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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/semi_colon (9)

  • 3万年前のDNAから抗生物質耐性遺伝子が見つかる - 蝉コロン

    科学, ゲノムSuperbugs Predate Wonder Drugs - ScienceNOW細菌「持ってたわー。その抗生物質への耐性3万年前から持ってたわー」面白いかと思ったセリフ改変が書いてみるとやたら説明的でがっかりした。ええと、言うまでもなく抗生物質は細菌感染の治療に多大な貢献をしているわけですが、一方で耐性菌の出現も問題になっております。今回の論文はそういう薬剤耐性菌が三万年前にすでにそこら辺にいた可能性を示しています。 http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature10388.html "Antibiotic resistance is ancient" Nature, Published online 31 August 2011僕的には最近お気に入り*1のメタゲノム解析。カナダのユーコン準州

    Weintraub
    Weintraub 2011/09/02
    ”実は超古代文明が抗生物質を使っていた!みたいなことは論文には示されていなかった。”・・・ΩΩΩ<お、おう・・・
  • なぜ我々は動物を動物として認識できるのか - 蝉コロン

    科学感情を司る扁桃体の知られざる役割。「ブラッド・ピットは動物ではありません」ScienceShot: Brad Pitt Is Not an Animal - ScienceNOWという面白そうなタイトルにつられて読んだら、いろいろ考えてしまう実験だった。 http://www.nature.com/neuro/journal/vaop/ncurrent/full/nn.2899.html "A category-specific response to animals in the right human amygdala" Nature Neuroscience. 2011 Aug 28.被験者はてんかん患者41人で扁桃体に電極を入れて神経活動をモニターする。という方法で驚いたんだけど、薬物療法の効かない難治性てんかん患者は外科手術を必要としていて、頭蓋内に電極を留置して発作の検出で

    Weintraub
    Weintraub 2011/09/01
    萌え絵を見せてどう反応するか・・・
  • 未熟児の脳損傷と回復のターゲット - 蝉コロン

    科学 新生児の脳損傷を回復 (Nature Neuroscience): NPG Nature Asia-Pacific URL2011-06-27 10:16:30 via bitly 未熟児と脳の損傷新生児医療の発展により命が助かる早産未熟児が増えたが、一方で脳に損傷が残る問題も大きくなっている。妊娠6ヶ月半以前に生まれた子どもの20%が脳にダメージがあるという。未熟児は肺の機能が弱く、また妊娠満期産でも新生児仮死により低酸素性虚血性脳症になる場合がある。これは脳性麻痺や認知障害の原因となり、現在のところまだ有効な治療の決め手がない。 脳で何が起きているか脳や脊髄の白質では神経細胞の伸ばした手がミエリンによってコーティングされているが(電線を絶縁体で覆っている電気コードに例えられる)、酸素が足りないとこのミエリン鞘の形成が阻害され、低酸素性虚血性脳症になる。また、自己免疫疾患である多発

  • 有性生殖の意義とそれを完全に捨てた生き物 - 蝉コロン

    動物, 科学, 生殖有性生殖はいろいろコストがかかる。オスとメスがいなければならない。ひとつの種で二種類の個体を産みだすのはいかにも大変そうだ。オスにとってお得な形質がメスにとって不利みたいなコンフリクトも起こる。それに生殖細胞は減数分裂という特殊な細胞分裂がある。ああ、高校で習った時から減数分裂苦手だったなあ。半数体になるのはいいけど、組換えとかなんとかややこしい。なんであんなシステムができたのか僕にはさっぱりわかんない。精子と卵ができたら、受精とそれに辿りつくまでの超めんどくさい過程を経なければならない。ああ、めんどくさい。人類全部は補完しなくてもいいけど、男女くらいは補完しちゃった方がいろいろ楽じゃないかしら。 有性生殖なんで高いコストを払って有性生殖なんてものを採用しているのかといえば、それは多様性のためと考えられている*1。同種内で遺伝情報をシャッフルする仕組み。例えば一組の夫婦

  • ハネジネズミかわいい - 蝉コロン

    動物英語ではelephant shrewといってゾウトガリネズミとなるんだけど、実際のとこトガリネズミとは系統は遠いらしい。なので誤解を避けるために詮議した結果、sengiとも呼ばれる。ネズミの仲間ではなくて、ハネジネズミ目(長脚目)ハネジネズミ科で独立している*1。アフリカ獣上目というのに属している。アフリカ獣上目にはゾウもいるので、ゾウの祖先もこんな感じだったのではないか!!!と思いたいけれどさすがにちょっと離れすぎているようですね。岩狸の方がゾウに近い。岩狸? 最近新種が発見されたらしく、記事を書こうと調べてたら、ケニアで新種の大型ハネジネズミ発見? (ナショナルジオグラフィック 公式日語サイト) - Yahoo!ニュースに詳報が出ていたので、僕からは特に何もありません。。。ただただハネジネズミの鼻を愛でるのみです。 Giant elephant shrew

  • 紅葉した葉を緑に戻す絵描き虫 - 蝉コロン

    科学絵描き虫、「三度の飯より絵を描くことが好きな人」という意味では無い。英語だとleaf miner「葉っぱの炭鉱夫」と呼ばれている。幼虫が葉に潜り込んで中の葉肉組織だけをべるというタイプ。表皮はそのまんまなので外から見ると、幼虫の通り道だけ跡が残ってラインを引いたように見える。字書き虫とも言うそうだ。ハエ、ガなどにこういう生活様式な種類がいる。by Alan Vernon Bacteria Bring Leaves Back From the Dead - ScienceNOWリーフマイナーなガの一種であるPhyllonorycter blancardellaの幼虫。こいつは秋に黄色くなった林檎の木の葉っぱに潜っているのだけれども、その部分は緑色に変わるのだ。この"グリーンアイランド"なとこは実際に光合成活性がある。つまりこの幼虫は紅葉した葉を緑に戻してべられるようにする技を持つのだ

  • コンピューターはクラッシュする。生物はしない。話のわかるやつだ。 - 蝉コロン

    科学Linux vs. Genome in Network Challenge | Wired Science | Wired.comコンピューターのシステムは脆弱である。生物は頑強だ。エヘンエヘン。no titleゲノムをOSと見立てて、大腸菌(E.coli)とLinuxの情報ネットワークを比べてみた。 大腸菌の転写制御ネットワークはピラミッド型。少数のマスタースイッチ的な遺伝子がトップにあって、中腹にmiddle managersがいて、裾野には互いにindependentに働く多くの機能が存在する。Linuxのコールグラフ(プログラムコードのネットワーク)はどちらかというとひっくり返ったピラミッドであたまでっかち。トップにたくさんのプログラムがあって、そんなに多くないサブルーチンを呼び出している。モジュールがいっぱいあって高度にオーバーラップしている。船頭が多くてワーワー言ってるうち

    Weintraub
    Weintraub 2010/06/07
    互いを捕食し合う遺伝子的プログラムを持った多種多様なOSを1つの壺に入れて生き残ったOSが最強の・・・(´・ω・`)
  • ちんこがもげる変ないきもの - 蛸コロン - 蝉コロン

    動物前エントリでは、大事なところがもげる変ないきものとしてパロロというゴカイを紹介しましたが、今回は正真正銘のちんこがもげるといっても過言ではない生き物の話をしたいと思います。にわかには信じられませんが一体どういうことなんでしょうか、詳細は以下から(GIGAZINE風)続きを読む 詳細はイカから。wikipedia:交接腕によると、交接腕(こうせつわん)は頭足類の雄が雌に精子の入った精包を受け渡すために特殊化した腕。陰茎の役割を果たしており、精包を乗せるための溝がある。とあります。受け渡すというのが奥ゆかしくて素敵な感じがしますが、よそで見た記述ではイカはぶっかけ系みたいです。タコが受け渡し系。いずれにしてもこれは間違いなくちんこですね。足(腕)だと思っている物のうち一か二はちんこです。え、二もあるのか。そうか。そういやサメも二あるとか言ってたな。いっぽんでもニンシン。ところでそし

    Weintraub
    Weintraub 2010/02/13
    (ノ'A`)ノ. . (U)
  • 新型インフルエンザにあんまりひどいめにあわずに済んだ理由 - 蝉コロン

    季節性インフルエンザ。毎年流行る、ヒトの免疫をくぐり抜けられる抗原性が変化したウイルスが選択され続ける。新型インフルエンザ。ブタからでてきたばっかりの新人。ヒトの免疫からの攻撃を初めて受ける。 ウイルスv.s.免疫機構は、ウイルス表面の抗原を認識できる抗体があるかないかの勝負になる。ウイルスは自分の情報を書き換え続け、免疫はウイルス情報をアップデートし続ける。 今回の新型インフルエンザはH1N1。これまでH1N1で流行したのはスペインかぜとソ連かぜ。スペインかぜは1918-1919年だが、ウイルス自体は1957年くらいまであった*1。今はもういない。ソ連型ウイルスは1977年に出現して現在まで季節性として流行。今でもいる。 H1N1についてヒト集団の持っている抗原情報は50年前のスペインかぜウイルスのと、30年前から現在まで繰り返しアップデートされているソ連型ウイルスの。ヒトは感染して免疫

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