林 英樹 日経ビジネス記者 大阪生まれ。神戸大学法学部卒業後、全国紙の社会部記者として京都・大阪で事件を取材。2009年末に日本経済新聞社に入り、経済部で中央省庁担当、企業報道部でメディア・ネット、素材・化学業界などを担当。14年3月から日経BP社(日経ビジネス編集部)に出向し、製造業全般を取材している。 この著者の記事を見る
STAP細胞の論文に不正が認定された問題で、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーが8日、弁護士を通じ、理化学研究所に再調査などを求めて不服を申し立てた。小保方氏は9日、大阪市内のホテルで記者会見を開く予定。 小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士によると、不服申し立て手続きは、理研の規定に基づいて行った。申し立て書は、A4判の紙で約20枚。理研の監査・コンプライアンス室宛てにメールで送ったという。 申し立て書によると、「調査委員会は自らの検証や解析を妄信して判断を誤ったものと考えられる。不十分な調査により、結論を断ずることは許されない。再調査をし、丁寧な調査がなされなければならない」などと主張している。 さらに、小保方氏は画像の取り違えについて「深く反省している」と述べている。 理研の調査結果に対し「『悪意のない間違い』であるにもかかわらず、改ざん、捏造(ねつぞう)と決めつけられたこと
北京で8日、常万全・国防相と会談した米国のヘーゲル国防長官は、東シナ海を巡る日中の対立について、日本との同盟関係を強調して中国に自制を求めた。常氏は領土を巡る対立で妥協の余地はないと強調。安倍政権の歴史認識などを批判し、米側に警戒を呼びかけた。双方は南シナ海問題などでも激しく応酬する一方、交流による信頼醸成を進めることでは一致した。 「一方的に、事前の相談もなしに防空識別圏を設定するやり方は、緊張と誤解を生み、危険な衝突を呼ぶ」 AP通信などによると、ヘーゲル氏は会談後の共同記者会見で、テレビカメラの方に身を乗り出すようにして、昨年11月に突如、東シナ海に防空識別圏を設けた中国を厳しく批判した。 常氏も「領土や領海について中国は妥協も譲歩も取引もしない」と、強い口ぶりで反論した。 会見で激しい応酬があったのが、東シナ海や南シナ海を巡る問題だ。 ヘーゲル氏は米国は領土を巡る対立で特定の立場を
STAP細胞の論文の問題で、「不正」の認定の難しさが浮かび上がった。約10年前に大阪大で起きた論文不正で調査委員長を務めた大阪府立病院機構の遠山正彌理事長は「当時の例ととても似ている」と話す。 阪大では、医学系研究科の教授や学生が2004年に米医学誌ネイチャー・メディシンに発表した論文で遺伝子解析の画像データの不正操作が発覚。研究科長だった遠山さんを委員長とする調査委が関係者を調べ、05年に「実験した学生の捏造(ねつぞう)」と認定。大学は2教授を停職処分とした。 遠山さんは「捏造と判断するのは難しかった。論文の著者14人に何度も聞き取りをした」と話す。調査委には外部委員や弁護士を入れ、電子メールのやりとりなども取り寄せた。不正が指摘された論文以外も調査し「信用に欠ける」と判断した。学生は「虚偽の事実を発表された」と損害賠償を求め教授を提訴(後に棄却)し、教授らは「再現実験を行う」と主張した
シリア中部ホムス(Homs)のイエズス会修道院で写真撮影に応じるフランス・ファン・デル・ルフト(Frans van der Lugt)司祭(2014年2月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/MOHAMMED ABU HAMZA 【4月8日 AFP】シリア中部ホムス(Homs)で7日、政府軍による包囲が続く旧市街にとどまり続けたことで知られていたオランダ人司祭が、覆面の男に射殺された。 殺害の動機は明らかではないが、シリアの反体制派とバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権側は、相手側の犯行だとして互いに非難している。 殺害されたフランス・ファン・デル・ルフト(Frans van der Lugt)司祭(75)は、政府軍による包囲が2年近く続く反体制派掌握地域の住民との連帯を示し、頻繁な砲撃や必需品の不足などが続く同地域にとどまり続けたことで、多くの人から尊敬を集めていた。
明治から戦中にかけて国民道徳の基本とされ、全国の学校で朗読されていた「教育勅語」の原本と見られる文書が50年ぶりに見つかり、文部科学省は「軍国主義教育の象徴のように使われたが、重要な文書だ」として公開していくことを決めました。 文部科学省によりますと、教育勅語は明治23年に発布され、親孝行や法令順守、それに緊急事態が起きた時は身をささげて国のために尽くすことなどが示されていて、戦中にかけ、国民道徳の基本として全国の学校で朗読されていました。 戦後、国家主義的、軍国主義的な教育を一掃するために、衆参両院が教育勅語の排除や失効を確認する決議を行っています。 教育勅語の原本は昭和37年以降、所在が分からなくなっていたということですが、おととし、50年ぶりに東京国立博物館にある文部科学省の保管庫から原本とみられる文書が見つかったということです。 文書は茶色に変色していて、当時の担当者のメモには、関
米海軍は、弾丸を電磁誘導で加速して撃ち出す「レールガン」(電磁加速砲)の試作機を2016年から高速船に取り付け、実証実験を行う計画だ。 レールガンは火薬の代わりに電磁誘導(ローレンツ力)で弾丸を加速して撃ち出す仕組みで、基本的には2本のレールと電源で構成されている。 米海軍のレールガンはBAE Systemsがプロトタイプを開発。高速輸送船「ミリノケット」(USNS Millinocket)に試作機を搭載し、洋上で試験を行う計画だ。 このレールガンで撃ち出すのは重さ10キロの弾丸。初速はマッハ7以上とミサイルをはるかに上回り、射程距離は200キロ以上を見込む。ロイター通信によると威力は約32Mジュールと、戦車砲(9Mジュール)の3倍以上に達する。発射コストは1発当たり2万5000ドルを見込み、既存のミサイルシステムに比べ大幅に安価なのも特徴。対空防御や弾道ミサイル、巡航ミサイルからの防衛に
都内の美術館だと、私は東京都現代美術館とか原美術館が好きなんですが、何でかなぁと考えたら、たぶん比較的空いてるからじゃないかと思うんですよね。で、何で空いているかといえば、おそらくこれらの美術館が取り扱っている展示品が、「現代美術」だからです。ゴッホとか、ルノワールとか、レンブラントとはちがう、「現代美術」。日本でゴッホ展なんかやると混雑がすんごいことになりますが、アンディ・ウォーホルだったらそれほどでもない。いや、ウォーホルはまぁまぁ混むけど、少なくともゴッホほどではない。そのことはもちろん作品の優劣とは関係ない話ですが、古典的な美術は現代美術より集客力がある、ということに異論をとなえる人はあまりいないでしょう。 で、古典的美術と現代美術の境目をどこにもってくるかというと、それはピカソのような気もするしシュルレアリスムのような気もするしで、「はい、ここです」といえるようなものではありませ
橋下徹大阪市長は8日午前、市の中心街を貫く御堂筋の規制緩和にからみ「愛人を住まわせて」と発言したことについて「しゃれ、冗談の極みのことだ。聞いている人たちの解釈の仕方でしょう」と述べ、発言を撤回する意向がないことを強調した。市役所で記者団の質問に答えた。 橋下氏の発言が出たのは企業経営者らが参加した7日夜のシンポジウム。高層ビルの上層階にマンションをつくれるよう御堂筋の規制を緩和したことに触れ、「愛人を2、3人住まわせて下さい」と呼びかけた。 橋下氏は8日、「冗談もしゃれも分からないのであれば、これから一切、(記者を)講演会には呼ばない。クローズでやる」とも語った。一方、シンポでは「自分の奥さんには決してそんなことは言えない」と話していたが、この点は「どこの世界に堂々と言える男がいるのか。言えるわけない」と補足した。
STAP細胞を巡る問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーは「今後も理化学研究所で研究を続けたい」という意向を示していることが代理人の弁護士への取材で分かりました。 STAP細胞を巡っては、今月1日、小保方リーダーが論文のデータをねつ造するなどの不正行為を行ったとする調査結果を理化学研究所の調査委員会が発表したのに対し、小保方リーダーは「悪意のない間違いで承服できない」などとするコメントを出しています。代理人の弁護士によりますと、小保方リーダーは「世間をお騒がせし、共同著者に迷惑をかけ、若い研究者として至らなかった点はおわびしたい」と話し「今後も理化学研究所で研究を続けたい」という意向を示しているということです。 また理化学研究所の調査については「結論ありきで、十分な弁解の機会も与えられなかった」と話しているということです。 小保方リーダーは、8日調査をやり直すよう理化学研究所
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