令和4年度東京大学学部入学式 祝辞 多くの困難を乗り越えて、この度の東京大学へのご入学、誠におめでとうございます。 この約2年の間、コロナという未知のウイルスによって皆さんの日常が昨日までとは全く違う現実を余儀なくされることになりました。そんな中で今日という日を迎えられましたこと、大変悦ばしい時間を今、この瞬間、噛み締めておられるのではないでしょうか? 今日は、手放しでその喜びを全身に受けて、お過ごしください。 さて、そうはいっても、明日からの日々は、その喜ばしさに胡座(あぐら)をかいているわけにはいきません。かつてカンヌで、その年世界で一番これからを期待される新人に贈られる賞を受賞した時、フランス人の担当者が私に同じようなことを言ってくれました。今日はこのトロフィーを掲げて、大いに喜んでいればいい。けれども明日からはまた0から出発する。賞の上に胡座をかいていては、それ以上の成長はないのだ
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の1か月前、2022年1月、私はウクライナの首都キーウに滞在していた。ウクライナの公共放送に対する支援を締めくくるための訪問だった。 私は長年NHKの記者として勤務し、その後、NHKインターナショナルというNHKの関連団体で、国際協力の仕事を続けてきた。この団体では、諸外国の“公共放送”づくりのための人材育成、放送局支援の事業などをおこなっている 。旧ユーゴスラビアのコソボやアフリカの南スーダンでも支援を展開しているが 、ウクライナでは“国営放送を公共放送に転換するための支援”を、5年間にわたって行ってきた。 私は責任者として、5年間で合計12回、ウクライナを訪問した。 キーウ市内(2021年9月)キーウは美しい都だ。世界遺産のソフィア大聖堂など歴史的建造物が多く、クラシック音楽やバレエが盛んで、芸術と文化の香りが街中にあふれていた。 2021年秋からロシ
フランス大統領選の第1回投票が10日に行われ、即日開票の結果、中道の現職、エマニュエル・マクロン大統領(44)が首位、極右「国民連合」のマリーヌ・ルペン氏(53)が2位となるのが確実になった。いずれも過半数に届かないため、両氏による決選投票が24日に行われる。新型コロナウイルス対策や外交政策への評価が高いマクロン氏を、減税などを主張し「生活者目線」を強調するルペン氏が猛追する構図となっている。一方、伝統的な保革2大政党の退潮が明確になった。 ルペン氏が最終盤で勢い加速 決選投票でのマクロン氏とルペン氏の対決は、前回の2017年大統領選と同じ顔合わせとなる。 開票作業は終了し、仏内務省の発表によると、得票率はマクロン氏が27・8%、ルペン氏が23・1%。 3位以下は、急進左派のジャンリュック・メランション氏(70)が21・9%▽極右のエリック・ゼムール氏(63)が7・0%――など。中道右派・
私たち、物語の書き手と映画業界は、特殊な関係にあります。私たちは、映像化のお話をいただき、許諾することはできても、制作に関わることはほぼありません。演者の方々が登場人物に息を吹き込み、想像でしかなかった物語がスクリーンに映し出される感動は、作者として何にも代えがたい幸せです。けれどそれが、どのような環境で作られるか、私たちは知り得ないのです。 原作者の名前は、映画の冒頭にクレジットされ、その作品がいかなるものであっても、自分の生み出した物語である責務を負います。映画制作の現場での性暴力・性加害が明るみに出たことは、原作者という立場で映画に関わる私たちにとっても、無関係ではありません。不均等なパワーバランスによる常態的なハラスメント、身体的な暴力、恫喝などの心理的な暴力等が、業界の体質であるように言われるなかで、今回、女性たちが多大なリスクを背負って性被害を告白したことは、業界の内外を問わず
例のハフポスト記事で「見たくない表現に触れない権利」を主張した専門家の方.実は,昨年の東京都の男女平等参画推進総合計画では,委員として逆に批判的な発言をしていた. (背景)東京都は「公共空間において不快な表現に接しない自由」を東京都男女平等参画推進総合計画に盛り込もうとしていたが,パブコメで表現の自由の観点からの反対意見が多く寄せされた.そのため,事務局はお詫びし文言を削除することになった.以下はその報告がなされた部会の議事録である. 東京都男女平等参画審議会 第5回男女平等参画部会 議事録より,以下抜粋(強調は筆者). https://www.seikatubunka.metro.tokyo.lg.jp/danjo/shingikai/files/0000001567/5danjyobukai.pdf ○治部委員 ありがとうございます。 私も是枝委員と同じ趣旨だったんですけれども、ちょっ
京都市保健所は、市内の子育て支援施設で、ニラと間違えてスイセン類の植物を食べ、子ども12人が食中毒になったと発表しました。 7日、京都市保健所に子育て支援施設から「給食を食べた園児が嘔吐した」と連絡がありました。 施設では昼食に「ニラのしょうゆ漬け」を出しましたが、それを食べた子ども・職員計77人のうち、4~6歳の12人が嘔吐・発熱の症状を訴えていました。 保健所が残っていた料理を調べたところ、使われていた植物はニラではなく、スイセン類だったことが判明。 症状や食事の提供状況から、この給食が原因の食中毒と判断しました。 保健所によりますと、この植物は施設内で栽培されたもので、職員は「数年前に知人からニラだと言われて譲り受けた」「以前に大人が食べたが、異常はなかった」と説明しているということです。 12人は11日時点で、全員が回復しています。 ニラとスイセン類の取り違えによる食中毒は、京都市
エマ・ワトソン、パリス・リーの質問に答える 映画『ハリー・ポッター』のハーマイオニー・グレンジャー役でブレイクし、フェミニストとしてUN Women親善大使も務めるエマ・ワトソンが、2020年に豪Vogueを相手に行なったインタビューの動画がインターネット上で注目を集めている。 "That's another human being" Emma Watson shining a light on how many of us cisgender women feel. This is true feminism and sisterhood ️⚧️#TransWomenAreWomen #TransRightsAreHumanRights pic.twitter.com/hDBy7tK68t — Amz (@AnxietySugar_) April 9, 2022 このとき、Vogueに
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