静なマネジメントの姿勢が必要」と規定した。 事業団のほかの提言は、▽日本が権益を持つ豪州などの高品質石炭を中国に運び、日本の技術で建設した高性能プラントで利用する「アジア・コール・チェーン」構想▽「日中関係プログラム」を中国の大学に開き、「知中派」日本人を育成▽食の安全の意識向上を目指したキャンペーンを中国で実施、など。 同財団の関山健研
死刑賛成派も反対派も「終身刑を」 超党派で議連発足へ2008年5月3日3時4分印刷ソーシャルブックマーク 仮釈放のない「終身刑」の創設を目指して、死刑制度の存置派と廃止派の国会議員がともに、超党派の議員連盟を結成することになった。来年から始まる裁判員制度を前に、死刑判決の増加への懸念から終身刑の創設を目指す廃止側と、死刑の下に無期懲役より重い「中間刑」をつくりたい存置側が結びついた。存廃議論を切り離したことで、法案提出に向けて議論が高まる可能性が出てきた。 新たな議員連盟は「裁判員制度の導入の中で量刑制度(死刑と無期懲役のギャップ)を考える会」(仮称)。自民党の加藤紘一衆院議員や平沢勝栄衆院議員らが働きかけた。与野党の約20人が呼びかけ人になっている。 8日に初会合を開く予定で、いまのところ数十人が賛意を示している模様だ。制度が始まる前に実現させようと、今国会中に創設を盛り込んだ法案の提出
聖火リレーの沿道でプラカードを掲げる親中派の人たち=2日午前、香港・九竜、中田徹撮影聖火リレーのコース周辺で人権問題を訴えるグループに向かって「中国加油(がんばれ)」を連呼する市民=2日午前11時すぎ、香港・九竜、中田徹撮影 【香港=奥寺淳、野嶋剛】中国全土をめぐる北京五輪の聖火リレーが2日、香港で幕を開けた。大陸と異なり自由が保障され、過去に数々のデモの歴史を刻んできた香港だが、政府は人権活動家の入国を拒み、リレー直前にチベット支援者を拘束。中国の国旗と香港の旗で赤く染まった。 午前10時、九竜・尖沙咀(チムシャツイ)でトーチに火がともった。中国人留学生らが街頭を埋め尽くし国歌を斉唱。チベット独立の旗を見つけると多数の国旗で覆いかぶせた。 「なぜ。私たちは異なる意見を言っているだけ」。香港大哲学科の陳巧文さん(21)が再びチベットの旗を示そうとすると、警察が陳さんの両手足を抱え連行
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