福島第一原子力発電所1号機で東日本大震災の翌日に冷却のための海水注入が一時中断していたとされる問題について、「東京電力」は26日、「発電所の所長の判断で注水を継続していたことがわかった」と発表した。これまでは「菅首相の了解が得られていなかったため、試験注入開始から約20分後に一時注水を中断した」と説明していた。政界の反応は以下の通り。 今回の発表を受け、枝野官房長官は「(正確に報告してもらわないと)我々も対応に苦慮するし、何よりも国民が疑問、不審に思う」と述べた。 また、「菅首相が中断を指示したのではないか」と追及していた自民党・谷垣総裁は「一体何が行われているのか、何が真実なのか。事実説明の迷走に開いた口がふさがらない」「事実関係の説明がクルクル変わるようでは、日本の信頼が回復できるのか憂慮する」と述べ、政府の対応を批判した。
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