公開された試作機の画像の例。写真で立体感が再現できないのが残念だが、ツノは手前に迫り、後ろ足や葉っぱは奥行きを持って見えた。ディスプレイは、デジタルカメラの背面風イラストが描かれた筐体に埋め込まれていた 木に留まり、こちらにツノを向けるカブトムシ。ツノはぐっと手前に迫り、後ろ足や葉っぱは遠くに見える――シャープが4月2日に発表したタッチパネル対応の3D液晶ディスプレイは、明るく高精細な3D映像が裸眼で見られる。ゲーム機や携帯電話などさまざまな端末への搭載を想定。すでに複数の事業者から引き合いがあるという。 3D表示は「視差バリア方式」を採用。右目・左目用の画像を分けるための「視差バリア」を搭載した「スイッチパネル」と、液晶ディスプレイを貼り合わせた。視差バリアをオンにすると3Dで表示し、オフにすると2D表示に切り替わる。タッチパネルは静電容量式で、2点のマルチタッチに対応した。 同社は視差