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ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (7)

  • バルテュスの描く少女は、ポルノグラフィーか否か? - チェコ好きの日記

    すっかり忘れていたのですが、もうすぐ終わってしまうので、東京都美術館の「バルテュス展」に行ってきました。 バルテュスって日では有名でないのか、私も名前以外あまり知らなかったんですが、どうやらピカソとならぶ現代フランスの巨匠だそうで、オークションでは億単位の価格がつくこともあるそうです。そしてその作風といえば、上記の『夢見るテレーズ』のような、何やら良からぬ香りのする少女が圧倒的に多く、また代表的な作品として知られてもいます。 そして今回のこのバルテュス展は、下記のツイートが話題を呼んだりもしました。 朝日新聞社会面にバルテュス展広告があり、少女が股を開き脚を上げてパンツを晒した例の絵が載っている。これは芸術の名を借りた児童ポルノ絵画だとみんなはやく気づいたほうがいい。少女という存在の価値はこれだと脳裏に叩き込むポルノだ。西洋美術・巨匠という装置に弱い大衆心理を利用した広告だ。— 森岡正博

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    Unimmo 2021/02/20
  • 幸せになったら、面白いものは作れないってほんとう? - チェコ好きの日記

    1. 一部のクリエイターの間では、「創作者が幸せになってになってしまうと、生み出すものから面白さが失われてしまう」という噂が、真しやかに囁かれている。これは、当なのだろうか? その謎を解明すべく、私は一同を率いてアマゾンの奥地へ……は、向かってないけど、かねてよりこれに関してはちょっと言いたいことがあったのだ。 2. 「毎日幸せ、ハッピーハッピー!」と思うときのパワーと、「まじで不幸、この世の人間全員殺してやりたい」と思うときのパワー、創作活動にプラスになるのはどちらかというと、私の考えでは間違いなく後者である。まれにお花畑でスキップしている文章でほっこりできることもあるが、歴史に残る名作などを振り返ると、圧倒的に後者のパワーが原動力になっているもののほうが多い。なんだ、ほら、『カラマーゾフの兄弟』とか。 3. では、「創作者が幸せになってになってしまうと、生み出すものから面白さが失われ

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    Unimmo 2018/09/01
  • 東京の美術館の、大きな大きな問題点 - チェコ好きの日記

    私のなかでけっこう長くひっかかっていた問題があったのですが、「でもまぁ、これたいしたことじゃないのかな?」と思って、表立ってはあまり深く考えてこなかったんですね。でも先日とあるを読んでいたら、まさに私がひっかかっていたその問題が出てきてたので、「あ、やっぱりたいしたことあったんだ」と考え直した次第です。 というわけで、今回はその”問題”、東京の美術館についていろいろ書きます。 奈良美智の作品はどこで観る? 最初にいっておくと、東京の美術館てすごく面白いんです。ルーブルなりオルセーなりエルミタージュなり、世界中の有名美術館のコレクションが次々にやってくるし、現代アートだって充実していると思います。でも、こういった期間限定の〈企画展〉に夢中になれるのって、たぶん私が「首都圏に住んでいる日人」だからなんですよね。自分の住んでいるところに目新しい作品が次々にやってきたら、楽しいに決まってます。

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    Unimmo 2014/11/02
  • ビジネスやマスコミではなく、アートが新しい町を作る - チェコ好きの日記

    昨年の夏、私はロンドンに行ったのですが、最終日に訪れたせいか、テート・モダンは強く印象に残っています。 テート・モダンは、ロンドンのテムズ河を越えたところにある、現代アートを中心にコレクションしている美術館です。でも、上記の写真を見るとわかる通り、一見美術館には見えません。それもそのはず、テート・モダンはもともと「パンクサイド発電所」という建物だったものを、改築したものらしいのです。 テート・モダンは正面に立つとセント・ポール大聖堂が見えて、風通りも良くて気持ちのいいエリアなんですが、何でもこの辺りは長年、工場や倉庫が立ち並ぶロンドンの裏方的な存在だったといいます。治安もあまりよろしくなかったそうですが、テート・モダンの周辺は、以前に比べて改善されたと聞きます。 意味がわからなくても人を集める現代アート 日だと直島とかがそれにあたるのかもしれませんが、さびれた工場街や島などに美術作品を持

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    Unimmo 2014/07/08
  • マルセル・デュシャンの便器が変えたもの - チェコ好きの日記

    都内の美術館だと、私は東京都現代美術館とか原美術館が好きなんですが、何でかなぁと考えたら、たぶん比較的空いてるからじゃないかと思うんですよね。で、何で空いているかといえば、おそらくこれらの美術館が取り扱っている展示品が、「現代美術」だからです。ゴッホとか、ルノワールとか、レンブラントとはちがう、「現代美術」。日でゴッホ展なんかやると混雑がすんごいことになりますが、アンディ・ウォーホルだったらそれほどでもない。いや、ウォーホルはまぁまぁ混むけど、少なくともゴッホほどではない。そのことはもちろん作品の優劣とは関係ない話ですが、古典的な美術は現代美術より集客力がある、ということに異論をとなえる人はあまりいないでしょう。 で、古典的美術と現代美術の境目をどこにもってくるかというと、それはピカソのような気もするしシュルレアリスムのような気もするしで、「はい、ここです」といえるようなものではありませ

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    Unimmo 2014/04/08
  • アンディ・ウォ—ホルの名言7選 現代人のウォ—ホル的憂鬱 - チェコ好きの日記

    現在、森美術館にて開催中のアンディ・ウォ—ホル展。 ミスター・ポップアート!『アンディ・ウォ—ホル展 永遠の15分』 - (チェコ好き)の日記 美の20世紀〈16〉ウォーホル (美の20世紀 16) 作者: エリックシェインズ,Eric Shanes,山梨俊夫,前田希世子出版社/メーカー: 二玄社発売日: 2008/04メディア: 大型この商品を含むブログ (1件) を見る 私自身もとても楽しみましたし、知人から聞く評判も上々です。自分のなかでは今まで、ウォ—ホルってそこまで気になる存在ではなかったのですが、今回の展示を観て、圧倒的な人気を誇る理由がちょっぴりわかった気がしました。 ウォ—ホルは、あなたを映す鏡です 今回のウォ—ホル展をきっかけに、ネット・リアル含めいろいろな人の「アンディ・ウォ—ホル像」みたいなものを私なりに分析してみたのですが、面白かったのが、これ見事にバラッバラなん

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    Unimmo 2014/02/18
  • 本好きにとっての隠れた穴場を発見です! - チェコ好きの日記

    実は年末、こんなところに出かけていました。 ココチホテル沼津 【公式サイト】|ベストレート保証|TOP 静岡県沼津市にある、「ココチホテル」というホテル。 一見、普通のビジネスホテルなのですが、ホームページをよ~く、ご覧ください。 リラックスタイプ、ビジネスタイプのお部屋にくわえ、プレミアム&デザイナーズタイプという種類のお部屋があります。 このプレミアム&デザイナーズタイプのお部屋というのが、沼津市出身のデザイナーであるひびのこづえさんの他、一般公募で選ばれた4名のデザインした、相当に変わったお部屋なのです。 こちらのお部屋をデザインしたのは、何と7歳の女の子というから驚きです。 プラネタリウムを使って、お部屋の壁に星空を投影することもできるんですって。 何とまあ夢いっぱい! しかし、私が宿泊したのはこちらのお部屋。 「トラベルライブラリー」という名前のお部屋で、部屋の壁には一面、がな

    本好きにとっての隠れた穴場を発見です! - チェコ好きの日記
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    Unimmo 2013/01/14
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