Googleが先日リリースした「Nexus One」が象徴するように、Android搭載端末が増えている今日、iPhoneオンリーでいくかAndroidにも手を出すかはビジネス上の重要な分岐点である。本稿では、深津貴之氏によるNexus OneのレビューとAndroidを取り巻く重要な動きをお届けする。 筆者は、昨年独立して会社を立ち上げ、自社製品のiPhoneアプリを売っている。DroidやNexus OneなどAndroid搭載端末が増えている今日、iPhoneオンリーでいくかAndroidにも手を出すかはビジネス上の重要な分岐点である。筆者は今後の動向を見極めるべく、Google Phoneこと、Nexus Oneを入手した。シアトルから送ってくださったMasuiさんに感謝しながら、以下、ざっと触ってみた雑感を中心にお届けする。 工業製品としてのNexus One 第一印象としては、
かねてからの噂どおり、グーグルは1月5日、Android OS 2.1搭載を搭載した独自のスマートフォン「Nexus One」を発表した。HTCと協力してデザインした端末で、SIMロックフリー版の提供や、3.7インチ(480×800ドット)の有機ELや、従来のAndroidベースのスマートフォンに比べて高速な1GHzのSnapdragon(ARM)を搭載するなど、注目の製品だ。 グーグルがハードウェアビジネスに参入したという点や、ソフトウェア(サービス)面でも、注目ポイントが多いが、iPhoneとの競合という側面から考えたときに、Nexus Oneで目を惹くのはAdobe Flash 10.1の動向だ。Nexus One発表のタイミングに合わせてアドビ システムズが公開したビデオを見る限り、早期バージョンのFlashは、すでにスムーズに稼働している。Flash 10.1はGPUを活用する
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