秋の味覚を代表するサンマ。スーパーの特売品として手頃な値段で売られていた大衆魚は近年、地球温暖化の進行などが原因とされる大不漁に見舞われ、価格が跳ね上がっている。こうした現状から抜け出せる兆しはなく、資源保護のため一時的な禁漁も視野に入る。このままでは日本の食卓からサンマが消えかねない危機的状況だ。(時事通信経済部 山田司) 生サンマの刺し身や塩焼きを味わえなくなる日が来るのか?【時事通信社】 漁獲量、ピークの30分の1以下に サンマの漁獲量は1958年の約57万5000トンをピークに減少傾向が続いている。サンマを取る漁業者らで構成する業界団体「全国さんま棒受網漁業協同組合」(東京)によると、2021年の漁獲量は前年比38%減の1万8291トンと3年連続で過去最低を更新した。58年と比較すると、30分の1以下まで落ち込んだ計算になる 地球温暖化の影響とみられる海水温上昇に加え、同じ餌を食べ
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