吉田牧場(よしだぼくじょう)は、岡山県加賀郡吉備中央町にある酪農牧場 兼 チーズ生産工房(フェルミエ)。繋養牛の乳を使用したナチュラルチーズを製造し、全国のレストランや一般に向けて販売している。 歴史[編集] 1984年、岡山県御津郡加茂川町(現:吉備中央町)に吉田全作が「吉田牧場」を創業。 吉田は北海道大学農学部を卒業後、農協関連団体に勤務していたが、雑誌『暮らしの手帖』に掲載されていた、フランス・ノルマンディー地方でチーズを手作りする老夫婦の紹介記事を読んだことをきっかけとしてチーズ作りに興味を抱いた。それまでの職場では希望と異なる職種の部署へ配属されていたこともあり、4年余りで脱サラし、開業まで郷里の岡山で酪農研修を積んでいた。 開業当初からチーズ製造を目標としていたが、資金や施設の都合から数年間は農協の下請けの形で牛乳を生産していた。以後、農協の増産方針に従って牛の繋養頭数を増やし