ロイター通信によると、米政府当局者は29日、豚インフルエンザに感染したテキサス州の生後1歳11カ月の子どもが死亡したと明らかにした。米国で初めての死者で、メキシコ以外の国で死亡が確認されたのも初めて。
セイシェル沖で警戒にあたる仏海軍のフリゲート艦ニボーズ(Le Nivose)で行われた、ソマリア海賊襲撃訓練のようす(2009年4月28日撮影)。(c)AFP/Pierre VERDY 【4月29日 AFP】これまでソマリア沖を航行する船舶の護衛を任務としてきた仏海軍のフリゲート艦ニボーズ(Le Nivose)が26日、本格的な「海賊討伐作戦」を開始し、ケニア・モンバサ(Mombasa)港を出航して、このところ海賊被害が集中しているセイシェル沖の海域へと向かった。 各国の艦艇はこの数か月、海賊を取り締まるためアデン湾(Gulf of Aden)とインド洋を巡回しているが、船舶を護衛するだけの任務と、海賊を拘束しても法律上の問題からしばしば釈放せざるを得ない状況に、いらだちを募らせている。 実際、ソマリア沖での海賊犯罪に関する司法はあいまいだ。 無政府状態のソマリア本国へ拘束した容疑者を移送
北京(Beijing)市内のDongjiao市場で豚肉を店頭に並べる販売員(2009年4月28日撮影)。(c)AFP/Peter PARKS 【4月29日 AFP】中国衛生省高官は29日、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の発生源が中国だとする国外の報道について、中国のイメージを傷つけることが狙いだと述べて否定した。 中国衛生省のMao Qunan報道官は、同省ウェブサイトで「なんらかの魂胆があって、一部の国外メディアが、伝染病に関する事実や基本的な科学的知識を無視し、この伝染病が中国で発生したとのうわさを故意にねつ造した」と述べた。「真偽を混同させ、人々を混乱させて中国のイメージを傷つけようというねらいだ」 これまでに多数のメディアが、新型インフルエンザがアジアで発生したと伝えていた。また、一部メディアは、27日にメキシコ東部ベラクルス(Veracruz)州のFidel Herrer
【ロサンゼルス=堀内隆】メキシコのコルドバ保健相は28日夜の記者会見で、豚インフルエンザ感染が確認された死者の数を7人と明らかにした。これまで20人としていたが、修正した。感染の疑いのある死者がなお152人いるという。 また肺炎の症状を訴えて入院した人が2498人おり、うち19人は豚インフルエンザと確認されたことも明らかにした。 7人の死亡例は全員が首都メキシコ市で、中心部から離れた南部の2地区に集中している。うち6人が死亡したトラルパン地区には、国立呼吸器疾患研究所病院がある。コルドバ保健相は「今後24時間のうちに、残りのケースの検査結果が出るだろう」と語った。 またコルドバ保健相は27日の記者会見で、南部ベラクルス州ペローテ市で今月2日に発症が確認された男児から豚インフルエンザウイルスが検出されたことを明らかにした。メキシコ政府はこれまで、4月13日に南部オアハカ州で出た死者を「
アシカやアザラシなどの鰭脚(ききゃく)類は陸上の哺乳(ほにゅう)類が魚を求めて水に入って進化したと考えられているが、その進化を裏づける全身骨格化石がカナダの北極圏の島で見つかった。カナダとアメリカの研究者が、23日付の英科学誌ネイチャーで発表する。 見つかったのは、全長約110センチの動物化石。全体の約65%が残っていた。頭蓋骨(ずがいこつ)の形はアザラシに似ているが、長い尾と平らな指を持っており、4本の脚の骨の形はカワウソに近いという。2400万〜2千万年前のものとみられている。 アザラシなど半水生の肉食動物は、陸生の祖先の脚が変化したひれを持つと考えられてきた。ダーウィンは「種の起源」で、時折餌をとりに水に入った動物が適応して体形を変えていく過程を予見したが、その証拠は見つかっていなかった。ダーウィンにちなみ、化石の動物は「プイジラ・ダーウィニ(ダーウィンの若い海棲(かいせい)哺乳
うれしの茶「衛星の恵み」のパッケージ(部分) 人工衛星の目でおいしい茶葉選び――。上空約700キロから撮影された宇宙航空研究開発機構(JAXA)の衛星画像を解析して、茶葉に含まれるうまみ成分を測る試みが、佐賀県嬉野市で進められている。佐賀大やJAさがなどが、JAXAとの共同研究事業「宇宙オープンラボ」で手法を開発。最もおいしいとされる茶葉は「衛星の恵み」の銘柄で売り出されている。 開発の中心は、佐賀大理工学部知能情報システム学科の新井康平教授(60)。衛星のセンサーが発する波長0.75〜1マイクロメートルの近赤外線を、茶園の上空から撮影した画像上で赤く表示させたところ、茶葉に窒素の含有量が多いところほど赤が濃くなった。 窒素の含有量が多い方が、アミノ酸の一種テアニンの含有量も多い。それに加えて食物繊維が少なければ、うまみと甘みに富む「生き生きとした茶葉」になるという。 新井教授は「
香港のクイーン・マリー病院(Queen Mary Hospital)で豚インフルエンザの感染について報道陣に語る香港大学の微生物学部長の袁國勇(Yuen Kwok-yung)教授(2009年4月28日撮影)。(c)AFP/MIKE CLARKE 【4月28日 AFP】感染が拡大している豚インフルエンザについて、香港の著名な微生物学者が28日、鳥インフルエンザに比べ致死性は低いとみられるものの、「パンデミック(爆発的流行)の可能性も非常に高い」との見解を示した。 談話を発表したのは、香港大学の微生物学専門家、袁國勇(Yuen Kwok-yung)氏。豚インフルエンザの脅威の度合いを確定するには時期尚早としながらも「われわれが今、パンデミックの始まりにいるということは非常にありうる。近いところにはいる」と述べ、少なくとも米国で、国外から持ち込まれた感染と直接結びつかない地元での感染例が出始めて
メキシコ市(Mexico City)で一時的な閉店を知らせるハードロックカフェ(Hard Rock cafe)(2009年4月28日撮影)。(c)AFP/Alfredo ESTRELLA 【4月29日 AFP】メキシコ当局は28日、豚インフルエンザの感染拡大を防ぐための措置として、すべての飲食店の閉鎖、および遺跡への立ち入り禁止を命じた。 メキシコ市(Mexico City)のマルセロ・エブラルド(Marcelo Ebrard)市長は、「われわれは重大な局面にある。市内での感染の急増を防がなければならない」と述べ、市内の前飲食店とジムやスポーツクラブの一時的閉鎖を発表した。市はすでに、動物園、美術館、教会、裁判所を閉鎖している。 また、メキシコ国立人類学歴史学研究所(INAH)は、観光地としても人気のアステカ(Aztec)、マヤ(Maya)などの古代遺跡への立ち入りを当面禁止すると発表した
財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市)が、大久保昇・前理事長(73)系の関連4社に巨額の業務委託費を支出していた問題で、前理事長ら親族4人が4社から受け取っていた役員報酬などの総額が年間約3億円にのぼることが、協会関係者の証言でわかった。4社は業務を他社に安値で丸投げするなどして、年間約10億4千万円の粗利益を計上。協会の資産が、不必要とされた4社との取引を介して、前理事長側に流出していた形だ。 協会関係者によると、役員報酬などを受け取っていたのは、大久保前理事長と長男の浩・前副理事長(45)、前理事長の長女、浩氏の妻の計4人。 4人が収入を得ていたのは、出版会社「オーク」(代表・大久保前理事長)▽広告会社「メディアボックス」(同)▽調査会社「文章工学研究所」(同)▽情報処理会社「日本統計事務センター」(代表・浩前副理事長)。 この4社から07〜08年の1年間に、役員報酬で計約1
あの疑惑はやっぱり本当だった…。「名前だけで本当は手を洗ったりしない」とされてきた北米出身タレントのアライグマ氏が、本当に洗っていたことが京都大学の研究でわかった。この報告を受け、警視庁も 「かなり後ろめたい過去があるに違いない」 と見て、どんな犯罪で手を汚してきたのか調べる捜査に乗り出した。 アライグマ氏は北米出身だが数十年前のテレビ出演をきっかけに来日。以来、なぜか母国に帰らず日本にしつこくとどまっていたこともあり 「過去の犯罪から足を洗うため日本に潜伏しているのではないか」 「うつろな目でブツブツつぶやきながら手を洗うのを見た」 などと噂が広がっては、本人が「私の手は汚れていない」と否定してきた。 疑惑に興味をもった京都大の持田浩治研究員(動物行動学)が、氏の自宅に監視カメラを設置して観察したところ、アライグマ氏が夜中にうなされては突然起き出し 「血が、血が落ちねえんだよぉ…」 と執
NHK教育テレビで2001年1月に放送された番組「問われる戦時性暴力」の改編問題で、放送界の第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の放送倫理検証委員会は28日、改編について「公共放送の自主・自律を危うくし、視聴者に重大な疑念を抱かせる行為」であると指摘、NHKの国会対策部門と放送・制作部門を明確に分離するよう求める意見書を公表した。 ただ、改編に政治的圧力が実際に影響したかどうかの判断はしなかった。 この問題では、番組の取材に協力した民間団体が、「政治介入によって番組の趣旨が変わった」と、01年7月にNHKなどを提訴。07年1月の高裁判決では、「NHKが国会議員などの意図を忖度(そんたく)し、番組を改編した」と認定したが、08年6月の最高裁判決では、番組の「編集の自由」を尊重して、取材を受けた対象者の期待権を認めず、NHKの逆転勝訴が確定した。 一方、BPOの検証委は今年1月、放送
【4月28日 AFP】ロシア人ならばウオッカの味を知らないということはなかろうが、一度にボトル8本(4リットル)のウオッカを飲み干してしまった元工場労働者の飲みっぷりは、ロシアの医者たちを唖然とさせている。 現地紙コムソモリスカヤ・プラウダ(Komsomolskaya Pravda)によると、この「大酒豪」はスベルドロフスク(Sverdlovsk)州の州都エカテリンブルグ(Yekaterinburg)に住む32歳の大柄な男性で、勤務していた工場から解雇されたばかりで「ひどく落ち込んでいて」、食料品店に行きウオッカ1本とクリームチーズの固まり2個を買った。 すぐに友人1人が合流したが、それ以後、男性の記憶はおぼろげにしか残っていないという。 男性は昏睡状態に陥り、市内の病院に運ばれた。男性を治療した神経外科主任は「ただただ驚いた。どう少なく見積もっても、この男性が飲んだウオッカはボトル8本を
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