論理学と本の紹介に関するYOWのブックマーク (6)

  • 三浦俊彦『虚構世界の存在論』 - logical cypher scape2

    分析哲学のアプローチによる虚構世界論。 と言われたところで、ほとんどの人には何のことかさっぱり分からないだろうが、問題設定自体はそれほど難しくない。 哲学には分析哲学と呼ばれるジャンルがある。 このジャンルは、もともと言語哲学というところから端を発しており、文が何を意味しているのか(真か偽か)を明らかにすることを目的の一つとしている。 そんな分析哲学、言語哲学にとって、厄介な文がある。 「シャーロック・ホームズの背中にはホクロがある。」 多分、コナン・ドイルのホームズをどれだけ読んだところで、この文が真か偽か分からないだろう ところで、この文は以下の文とは異なることに注意しよう。 「坂龍馬の背中にはホクロがある。」 やっぱり坂龍馬の伝記をどれだけ読んだところで、多分真か偽かは分からない。 しかし、坂龍馬に関していえば、彼の背中にはホクロがあったかなかったかどちらかである、ということは

    三浦俊彦『虚構世界の存在論』 - logical cypher scape2
    YOW
    YOW 2008/12/07
    >虚構世界とは現実世界と最も近い最小離脱世界であるとの考えから、虚構世界も論理的に閉鎖しており且つ矛盾は認められないとの結論。強い矛盾を認めてしまうと任意の命題全てが真になってしまう。/諸説概観
  • ジャッケンドフ「意図と意志的動作」を訳読してみよう (2):§8.2 - left over junk

    2008-04-05 optical_frog 2008-04-05 通りすがり 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 @minorimironim 2009-02-11 @minorimironim 2012-06-02 optical_frog 2012-06-02 toohuudoo 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 dh 2012-12-31 optical_frog 2012-12-31 ponchi 2012-12-31 optical_frog

    YOW
    YOW 2008/11/07
    の参照。>「出来事」や「動作」はより上位の階層である「状況」に属している.出来事は「起こる」(happen) が状態はそうでないという事。〈行為者〉は別にに意図的でなくても・意図的に動作する能力がなくてもいい .
  • 2007-12-18

    昼&夕。 「行為の志向性」in 黒田亘『行為と規範』 ウィトゲンシュタインは偉かった 『哲学的文法』isbn:4469110132 における「志向作用」(Intention)の考察: 願望、期待、探求、希望、恐れ、といったような、まだ現実になっていない事態を目指す体験 すなわち志向とその充足(Erfüllung)の際立った対照をもって基性格とする諸体験について彼が得た洞察はこういうものだった。 たとえば私が友人N君の来訪を心待ちにしている場合、この期待を満足させる事実は、N君の来訪というその事実のほかにはない。 期待とその満足、という二つの事実を結び付けているのは「N君の来訪」という同一の記述である。 すなわち 志向作用とその対象の間の関係は記述の同一性という概念的、文法的な性格の関係であって、 これは原因と結果の外的、偶然的な結合関係とは根的に異なる 、という。それまではもっぱら現

    2007-12-18
    YOW
    YOW 2008/01/21
    >それまではもっぱら現象学的意識記述の主題とみなされていた志向性ないし志向的関係に対し、あらたに言語論的な解明の道筋を示したものとして、ヴィトゲンシュタインのこの洞察は貴重/デイヴィッドソンの因果言明
  • Amazon.co.jp: 言語ゲームと社会理論―ヴィトゲンシュタイン ハート・ルーマン: 橋爪大三郎: 本

    Amazon.co.jp: 言語ゲームと社会理論―ヴィトゲンシュタイン ハート・ルーマン: 橋爪大三郎: 本
    YOW
    YOW 2007/09/13
    これも一緒に買いますた。ルール概念巡って、H.L.A.ハートとヴィトゲンシュタインとルーマン同時にやってるのでお特だなと。/著者は、ルーマンについては「ハートの仕事で十分だろう」という感じで否定的。
  • 可能世界・人工知能・物語理論 (叢書 記号学的実践) | マリー=ロール ライアン, Marie‐Laure Ryan, 岩松 正洋 |本 | 通販 | Amazon

    可能世界・人工知能・物語理論 (叢書 記号学的実践) | マリー=ロール ライアン, Marie‐Laure Ryan, 岩松 正洋 |本 | 通販 | Amazon
    YOW
    YOW 2007/09/13
    様相論理学の手習いにあたり、結局これを選択しました。本屋で他のと見比べて、今のオラの興味に一番P!とくる感じした。
  • ソール・クリプキ『名指しと必然性』 - logical cypher scape

    名前の「指示」と同一性について、クリプキの講義を書籍化したもの。 もとが講義であるために、厳密な論証が続くというわけではなく、口語体での説明が書かれている。それ故の読みやすさと読みにくさがある。 フレーゲ−ラッセルから続く「記述説」に対する反論がなされていくわけだが、それに先だって、まず「アプリオリ」「アポステリオリ」と「必然的」「偶然的」といった概念の整理がなされる。 クリプキは、ともすると同義語と使われがちな「アプリオリ」と「必然的」という言葉は区別されなければならないという。「アプリオリ」とは認識に関わり、「必然的」とは一種の形而上学に関わる語である。アプリオリに知られる偶然的な知識もあれば、アポステリオリに知られる必然的な知識もある。後者の代表的なものは数学についての知識である。数学の定理の証明などは、アプリオリに知られることはない。計算などを通じて、アポステリオリに知られる。例え

    ソール・クリプキ『名指しと必然性』 - logical cypher scape
    YOW
    YOW 2007/08/17
    >心脳問題については、クリプキなりの解決策というより、心脳問題に関し同一説を主張する人達の使うアナロジーの不備を指摘。彼の同一性は形而上学の領域にあり、認識的状況において同一でも、それは同一ではない
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