ブックマーク / sakstyle.hatenadiary.jp (20)

  • 小倉涌個展 二月革命 - logical cypher scape2

    小倉 涌さんの個展『二月革命』見に行きました 込められてる情報量がすごい! オデッサの階段シーンの迫力! pic.twitter.com/IHJaveB483— シノハラユウキ (@sakstyle) 2018年9月29日 6年ぶりの個展 以前は、マッカーサーがテーマでしたが、今回はロシア 皆殺しの天使青い肌で描かれた少年たちが、黙示録のラッパを吹き鳴らしている 後ろの壁には、白黒になったマレーヴィチの作品がかけられている 阿呆女たちの舟タイトルをメモるのを忘れたので、こういうタイトルだったと思うのだけど、微妙に違うかも 大きな赤い機械が目立つ。 エイゼンシュテインの作品で、農機具か何かのこういう回転する機械がモンタージュされるカットがあったような記憶がうっすらとあるのだけど、これってそれだろうか と思ったけど、これ第三インターナショナル塔か また、その手前にある棒に、消印のようなスタンプ

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    YOW
    YOW 2018/10/02
    シノハラユウキさんのブログ。ありがとうございます!
  • 『フィルカルVol.3 No.1』 - logical cypher scape2

    分析哲学と文化をつなぐ雑誌通巻5号 急にこれまでの倍くらいの分厚さに 今回は、分析美学の論考が2に、前号の「大森靖子と推論主義」に対するリプライ、イベントのレポート記事などもあって盛りだくさんとなっている。 また、号に「創造と複製-芸術作品の個別化-」を投稿した岩切啓人、「スーパーヒーローの概念史-虚構種の歴史的存在論-」を投稿した高田敦史、ならび にコメンテーターとして森功次が登壇したトークイベントが、4月21日に田原町の書店「Readin’ Writin’」にて開催された。 このイベントについても、各論文のページで簡単に触れる。 4月21日にトークイベントを開催します。 | フィルカル 哲学への入門 デヴィッド・ルイス入門 第2回 反事実条件文(野上 志学) 研究への招待 論文「T. M . スキャンロンと価値の責任転嫁説明-「理由への転回」の里程標-」(岡 慎平) イベント「哲

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  • 日大哲学WS「美的経験、再考!」 - logical cypher scape2

    金曜日に行われていたワークショップだが、自分は行くことができなかった。 しかし、提題者の方々がみな配布資料をアップしてくださっていたので、それらを読んだ。 いずれも、日常的なことと関わるようなことを検討していて、美学の面白さが出ていると思う。 こういうこと確かにあるよな、ということについて整理される感じの面白さ 森功次「美的選択:伝統的美学理論からの逸脱とその影響」 松永伸司「スノッブのなにが悪いのか」 青田麻未「観光者・居住者の疎外――環境美学における美的経験論再考」 高田敦史「美的価値と行為の理由」 2018/3/16(金)日大学、ワークショップ「美的経験、再考!」(要旨つき告知) - 昆虫亀 森功次「美的選択:伝統的美学理論からの逸脱とその影響」 Dropbox - 日大ワークショップ、美的選択、森功次.docx 近年、伝統的な美学理論に対して、日常生活についての美学というのが登場

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    YOW 2018/03/20
  • 5/1文学フリマ東京にて『フィクションは重なり合う』発行 - logical cypher scape2

    3年ぶりに文学フリマに参加します! 今回は、筑波批評ではなくシノハラユウキの個人誌で *1 『フィクションは重なり合う――分析美学からアニメ評論へ――』 シノハラユウキ A5・188ページ、700円 文学フリマ開催概要 開催日  2016年5月1日(日) 開催時間 11:00〜17:00予定 会場     東京流通センター 第一展示場*2 アクセス 東京モノレール「流通センター駅」徒歩2分 一般来場 当日の一般来場は無料です。出店者カタログ無料配布(先着・無くなり次第終了) ブースは「チ-24」 文学フリマwebカタログ(シノハラユウキ) 配置図 『フィクションは重なり合う――分析美学からアニメ評論へ――』 書は、長編評論「フィクションは重なり合う――分離された虚構世界とは何か」と付録「二次元アイドル比較」の二部構成となっています。 フィクションは重なり合う――分離された虚構世界とは何か

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  • ロバート・ステッカー『分析美学入門』 - logical cypher scape2

    その名の通り、美学の入門書であり、複数のトピックについて基的な議論が紹介され、各章末には練習問題と参考文献が付されている。 また訳注も充実しており、時に、いわゆる分析哲学における議論の進め方についての一般的な解説とでもいうべきようなものまで書かれている。 あと、表紙のデザインがよい。 ちなみに原題は、Aesthetics and the Philosophy of Art: an Introductionであり、分析美学の名はない。「現代英語圏における美学と芸術の哲学」といった方がよりよいのかもしれない(とはいえ、近年では非英語圏でもこのスタイルでの研究があるということで、この言い方も正確ではない)。 さて、美学と芸術の哲学ということで、書も二部構成となっていて、一部が美学、二部が芸術哲学となっている。 Ch.1 はじめに 第1部 美学 Ch.2 環境美学――自然の美 Ch.3 〈美的

    ロバート・ステッカー『分析美学入門』 - logical cypher scape2
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    YOW 2013/10/18
    「複数のトピックについて基本的な議論が紹介され、各章末には練習問題と参考文献が付されている」
  • 『美学芸術学論集(特集:脳/美学――脳科学への感性学的アプローチ』神戸大学芸術学研究室 - logical cypher scape2

    レポジトリからpdf落として読めたので、読んでみた。神戸大学学術成果リポジトリ Kernel 神経美学のシンポジウムが近いのでその予習、と思ったからというわけでもなくw たまたま、じゃぶらふきゅーさんに教えてもらったので 『歌うネアンデルタール』そろそろ読まないとなー 井上研「脳画像の認識論と神経美学」 fMRIによる脳機能イメージング画像を用いた研究について、逆向きの推論について注意、というような話 fMRIによって得られた画像から何らかの主張を引き出す際の推論は、演繹的ではなく、飛躍がある。飛躍があるからといってそれが直ちによくないというわけではないが、注意しなければならないものもある。 そうした注意すべき飛躍として、逆向きの推論というものがあげられる。 まず、順向きの推論。被験者がXという行為をした時、部位Aが反応している画像が得られた。ならば、Xという行為によって部位Aが反応する。

    『美学芸術学論集(特集:脳/美学――脳科学への感性学的アプローチ』神戸大学芸術学研究室 - logical cypher scape2
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    YOW 2013/09/12
    本『歌うネアンデルタール』とな
  • 川畑秀明『脳は美をどう感じるか』 - logical cypher scape2

    神経美学の一般向け紹介の。 似たタイトルのとして、セミール・ゼキの『脳は美をいかに感じるか』があるが、ゼキは川畑の師にあたるらしい。 筆者の専門は心理学であるとのこと。 神経美学とは、脳科学的アプローチによって芸術鑑賞や制作について迫るというもの。芸術として扱われるものは、書においては、基的に絵画。 各章ごとにテーマが分かれていて、ちょっと雑学集っぽくなっている。心理学で知られている○○効果が、絵画の鑑賞や制作においてはこういうところで見られるというようなことが、いくつも並んでいる感じ。 第一章 アートの脳科学とは何か ロスコ・ルームでの筆者の体験の話から。ロスコの絵と、トロクスラー効果 ゼキ「優れた芸術家は、優れた神経科学者である」(脳の振る舞いを生かした表現をしている) 絵画鑑賞時の視線の動き 視線方向についての実験(視線方向にあるものにより注意が向かう、また、より好ましく感じ

    川畑秀明『脳は美をどう感じるか』 - logical cypher scape2
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    YOW 2012/12/07
    「こういう神経美学的な路線自体は全然ありだけど、V1がよく反応したから一体何とも」「今の哲学者美学者で、物理主義を取るにしても、同一説をとるような人はもういなくて、スーパーヴィーニエンスなのかなあ」
  • カイヨワ『遊びと人間』 - logical cypher scape2

    ミミクリについて知りたくなったので読んでみた。 人類学的な実例が色々載っているので、面白いではあるけれど、今自分の欲しい情報が載っている感じがあまりしなかったので、かなり飛ばしながら読んだ。 とりあえず、カイヨワによる遊びの定義と分類など 定義 1,自由な活動(参加者の自発性) 2,隔離された活動(時間的、空間的に限られた範囲で行われる) 3,未確定の活動 4,非生産的活動 5,規則のある活動 6,虚構の活動 ただし、5と6は必ずしも同時に満たされるとは限らない。 分類 有名な4分類 アゴン(競争)、アレア(運)、ミミクリ(模擬)、イリンクス(眩暈) 加えて、2つの方向性がある 気晴らし、きまぐれ的なパイディア 規則的なルドゥス 4分類のどれにも、パイディア的なものとルドゥス的なものがある。 遊びというのは、隔離されていることとか虚構であることなどが忘れられたときに、堕落する。 イカサマ

  • グッドマン『世界制作の方法』 - logical cypher scape2

    訳者あとがきに従えば、グッドマン哲学は、「ヴァージョンの複数性」「非実在論」「根的相対主義」ということになる。 ヴァージョン=世界である。 グッドマンは文字通り、世界は作られるものであり、そして多数の世界=ヴァージョンがあると考えている。しかし、再三繰り返されているとおり、それは可能世界論ではない。彼が想定しているのは、現実世界だけであり、複数の可能世界ではない。 ニュートン以前の学者とニュートン以後の学者は別の世界に住んでいる、というクーンのパラダイム論にも、ある意味では似ている。 パラダイム論に対しては、ニュートン以前とニュートン以後で語彙の意味が変わっているとしても、それは翻訳可能なのだから、それらを繋ぐ共通の何かがあるはずだ、という反論がある。 グッドマンは、世界制作とは作り直しのことである、と主張する。 世界制作とは、以前あった世界を再構成していくことなのである。その点では、パ

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    YOW 2011/08/08
    また明日。
  • P・W・シンガー『戦争請負会社』 - logical cypher scape2

    P・W・シンガー『ロボット兵士の戦争』 - logical cypher scapeに引き続きシンガー。 こちらの方が刊行は先。 これまた現代における必読書 PMF(民間軍事会社)というのは名前は知っていたし、アメリカ戦争の外注化が進んでいるのは何となく知っていたけれど、実際に読んでみると自分の想像以上であった。 イラク戦争において特に有名になったが、書はイラク戦争直前に書かれており、90年代におけるPMFの事例が書かれている。アフリカ、バルカン半島、中南米(というかコロンビア)あたりがメイン。あとはパプアニューギニアの事例も結構大きく取り上げられていた*1 ニュースだったり社会の教科書だったりで見知ったことのあるような、あるいはこので初めて知ったものもあるが、様々な紛争において既にPMFは大幅な関与をしており、こうした企業活動の影響抜きに紛争や安全保障を考えることができなくなってい

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    YOW 2011/07/07
    これ未だ読んでなかったなあ。読まないと。
  • 山内志朗『普遍論争』 - logical cypher scape2

    中世哲学のトピックの一つである普遍論争について、従来的な図式を壊して解説するもので、語り口は平易なのに難解な。 難解なのは、中世哲学独特の単語や言い回しのせいだが、テクストを引用した後、ちゃんと噛み砕いてくれているので、見慣れない単語に目をくらませずにいけば、一応読める。とりあえず、難しいなーということは分かるw あと、中世哲学って時代がとても長いことに読んでいる最中に気がついた。11世紀から15世紀くらいまである。当然色んな人が出てくるが、ほとんど名前も知らない。知っていても、それこそ名前を聞いたことあるレベル。そういうあたりも、中世哲学のとっつきにくさにはなっている。 ただ、こののすごいところは、後ろに人名小辞典というのがついていて、それがなんとのおよそ3分の1を占めていることで、これを参照すればいいのかもしれない*1。 さて、普遍論争というと、普遍をめぐって、唯名論と実在論と概

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  • 第11回文学フリマ告知! - logical cypher scape2

    筑波批評社で、新刊『筑波批評社2010冬(充電中)』を出します。 小展示ホール、ア−09になります。 目次 緊急座談会 これからの「フィクション」の話をしよう(高橋志行、佐藤翔、伊藤海彦、シノハラユウキ) 科学と文学のあいだを行き来すること――書評『進化思考の世界』『認知物語論キーワード』『華竜の宮』 シノハラユウキ 100%勇気――書評『万物理論』 山勉 白くまを救うとき――多和田葉子『雪の練習生』 栗森勇太 跳躍するヒロイズム――ゲームデザインにおける個人の表現 高橋志行 ウェブは死なない――オープンなウェブと生成力 伊藤海彦 文フリのカタログには、星野智幸とか書いちゃってるんですが、最初は星野智幸特集とかやろうと思っていたんですが、結局その企画は流れてしまいました。すみません。 今回は、みんなバラバラですw 座談会で、id:YOWさんの個展について語っているのですが、それが面白い内

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    YOW
    YOW 2010/12/04
    「YOWさんの作品はハリウッド映画や少女マンガのような雰囲気を持っている」「デモなの?マッカーサーのファンじゃないの?」「決して昭和史の組み替えではないように思う」「サブカルからの影響が強くあると思う」
  • 第九回文学フリマ・『筑波批評2009冬』告知! - logical cypher scape2

    12月6日に大田区産業プラザPiOにて行われる文学フリマに、筑波批評社で参加します。配置番号は、R-1です。 新刊『筑波批評2009冬』がでます。 想像の涯ての眩暈 シノハラユウキ 世界の中心で亜人 シノハラユウキ ハイエク『市場・知識・自由』を読む 二〇一〇年代にWebサービスはあるのか? 伊藤海彦 新たなる神の顕現?――2ちゃんねるにおける<神>概念について 藤田直哉 詳しくは、『筑波批評2009冬』内容紹介 - 筑波批評社 僕は今まで書いてきたフィクション論のまとめ、みたいなものを書いています。 ゼロアカ道場に参加した時の2008秋号で書いたフィクション論がありますが、あれの完全版のようなものです。もっともあの時のものとも色々と変わっているのですが。 西村清和だったり伊藤剛だったりグッドマンだったり古川日出男だったり黒沢清だったりです。 それからもう一つは、冲方丁「シュピーゲル」シリ

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  • 樺山三英『ハムレット・シンドローム』 - logical cypher scape2

    まさかの、樺山三英の新作はガガガ文庫。 『ジャン・ジャックの自意識の場合』*1よりはだいぶ難易度(?)が下がり、読みやすくなっているが、めくるめく樺山ワールドが繰り広げられている。 切り立つ崖に建つ怪しげな城の中で、ハムレットを演じ続ける男。彼は当に気が狂ってしまったのか、それとも正気なのかを調べるために、その城へと送り込まれた男。その城では、誰もが『ハムレット』の役とならなければならない。 ハムレットは、復讐者であるが、それと同時に、あるいはそれ以上に演技者でもある。気が狂ったふりをしつづける。してみると、その城の中でハムレットを演じる男は、気が狂ったふりをしている男のふりをしていることとなる。 人は何かの役を演じているものである、とはよく言われることであるが、その城では演じること、ふりをすることが突き詰められていく。 登場人物たちの、いわば正体とでもいうべきものが、物語の中盤から少し

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    YOW 2009/10/24
    面白そう。こういうの好き。
  • 夏コミ!『筑波批評2009夏』 - logical cypher scape2

    新刊『筑波批評2009夏』が出ます。 コミックマーケット76三日目(8/16(日)) 東地区M−28a 特集「ゲームの思考」 僕たちはゲームの中に生きている。 その中で確かに脈打つ隠れた思考を炙り出す、ゲームをめぐる新しい言葉が今ここに! 文118ページ、500円 詳しくは、夏コミ告知 - 筑波批評社を参照して下さい。 また、かっこいい表紙ならびにイラストをid:YOWさんに描いてもらいました。http://d.hatena.ne.jp/YOW/20090721/p1:TITLE=こちらからご覧になれます。 「党派性? 何それ、美味しいの」ってな感じなのだが、だとすれば何故、こんなふうに徒党を組んで同人誌を作っているのか。 それは、雑誌の中に論文を並べたときに生まれてくる「文脈」を送り出すのが、たまらなく面白いから、と言える。 ゼミ終わった後、むいしゅきんの指摘をもとに筑波批評2009夏

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  • 三浦俊彦『虚構世界の存在論』 - logical cypher scape2

    分析哲学のアプローチによる虚構世界論。 と言われたところで、ほとんどの人には何のことかさっぱり分からないだろうが、問題設定自体はそれほど難しくない。 哲学には分析哲学と呼ばれるジャンルがある。 このジャンルは、もともと言語哲学というところから端を発しており、文が何を意味しているのか(真か偽か)を明らかにすることを目的の一つとしている。 そんな分析哲学、言語哲学にとって、厄介な文がある。 「シャーロック・ホームズの背中にはホクロがある。」 多分、コナン・ドイルのホームズをどれだけ読んだところで、この文が真か偽か分からないだろう ところで、この文は以下の文とは異なることに注意しよう。 「坂龍馬の背中にはホクロがある。」 やっぱり坂龍馬の伝記をどれだけ読んだところで、多分真か偽かは分からない。 しかし、坂龍馬に関していえば、彼の背中にはホクロがあったかなかったかどちらかである、ということは

    三浦俊彦『虚構世界の存在論』 - logical cypher scape2
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    YOW 2008/12/07
    >虚構世界とは現実世界と最も近い最小離脱世界であるとの考えから、虚構世界も論理的に閉鎖しており且つ矛盾は認められないとの結論。強い矛盾を認めてしまうと任意の命題全てが真になってしまう。/諸説概観
  • ダニエル・デネット『自由は進化する』 - logical cypher scape2

    非常に面白かった。 基的な方向性としては、僕はデネットとそれほど違わないので「マジかよ」みたいな衝撃というか新しい発見はないけれど、勉強になった部分はかなりあった。 何か長くなったので、目次。 内容と関係ない感想 前提 このは哲学のか科学のか 進化論について 内容 決定論と因果律は異なる(両立主義) 視点位置の変更ないし志向システムとして捉えること 延長のない実体を想定しないこと ゲーム理論と感情 スキナー型生物、ポパー型生物、グレゴリー型生物とミーム 自己認識 政治とか社会設計とか で、結局自由とは何か、山形浩生が一言で答える 哲学者のはまりがちな罠 内容と関係ない感想 勉強になった部分は、後で書くので、最初に内容とは関係のない感想を。 まず文体。このことに関しては、瀬名秀明に同意 翻訳は山形浩生。この訳者は(小説だとふつうなのに)なぜかノンフィクションだとタメ口で訳すクセがあり

    ダニエル・デネット『自由は進化する』 - logical cypher scape2
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    YOW 2007/11/30
    進化論-自由意志問題>決定論と因果律を別問題として考えよ。決定論と自由意志論は両立する。<「道徳から社会へ」:いわゆる自由主義思想思い出すが、「自由とはシミュレーションのツールである」か。少し違うの?
  • 伊藤計劃『虐殺器官』 - logical cypher scape2

    文芸における2007年 というのは、もしかすると歴史に残る年になるのではないかと思い始めてきた。 佐藤友哉の『1000の小説とバックベアード』三島賞受賞 東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』刊行*1 第137回芥川賞ならびに直木賞ノミネート作のリストを見ても、ちょっと今までとは違う雰囲気を出している。 そして、何より早川SFがすごい。 ほんの数年前であれば、講談社ミステリが文学の世界を揺さぶっていた。 だが、少なくとも今年に限って言えば、間違いなく早川SFだ。 つまり、円城塔の『Self-ReferenceENGINE』であり、宇野常寛の「ゼロ年代の想像力」であり、そしてこの伊藤計劃『虐殺器官』だ。 『虐殺器官』 裏表紙に書いてある解説には「近未来軍事諜報SF」とある。 最初は、まあ面白そうだけど別に買わなくてもいいや、くらいであった。 どこかのブログで、攻殻っぽいかも、と書かれており、

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    YOW 2007/09/23
    >攻殻好きな人が「近未来軍事諜報SF」などを無邪気に楽しもうと思えばえらい目にあう。思わぬ毒を盛られる羽目に陥る。行くも地獄、戻るも地獄。イーガン的苦悩とディストピアを非常にうまくこね上げている。
  • ソール・クリプキ『名指しと必然性』 - logical cypher scape

    名前の「指示」と同一性について、クリプキの講義を書籍化したもの。 もとが講義であるために、厳密な論証が続くというわけではなく、口語体での説明が書かれている。それ故の読みやすさと読みにくさがある。 フレーゲ−ラッセルから続く「記述説」に対する反論がなされていくわけだが、それに先だって、まず「アプリオリ」「アポステリオリ」と「必然的」「偶然的」といった概念の整理がなされる。 クリプキは、ともすると同義語と使われがちな「アプリオリ」と「必然的」という言葉は区別されなければならないという。「アプリオリ」とは認識に関わり、「必然的」とは一種の形而上学に関わる語である。アプリオリに知られる偶然的な知識もあれば、アポステリオリに知られる必然的な知識もある。後者の代表的なものは数学についての知識である。数学の定理の証明などは、アプリオリに知られることはない。計算などを通じて、アポステリオリに知られる。例え

    ソール・クリプキ『名指しと必然性』 - logical cypher scape
    YOW
    YOW 2007/08/17
    >心脳問題については、クリプキなりの解決策というより、心脳問題に関し同一説を主張する人達の使うアナロジーの不備を指摘。彼の同一性は形而上学の領域にあり、認識的状況において同一でも、それは同一ではない
  • 『ゲーム的リアリズムの誕生――動物化するポストモダン2』 - logical cypher scape2

    この記事の目次 外観 装丁や文体(?)に関して 全体要約 書の全体について 「メタリアルフィクションの誕生」との比較 書のもとになった連載記事との比較。特に、削除されてしまった柄谷行人に関する議論について 大塚英志 書と大塚英志の関係 コミュニケーション 書と宮台真司の関係 自然主義的読解と環境分析的読解あるいはポップ文学とメタリアルフィクション 書と仲俣暁生の関係、並びに阿部和重を環境分析的読解する試み メタ物語的な詐術とセカイ系と青春小説オタク」の生を肯定するか否か、あるいはポストモダンの実存文学としてのメタリアル青春小説?? 自分の考えとの接合 個人的なメモに近いが、自分の理論と書の関係 「限界小説書評」「小説の環境」 書に関係する、若手の評論の紹介 外観 書の内容について入る前に、いくつか。 講談社現代新書はリニューアルに伴って明らかに装丁が悪くなったが、書の

    YOW
    YOW 2007/03/26
    >「大きな物語」の消滅と言う時、例えばそれは宗教そのものの消滅や変質を指すのではなく、宗教に関するコミュニケーションの変質を指す。<正しいよー。つまり>「大きな物語」の失墜は、メタ物語が顕在化した為。
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