タグ

ブックマーク / complexcat.exblog.jp (47)

  • チコの形見 | COMPLEX CAT

    チコはこの世に身一つで生まれてき後、運命として私たちのところに来てくれた。そして私達に数々の経験を共有してくれが、あの声、あのぬくもりの感触を残して、20年後、私たちの元から旅立ってしまった。 チコが残してくれものは、わたしたち家族に彼がた注いでくれた深い愛情と思い出だ。それだけで十分なのだが、やはり彼がいなくなったことはとても寂しい。それでも、彼の形見とも言えるものが一つ、残されていることに最近気がついた。 彼が残した足跡そのものの記録、彼が、GPSロガーを首輪に付けて出かけていった時のパトロール・ルートの軌跡で、この最期の分はなぜか忘れていたのだ。この彼の軌跡を見ていると、このあたりに行った時、何を考えて、どんな顔をしていたのかとか考えずにはいられない。そして、彼にはもう会えないのだと思うと、やはり、まだちょっとだけなんとなく、苦しくなる。 今は、社会的にの自由飼いは許される状況では

    チコの形見 | COMPLEX CAT
  • 我が家の猫たち | COMPLEX CAT

    他者に対して信じられない優しさを示して、強情で、甘えん坊で、警戒心が強く、多くのものを受け入れてくれて私たちを助けてくれた。

    我が家の猫たち | COMPLEX CAT
  • チコの夢〜名前のない猫 #2 | COMPLEX CAT

    ずっとチコの夢など見ることができなかったのが、亡くなって1年余がすぎた先週、チコが夢の中から発信して、引き合わせてくれたような、チコそっくりの子。日、元の里親の方の手の中に無事に戻って行った。

    チコの夢〜名前のない猫 #2 | COMPLEX CAT
  • 1年 | COMPLEX CAT

    格的に彼のターミナルケアに入ってから、このブログへのモチベーションも、このブログに書くことの多くと書こうとする意識も、自分の中から失われて、どうするかなって考えるのも面倒になってそのまま今日まで来た。

    1年 | COMPLEX CAT
  • チコのQOLと一年 | COMPLEX CAT

    彼は、大怪我でハンディを追っているので、そこから自力で回復したにはしたが、現状維持もだんだん難しくなるであろうことは、覚悟はしていた。

    チコのQOLと一年 | COMPLEX CAT
  • A broken cat dream | COMPLEX CAT

    ずいぶん前の話だが、人生において最悪の時間がしばらく流れていた時、繰り返し見る夢があった。繰り返し見た、といつても、三回ぐらいだったと思う。 全身、骨折だらけで身動きもできず、地に潰れたように落ちている子の姿だ。そしてそれが自分自身の姿と一瞬重なるのだが、子は悲惨な状態にあって、触れるのも避けたくなるほど汚れていて、死体なのか何かの生ゴミなのかも、分からないほどだ。 拾い上げられたところで目が覚めたこともあった。だからあまり夢見を覚えていない私でも、その夢は明確に覚えていて、何かモデルとして呼ばれるものがあるのか、わからないが、「壊れたの夢」として意識するようになった(夢見について検索すると’Dream about Cat Broken Leg’というパターンはあるらしいが、それとは違う気がする)。

    A broken cat dream | COMPLEX CAT
  • ナッチの物語 | COMPLEX CAT

    この保護されたルームの中で姉妹であるユッチとナッチが追いかけっこしていた。この時は、彼女たちが我が家の家族になるとは思わなかった。 ワイフベッタリのの15年を経て、私にも甘えるようになったナッチだった。顎周辺のリンパ腫は、ゆっくり彼女の体を蝕んでいっていたが、薬では抑えられなくなってきていた。1ヶ月前、一瞬これでお別れなのかって思うほど強い全脳癲癇の発作がいきなり出た。それまでは欲も普段の動きもほとんど変わらなかったので、まだ少し余裕があると思っていた。ナッチは、そこから急激に体調を崩していった。

    ナッチの物語 | COMPLEX CAT
    Unimmo
    Unimmo 2021/07/05
    また会おう。
  • Full of the joys of spring | COMPLEX CAT

    母はその後、二月末に、突然眠るようにこの世を去ってしまった。 その日も外のコロナ禍の騒ぎとは別世界のように、平常的にホームの一日が終わり、ケアのスタッフの方が声をかけようとした夕方に、母は穏やかに眠るような表情のまま、帰らぬ人となっていた。 その件は、エントリにも上げたのだが、年末の喧騒ゆえ、あまり精神状態の良くない時期でもあり、改めて母のことを思って考える時間は、その後にたっぷりとってある。彼女の遺影に、毎日、コーヒーとお菓子を備えていて、遺影の周りは、母の大好きだったのグッズだらけになっている。我が一族は、墓じまい、仏壇の魂ぬきなどがもっぱらの話題で、我が家にも仏壇を用意する予定はないけれど、母の遺影の置かれた空間だけで十分という気がしている。語りかける場としてはそれで私には十分だし、凄まじい少女時代を送ってきた彼女なりに、神も宗教も深い理解を示し、カソリックのシスターに、貴方、

    Full of the joys of spring | COMPLEX CAT
  • あなたの大切な猫が地震で飛び出した時のために | COMPLEX CAT

    福島県沖で13日に起きたマグニチュード(M)7・3の地震では、311被災地の方々には、被害をまたしても引き起こして、遠く離れた地にいる私が、簡単にお悔やみを申し上げたりしても、と思ったりしている。それでも家族と被災状況が再び重く乗せられた方々の様子を見ていて、こころから同情し悲しくなった。 その後、地震などでパニックを起こしたが逃げ出して見つからないという事例がSNSでも散見される。万能製品ではないが、可能であれば、事前に、以下の電波タグを購入して装着する方法もある。あくまで自己責任としてということわりは入れたくなるのだけれど、ご参考までの記事。

    あなたの大切な猫が地震で飛び出した時のために | COMPLEX CAT
    Unimmo
    Unimmo 2021/02/17
  • チコの王国 | COMPLEX CAT

    全盛期には3ha近くの領域をパトロールしていたチコだったが、高齢と怪我もあって、現在は、引退後わずかな花形公演を時々やったりしている舞台俳優みたいな状況ではあった。 最近、彼のテリトリーの多くを占めていたこの農地に測量が入った。ここも遠からず宅地に変わることがはっきりした。借りものの私の家庭菜園も、別の土地を探さねばならなくなった。 彼は王国の維持やテリトリー防衛の労力をもはや手放しているし、パトロールも、彼が望むこともあって、私たち家族の同伴がないと、できる状況ではない。外に出ても、かつて彼が駆け巡った畑の方向には、10回に1回も行かない状況なので、ここが利用できなくなっても、もはやトラブルを心配する状況ではない。 私だって、暖かくなったら、ここの菜の花を抜けて、日向ぼっこして、みたいなのを考えていたが、それは叶わなくなってしまったかもしれない。思えば、農地や千萱原ばかりだったこの地域は

    チコの王国 | COMPLEX CAT
  • 無事に年越し | COMPLEX CAT

    事故の後遺症などと闘いながら、なんとか、チコがチコらしい生活を送ることを家族で支えて、大晦日を迎えた。 彼の事故の後遺症の一つに排便がとても困難になったことがあるのだが、これもこの数週間は牛乳を彼ががぶ飲みすることで、どうやら、自宅での大変な浣腸処置を経ずとも、比較的、順調に排便がなされている。パタリと止まっていた、牛乳の飲用がなぜ急に再開したのかよく分からないが、この時期乳脂肪の割合が上がることとは、多分関係ないのではないかと思っている。で、彼が口にする牛乳製品は農協牛乳一点のみで、他の製品は全く受け付けないのも、チコらしいなというところだ。理由は不明だ。 今は数日おきに追いかけてくる状況となっているお通じは日々の生活で重大問題で、そのようにそれを済ませてもらうかというのが、最も頭を悩ませていることである。彼がうまく排便できていることは私たちにとっては、バンザイを叫ぶほどのGood ne

    無事に年越し | COMPLEX CAT
  • アナログオーディオ戦士たちが帰ってきた | COMPLEX CAT

    音楽をチコの寝る横で流すことを考えて、流しっぱなしは止めて、「今は、これを聴こう」的に明確な意思を持ってアナログ音楽ソースを聴ける状況が欲しくて、そこは予算の問題もあるので、アナログオーディオの中古を探した。 アナログオーディオとなれば、LPプレーヤー(ターンテーブルと言うべきか)、カセットデッキと云うことになる。ターンテーブルはテクニクスの誇るリニアトラッキングプレーヤーの眷属でもダイレクトドライブ方式で一番廉価なSL-DL1を手に入れたのは、以前のエントリでご紹介した。実際のところ、Technicsからは有名なジャケットサイズのL-10/15/7のシリーズ以外にも、相当数リニアトラッキングプレーヤーは出されていて、中古の個体だと状態、値段もかなりまちまちだが、メンテした個体は、未だに結構な値段になってしまっている。まあ、クオーツ制御でなく、それでもベルトドライブはやっぱり勘弁って思って

    アナログオーディオ戦士たちが帰ってきた | COMPLEX CAT
  • SONY DT 30mm F2.8 Macro | COMPLEX CAT

    SONY DT 30mm F2.8 Macro (SAM SAL30M28)は、APS-Cサイズに特化したというか、旧ミノルタのデジカメが基APS-Cサイズデジイチで、ちょうどルーセント・ミラー・テクノロジーによる液晶ファインダーを持つ機種などが出ていた2009年度頃のレンズだ。つまり現在のミラーレスの一つ前の前適応みたいなテクノロジーによるペンタプリズムが存在しているようなデザインのカメラをソニーが作っていた時代。 その写りは、値段から見たらご覧の通り、割と悪くないし、等倍マクロ撮影ができて一般撮影もそこそこ使える、APS-Cサイズで使われるため30mmの焦点距離は35mmフォーマット換算で、45mmの画角でいわゆる準標準マクロレンズということだ。

    SONY DT 30mm F2.8 Macro | COMPLEX CAT
  • 菜ノハナの花咲く畑で #2 | COMPLEX CAT

    検査の結果は良好で、なんと体重も増えてた。3.8kg。奇跡的に排便が自然にできるようになったことは、やはり主治医の先生も驚くと同時に喜んでいた。彼が自分で調整のためにガブガブ飲んでるホットミルクのおかげか、どれくらい検証できるか自分にはわからない。でも、そう思える。 調子は戻っているが、それでもムラいは激しく、各種、揃えても皿は無視され、何がべたいのかわからず、こちらもヤキモキすることが多い。この日は、天気が良かったが、風が強く体感気温が低いせいか、こちらから誘っっての外での活動は短かった。日に多い時は、春休み中の、息子たちにフォローさせて5回も6回も外に出かけていくのに。現在は、彼自身、勝手に外に出られなくなっている。保護者随伴必須の状態はもちろん、家のドアのある位置まで飛び上がれないのもある。しかし、この畑を行くチコの姿は、もう無理だとMRIの画像を見せられたとき思ったのが、もう

    菜ノハナの花咲く畑で #2 | COMPLEX CAT
  • Phenologyのゆらぎ | COMPLEX CAT

    1月の末であるが、梅が一斉に開花し始めた。梅の木の下に行くと、羽音がわんわんと聞こえる。ミツバチが出撃してきて採蜜を始めていた。この時期、動きが鈍いかと思えば、回避行動に長けた個体が多く、撮影に苦労した。 ミツバチだけではなく、メジロも頻繁に音連れていて、吸みつをしていた。季節性がずれてきていても、彼らの個体群の中で対応できる者たちは出現する。気候変動が叫ばれて久しいが、格的に、なんかちょっと違うなという事例が増えて、やがてそれに人も慣れていく。それでも、農作物含め多くの安全保障上の課題が増えていくだろう。豪州のとてつもない数の声明を焼き尽くす業火のような森林火災なども乾燥頻度上昇から避けられなくなっていくだろう。

    Phenologyのゆらぎ | COMPLEX CAT
  • チコにチコ鯛〜また一年 | COMPLEX CAT

    一年、毎月、毎月、クリニックに通いながら、よく頑張った。今年も、年末まで無事にたどり着いた。久しぶりに体重は減少せず。

    チコにチコ鯛〜また一年 | COMPLEX CAT
  • 28592727

    チコの状態をチェックしにやってきているカラスが現れるようになって、このまま放置はまずいなと思った。そこで、ちょっと実験をした。 チコの状態というのは、カラス自身がチコを襲ってもチコが反撃できるのかどうかという意味だ。物騒な話だが、そう疑う状況がいくつかあった。一番顕著だったのは、ある日から数日間、チコがものすごく警戒して、ゲートより先に出ていかなくなったのだ。偉丈夫で、去勢にもかかわらず、近所のを従えるほど、武闘派で、更に、GPSロギングによると数ヘクタールのテリトリーを持ち、あちこち駆けずり回っていた彼も、今は引退興行をたまにする老探偵みたいな日々を送っている。ハイエナのように集団で採餌する猛禽とも言うべきカラスによるフィジカルなアタックに対しては、若い頃のようには行かないだろう。チコのコンディションの変化を見切る能力はカラスにはある。日々、あらゆる場所で採餌機会をカラスは冷静に観察

    28592727
    Unimmo
    Unimmo 2018/09/01
  • あなた私の前から突然消えたりしないでね | COMPLEX CAT

    チコが若い頃は、ともかく天に昇るようなダイナミズムにあふれていて、どこに行ってしまうかわからないようなドライブ感がすごく強かった。実際に二度と戻って来られない状況から、2回ほど彼を助け出した覚えがある。今考えたら、どちらも近所で、彼がなにかやらかすかもとマークしていた場所だったので、割とすぐに見つけ出して、小さなトラブルで終わったが。 なんとなくだがなぜか『時をかける少女』の歌詞を思い浮かべたりした。今は、彼も歳をとり、そんな危なっかさはほとんど消えてしまった。 そして今、私が何日か戻らないようなフィールドに出かけていく前にチコの顔を見ると、彼の目は逆に私にそう言っているような気がしてならない。彼はいつからいつまで家に居ないのか知るすべはない。それは人間も終局的には何が起こるか分からず、同様ではあるが、当にちゃんと家族が戻ってくるかを知るすべも。 この渡辺レベッカさんの英語のカヴァーは、

    あなた私の前から突然消えたりしないでね | COMPLEX CAT
  • あなたがいつか話してくれた猫たちを僕らは訪ねて来た | COMPLEX CAT

    友人が農村自治体の農村地帯の中の家を購入してリフォームして、家族(3匹)で住み始めた。前々から遊びに行きたかったのと家族にも会いたかったので、ワイフと二人遊びに行った。子供たちはそれぞれやることが有って、この年になってようやく、家に残した子供たちの事ばかり考えずに二人で遊びに出ることができるようになった。二人だけで遠出することがそんなにストレスでなくなった。

    あなたがいつか話してくれた猫たちを僕らは訪ねて来た | COMPLEX CAT
  • April comes in like a cat | COMPLEX CAT

    春はのようにやってくるかどうか知らないが、お日様に照らされる庭を眩しそうに眺めているチコ。オオイヌノフグリの花が咲き始めた。 ヨーロッパ原産で明治期に入ってきたクワガタソウの仲間の外来種だが、小さく色も日人好みなのか、あまり邪魔者扱いされてはいないような気がする。この時期の蜜源として貴重なのかもしれないが、丈が矮小すぎてポリネーターは選ぶだろう。

    April comes in like a cat | COMPLEX CAT
    Unimmo
    Unimmo 2017/04/06