名選手の原石を数多く発掘してプロ野球の世界に導いてきた広島東洋カープの名物スカウト、苑田聡彦さん(現顧問)が、来年2月に迎える80歳の誕生日を機に球界から引退する。「いい選手は、心に残るものを見せて…

新井改革を陰で支える。広島は交流戦を10勝8敗で勝ち越し、2位阪神に2・5ゲーム差をつけてセ・リーグ首位に立つ。躍進を支えるのは、リーグトップのチーム防御率2・18を誇る投手陣だろう。22年オフに就任時した新井監督とともに投手陣の再建をサポートしてきた黒田博樹球団アドバイザー(49)に、新井体制2年目について聞いた。【取材・構成=前原淳】 -交流戦を終え、広島投手陣がチームを支えている 黒田氏 本当に素晴らしいと思います。個々が結果を出していますし、1軍だけでなく、2軍で待機している投手たちも頑張っています。 -アドバイザーとしてどのように新井監督のチームづくりをサポートされているのか 黒田氏 特に自分は何もしていません。監督の目が届かないところもありますし、監督は野手出身で投手心理などを理解するのが難しいところもあると言っていたので、聞かれたことには自分なりの意見を答えられるようにしてい
広島の4年目21歳、二俣翔一内野手が、1軍生き残りをかけ猛アピールを続けている。オープン戦を含めここまで4試合連続安打を放つなど、打撃で非凡な才能を発揮。現役時代にヤクルト、日本ハムなど4球団で捕手として活躍した野球評論家の野口寿浩氏は「今キャンプ、最高の掘り出し物だと思う」と、ブレーク候補の1人として名前を挙げた。 【写真】セ人気チアの美しすぎる開脚「可愛すぎ」「すごいです」 二俣は2020年の育成ドラフト1位で磐田東高から広島に入団。2022年に捕手から内野手にコンバートされ、主に三塁手としてウエスタ・リーグで62試合に出場。同年オフに支配下登録を勝ち取り、昨年は二塁、遊撃、外野と多彩なポジションをこなし、リーグ最多の94安打をマークした。 今キャンプでは内野手として調整を続けるホープに野口氏は「純粋に守備の動きはいい。捕手出身ということで肩は強烈なものを持っている。打撃も癖のないフォ
あの日から77年目の夏を迎える広島。今年もまた、8月6日が近いてきた。1945年(昭和25年)原爆投下により焼け野原となった広島で、復興に向け少しずつ立ち上がる人々の夢や希望を背負って発足したのが『カープ』だった。ゆえに今もなお”市民球団“であるカープと広島市民の間には強い絆が存在する。カープ誕生時から選手として在籍し、“小さな大投手”長谷川良平さんとバッテリーを組んだことでも知られる長谷部稔氏のインタビューを再録する(過去の掲載記事を再編集)。 ◆広島の人々の夢や希望を背負った球団 広島にプロ野球球団ができるという話が出たのが昭和24年のことでした。原爆が投下され、焼け野原となったところにプロ野球という楽しみができるということですから、当時の広島県民にとってはカープが生きる夢や希望でしたね。 カープの結成披露式が行われたのは、翌年1月15日のことでした。選手は元プロ野球選手を寄せ集めて2
東京ドームの場内警備・案内業務はシミズオクト社が請け負っているが、同じシミズオクト社でも他球場ではここまでのことはしない。つまりは「どんな小さな荷物にも必ず手を入れる」は、東京ドームのルールだったということになる。 その東京ドーム、コロナ下では手入れを止めていたが、昨シーズンは復活、従前のオペレーションに戻っていた。ただ、今シーズンは昨シーズンよりは緩和されている印象で、かつてのように「どんな小さな荷物にも必ず手を入れる」オペレーションではなくなっており、明らかに入場待ちの時間は短くなった。 退場時の混雑緩和にフィールド内を開放 だが、ゲーム終了後の退場時の混雑は入場時以上に大きなストレスだ。ベルーナドームでは毎試合フィールド内を開放、西武球場前駅に向かう人を分散する形で混雑緩和を図っている。 他球団にこのマネができるかといえばかなり難しい。天然芝の球場では不可能だし、そもそも自前の球場で
WBCの歓喜から1カ月余りが経過した。 この間もロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手らの活躍が、連日、テレビの情報番組を賑わせ、まだまだあの熱狂の余韻をファンは楽しむ日々が続いている。 その一方で、大会後になかなか状態が上がらなかったり、故障で戦線離脱して苦しんでいる選手がいるのも事実だ。 ヤクルト・村上宗隆内野手は開幕後もスランプが続き、4月終了時点で1割5分7厘という低打率に喘ぎ、本塁打もまだ2本という現状にある。またDeNAの牧秀悟内野手も打率2割3分5厘の3本塁打と本来の力からするとかなり低い成績に低迷し、投手でも日本ハムの伊藤大海投手は5月2日に開幕5試合目で初白星をマークしたが、防御率4.71と振るわない。 さらに心配なのは今回のWBCに出場したメンバーで、すでに5人が故障やコンディション不良で戦線を離脱しているという事実である。大会中に右手小指を骨折した西武・源田壮亮内野手
(株)BASE沖縄野球球団(TDB企業コード:731054383、資本金8175万円、沖縄県宜野湾市大謝名85-5、代表渡邉暁氏)は、3月31日に那覇地裁沖縄支部へ自己破産を申請した。 申請代理人は藤井和典弁護士(東京都港区赤坂2-2-21、山王シティ法律事務所、電話03-5545-5750)ほか1名。 当社は、2019年(令和元年)7月に設立された。沖縄初のプロ野球球団として、「琉球ブルーオーシャンズ」のチーム名でNPB(日本野球機構)入りを目指していた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって設立当初より予定していた興行試合のほとんどを開催することができず、収入は僅かなスポンサー収入やグッズ販売などに限られ、2020年12月期の年収入高は約6200万円にとどまっていた。毎期欠損を計上して厳しい資金繰りが続くなか、金融機関との交渉も不調に終わり、2022年11月に事業を停止。動向が注
広島・松田元(まつだ・はじめ)オーナーへのFull-Count単独インタビュー第2回はマツダスタジアムについて。今や日本を代表するスタジアムとして知られるが、完成するまでには、いろんなことが……。ドーム推進派と戦ってきた“過去”、そこまでこだわった理由などを明かしてくれた。 【写真】直視できない…魅惑ボディが際立つチアの“大胆ゆるタンクトップ姿” ――マツダスタジアムは2009年開場ですが、かつては広島ドーム構想がありました。 「おそらく商工会議所が先にドームを作ったらどうかという話をやってきたんじゃないかと思う。ドームを作ったら、いろんな意味で使えるからいいんじゃないかという話だった。わしらの感覚でいえば、あの当時、どれくらいの金額で作ろうとしたのか知らんけど、まず基本的に使用料がめちゃくちゃ高くなるということが明確だった」 ――確かにドームならそうなるでしょうね。 「それとわしらが一番
バットをペンに、キャッチャーミットをメモ帳に持ち替えて第二の人生を歩み出した。その人は昨季限りで現役を引退した元広島・白浜裕太氏(37)。球団幹部に赤ヘルひと筋19年の元捕手を中日担当の「先乗りスコアラー」に抜てきした理由を聞いた。 「ずっと、キャッチャー出身のスコアラーがチームに一人はほしいと考えていた。新井監督に捕手目線でいいアドバイスができるのではないかと思っている」 このように語るのは鈴木清明球団本部長(69)。球団は白浜の捕手経験やまじめな人間性を評価しており、スコアラーが適任と判断。1軍担当の吉年滝徳氏(チーム付き)と玉山健太氏(ヤクルト担当)、土生翔平氏(DeNA担当)と岩本貴裕氏(阪神担当)ともに新井監督をサポートする(巨人は各担当が兼務)。 昨年10月に戦力外通告を受け、引退を決断をした白浜氏は11月にスコアラーに転身し、現在はマツダスタジアムで先輩スコアラーから指導を受
2023年、マツダスタジアムに、「新井さん」が帰ってきた。4年連続Bクラスからの再建を託された広島の新井貴浩監督(45)はトレードマークの笑顔を振りまきながら、明るくチームづくりを進める。監督就任以来、分かりやすい言葉で理想のチーム像を語り、選手たちの目は輝き始めた。「好き嫌いでの起用は絶対にしない」「勝つことが全ての中心にある」「ファンあってのプロ野球」…。これらの「公約」に込められた思いとは。ファンの期待を背負った新リーダーが、胸中を語る。(聞き手は五反田康彦) どんな指導者になりたいとかの思いも全くない ―監督という仕事に充実して取り組んでいるように見えます。 朝起きてから寝る時まで、野球のこと、チームのこと、たくさんの選手のことを考えている。 楽しいというか、期待感はあるよ。2月、キャンプが始まり、だんだんとシーズン開幕が近くなってくると、また空気は変わってくる。大局的なものの見方
全試合男の言葉は厳しかった。巨人丸佳浩外野手(33)が来季の中堅手争いに言及した。原監督が不動の中堅手だった丸の右翼コンバートを明言したが「そうなって欲しくはないが、戻らざるを得ない状況になってしまうんじゃないか」と懸念を示した。 中堅手を含めた外野争いには増田陸や増田大、ウォーカー、移籍組の長野、松田、オコエに加え、ドラフト1位浅野翔吾外野手(18)、同2位萩尾匡也外野手(21)らの名が挙がる。原監督には誰も中堅にはまらなければ戻るよう言われているためチームの若手への物足りなさを指摘した。 「陸が積極的に外野に挑戦する思いは分かる。ただ今の立ち位置、状況をしっかり考えて取り組んでもらえたら。正直『外野手争い』というほどの選手がいるのかな」 広島時代の原点を思い浮かべる。監督室に呼ばれ当時の野村監督に言われた。「出ている間に野球選手としてのページを1枚ずつ増やしていかなあかんぞ」。絶対的レ
原巨人の失態、「あのコーチを手放したのは痛かった」OBからも批判集める理由【2022回顧録】 タグ: プロ野球, 読売ジャイアンツ, 原辰徳, 石井琢朗, コラム2022/12/24 2022年にスポーツ界で起こった印象的な出来事を『CoCoKARAnext』のヒット記事で振り返るこの企画。Aクラス入りを逃した巨人の不振も、今年を象徴する出来事のひとつだろう。球界OBからも厳しい声が飛んだが、なかでも興味深かったのが「あるコーチ」の存在だった。記事初掲載:2022年10月12日 ◆ ◆ ◆ 2022年シーズン、Aクラス入りを逃した巨人。原辰徳監督の元、来季の巻き返しを図るべく、秋季練習で汗を流している。 巨人は今季、一軍コーチングスタッフを大きく入れ替えてシーズンを迎えたものの、夏場以降、浮上の兆しが見えないまま最終盤で阪神に競り負け、クライマックスシリーズ進出を逃した。 【関連記
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「なぜ菊池?」波紋呼ぶGG賞選考 「本命」と見られていた「選手の名前」 タグ: プロ野球, 読売ジャイアンツ, 広島カープ, 菊池涼介, 吉川尚輝, コラム2022/11/15 プロ野球の守備のベストナインを選ぶ三井ゴールデン・グラブ賞が14日、発表された。 リーグ制覇したヤクルトからは3選手が受賞した。中村悠平捕手は全ポジションで最多得票となる231票を獲得し2年連続3度目の受賞、長岡秀樹内野手、塩見泰隆外野手は初受賞となった。特に高卒3年目シーズンの受賞となった長岡に関してはツイッター上で「長岡くん」がトレンド入りするなど、ファンの間からは「遊撃手で受賞はすごい!」などと躍進をたたえる声が上がっていた。 【関連記事】巨人・岡本和 GG賞受賞も「このままでは三塁を守ることができない」指揮官から「酷評」された理由 嬉しいサプライズがあった一方で疑問の目が向けられた選考もあった。セ・リーグ二
広島から無償トレードで巨人に5年ぶりに復帰した長野久義外野手(37)が、2度目の入団会見を行った。 15日、都内のホテルで登壇すると、立ち上がっていった。「ジャイアンツに復帰することになりまして、すごく楽しみですし、とにかく今はやる気に満ちあふれています。勝つことが一番のファンサービスだと思っている。見ていてワクワクするプレーをしたい」。背番号は巨人1年目の10年から18年まで9年間背負った7番を再び背負う。 会見に同席し、隣に座った原辰徳監督は歓迎した。「めでたく、ジャイアンツ長野、また誕生になりました。なぜか背番号7番も、待ちに待った背番号7番というのがあった。偶然ではなく必然であったのかなと思います。もう一花咲かせてくれるだろうという期待のもと今日が誕生しました」と万感の思いを語った。 18年オフにFAで広島から獲得した丸の人的保証で広島へ移籍していた。原監督は「FA制度の28人プロ
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