トランプ氏、ワクチン独占画策か 新型コロナ、ドイツと対立激化 2020年03月16日20時02分 【ベルリン時事】トランプ米大統領が、新型コロナウイルスのワクチン開発を進めているドイツ企業をめぐり、資金提供の見返りにワクチンを米国のために独占しようとしたとの疑惑が浮上している。マース独外相は16日に地元メディアに対し、ウイルスとの戦いには世界の協力が必要で「独占は許せない」と米国を批判。先進7カ国(G7)の枠組みで、この問題を協議する方針を示した。 米台、新型コロナで協力強化 ワクチンや治療薬、共同開発へ 独紙ウェルトなどによると、トランプ政権は非上場の独バイオ医薬品企業キュアバックに対し、10億ドル(約1060億円)程度の資金を提供する代わりに、米国への移転やワクチン独占を求めた。同社の前社長は今月、米国で他の製薬会社幹部とともにトランプ氏と面会している。 独政府筋はウェルト紙に、ワクチ