free3ヶ月間中国の上海で仕事してきた。元々、ソフトウェア関連業界で働いていたから何度かオフショア開発も経験した。それらの開発は、案の定、迷走し厳しいプロジェクトになった。その時の上司は、賢い人だったので、一つ一つ対策を実施した結果オフショア開発でも炎上しない環境を作り上げることはできた。しかし、その時ですら、日本側での資料作成作業、受入テスト作業、中国側の優秀なエンジニアのアサインなど、多くのコストアップという犠牲を払っていたため、オフショア開発の目的である金銭的なうまみは、ほとんど出ていない状況になっていた。 それまで中国側の開発現場を生で見たことは無かった。多くのオフショア開発の問題点である品質の低下、認識のズレからくる間違った実装などを、どう理解してよいかわからなかった。「中国はだめだ」という結論は、安易すぎるし、あまり利口な考えではないというのは感じていた。その理由というか結論