本コラムの第44号(平成27年4月号)で取り上げました「UBER」ですが、新たなサービスを日本でも開始したようです。 新たなサービスとは提携したレストランなどの料理を指定場所に届ける宅配サービス「ウーバー・イーツ」というものです。日本では東京都内の渋谷区や港区でスタートしているようです。 今回はこの「ウーバー・イーツ」について、法的・許認可的視点から見てみようと思います。 【ウーバー・イーツとは?】 サービスを提供している会社は、アメリカの配車サービスアプリ大手のウーバーテクノロジーズの日本法人ウーバージャパンのようです。 このウーバーは、昨年福岡で配車サービス「ライドシェア」という一般ドライバーの乗用車に相乗りをする実験をしたところ、道路運送法に抵触する可能性(白タク)があるとして、国土交通省から中止の行政指導を受けました。道路運送法に抵触するとは、有償での旅客の運送は許可が必要だとされ