マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らは、テラヘルツ波と呼ばれる種類の電磁波を利用することにより、閉じた本の内容を読み取ることのできる画像処理方法を考案した。このチームは、積み重ねられた紙と、テラヘルツ波を短バーストで放射するカメラを用いて、9枚下までの紙に印刷された文字を正しく読み取ることができるという。 テラヘルツ波は、マイクロ波と赤外線の間に相当する電磁波の一種。化学物質によってテラヘルツ波の吸収率と反射率が異なるため、物質を容易に見分けることができ、非破壊材料分析に有効だ。これによって、紙上のインクで印字された部分と空白部分を区別することができる。カメラがテラヘルツ波を放射し、内蔵された検出器が反射を受信する。 現時点では、透視できるのは20枚下まで、文字を正確に判読できるのは9枚下までにとどまる。それよりも深くなると、信号雑音比(SNR)が高くなって信号がかき消されてしまう
現代、日本人でも江戸時代以前に書かれた「変体仮名」、「くずし字」を読める人は少ない。一説には、読める人が1万人を割ったともいわれている。文字とは、その国の文化歴史をひもとき、継承していくための大きな鍵、その読み手の喪失は大きな危機だ。そこで最近、スマートフォンを使ってゲーム感覚で学べるアプリやくずし字を解読するシステムが登場、話題となっている。それぞれ、あくまで学習の補助だったり、まだまだ精度に改善の余地があったりするが、専門家以外にも意外な需要があることが判明した…。(安田奈緒美) 解読するには「まず覚える」必要あり それでも大人気 平安時代から近世まで日本で広く使われていた「変体仮名」。例えば、ひらがな「け」に対して「介」や「希」「気」「計」「遣」など複数の字母、パターンがある。さらにそれら漢字が「くずし字」となってしまうため、現代、戦国武将の書簡や浮世絵に書かれた文字を読みたくても、
AIで聖書の起源に新たな光。機会学習ツールによってこれまでの理解が覆るかも2016.04.13 12:305,397 satomi 今から2,600年前、新バビロニアのネブカドネザル王がエルサレムを陥落する直前までユダ王国の南の国境を護っていたユダの戦士たち。その彼らが残した碑文を最新のデジタル筆跡鑑定技術で調べてみたところ筆者の人数が判明、聖書の起源に迫るブレイクスルーとして注目を集めています。 「聖書がリアルタイムで書かれたものではなく、後世に執筆・編集されたものらしいことはさまざまな研究で明らかになっていますが、具体的にいつ書かれたのか?というのはまだわかっていないのです」と米Gizmodoに語るのは、テルアビブ大学の数学者Arie Shausさん。 そこでShausさんらテルアビブの数学者・考古学者9名のチームが目をつけたのが、機械学習ツールです。とりあえずこやつで同時代の文字を調
ナノ構造のガラスにフェムト秒レーザーで5次元(5D)構造のデジタルデータを書き込み可能で、百億年以上にわたってデータをアーカイブできる「5次元データストレージ」をサウサンプトン大学が開発しました。 Eternal 5D data storage could record the history of humankind | University of Southampton http://www.southampton.ac.uk/news/2016/02/5d-data-storage-update.page Eternal 5D data storage could record the history of humankind | Optoelectronics Research Centre | University of Southampton http://www.orc.so
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