環境先進国として世界に再生可能エネルギー幻想をまき散らしてきたドイツが、ウクライナ戦争で窮地に陥っています。 国内で再エネを推進する代償としてロシアの天然ガスに依存してきたドイツ。脱炭素という世界戦略がパリ協定の発効などで成功したと思った矢先の晴天の霹靂。 経済合理性の無い政策のツケは自ら払うことになるでしょう。 越境する環境倫理学―環境先進国ドイツの哲学的フロンティア 作者:コンラート オット,マルチン ゴルケ 現代書館 Amazon ◎ニュースのポイント ◇ドイツを自滅へ追い込む緑の党 ◇日本の環境左翼が妙におとなしい ◎ニュースのポイント ウクライナから、支援が不十分だと批判されてきたドイツのショルツ首相が、国内でも難局に立たされている。 ショルツ氏の社会民主党(SPD)と連立政権を組む緑の党や自由民主党(FDP)が、戦車など大型兵器のウクライナへの供与を要求。SPD内では慎重論が根