カメラもそうだけど、もともと、考えたり迷ったりするより「やってみないとわからない」ってタイプなんですね。プライドを捨てて、わからないことは聞くのが大事。どうしてもダメなら、そこでやめたっていいんですから。【体験談】西本喜美子(写真家・92歳) 西本喜美子(にしもと・きみこ)1928年生まれ。46年に美容学校を卒業、美容院を開業。50年に競輪選手に転身し、55年に引退、結婚。専業主婦として3人の子を育て上げる。97年、長男のアートディレクターで写真家の和民氏が、熊本で写真教室「遊美塾」を開校すると、2000年に自身も入塾。72歳でカメラを始める。ユーモアあふれる自撮り写真が人気を呼び、11年、熊本県立美術館分館で初個展を開催。16年、88歳にして初写真集『ひとりじゃなかよ』を発刊。翌年に東京で開いた個展では17ヵ国のマスコミから取材を受ける。受賞多数。18年にインスタグラム(@kimiko_