Image credit: JAXA 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月12日、X線天文衛星「すざく」(ASTRO-EII)について、6月1日の運用以来、衛星の動作状況を知らせる通信が間欠的にしか確立できない状態が続いていると発表した。今後数か月をかけて復旧を目指すという。 JAXAによると、現時点で原因は、バッテリーの劣化による電力不足に起因するものと推測されているという。「すざく」はすでに目標寿命の2年を大幅に超え、約10年にもわたって運用され続けていることから、バッテリーの劣化が進んでおり、以前からバッテリーの使用方法を工夫しながらの運用が続けられていた。 現在「すざく」は衛星の電源が失われて姿勢制御ができず、およそ3分間に1回の周期で無制御にスピンしている状態だと推定されている。バッテリーが機能していないため、衛星の太陽電池パドルに日が当たっている時間だけ衛星の電源が入り、太陽
Image credit: NASA 米航空宇宙局(NASA)は6月12日、熱帯降雨観測衛星「TRMM」(Tropical Rainfall Measuring Mission)について、6月16日に大気圏に再突入する見通しだと発表した。燃え残った部品が地表に落下する可能性もわずかながらあるするという。 これは米戦略軍(USSTRATCOM)・宇宙統合機能構成部隊(JFCC SPACE)・統合宇宙運用センター(JSpOC)の予測によるもので、再突入日時は日本時間6月16日17時59分ごろとのことである。今後も随時、最新の予測を提供していくとしているが、大気の変動などの自然現象に左右されることから、正確な再突入日時や、場所については予測することは不可能である。 また、衛星の大半は再突入時の熱で燃え尽きるものの、チタンなど熱に強い素材で造られている部品は燃え残り、地上に落下する可能性もあるとい
Image credit: NASA 米航空宇宙局(NASA)は現地時間5月28日、ミシシッピ州にあるステニス宇宙センターにおいて、開発中の超大型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」の第1段ロケット・エンジンとして使用される「RS-25」の、3回目となる燃焼試験を実施した。 RS-25はステニス宇宙センターにあるA-1と呼ばれる試験台に取り付けられ、実際の飛行時の燃焼時間とほぼ同じ、500秒間にわたって燃焼し、無事に完了した。今回の試験は3回目となるもので、1回目は今年1月9日、2回目は5月28日に実施されている。 今後、このエンジンはあと4回、燃焼試験が実施されるという。また別の開発用エンジンを用いた燃焼試験も行われる予定で、さらに並行して新しい制御装置の試験も実施されるという。 SLSは現在NASAとボーイング社によって開発が進められているロケットで、完成すれば歴史上、最
Image credit: ESA 欧州宇宙機関(ESA)は6月14日、昨年11月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星への着陸に成功し、探査を終えた後、バッテリー切れにより活動を停止していた探査機「フィラエ」が、再起動に成功したと発表した。 ESAによると、フィラエからの信号は中央ヨーロッパ夏時間2015年6月13日22時28分(日本時間2015年6月14日5時28分)に、ドイツ航空宇宙センター(DLR)にあるフィラエの管制センターで受信されたという。信号は彗星の周囲を飛んでいる探査機「ロゼッタ」を経由して送られたもので、最初の通信時間は85秒だったという。 フィラエのプロジェクト・マネージャーを務めるStephan Ulamec博士は「フィラエの温度は-35度C、電力は24Wと、非常に良い状態にある。フィラエは運用可能な状態だ」と語った。 最初の通信では300を超えるデータ・パケットが受信で
太陽の光量(明るさ)の変化は、地球大気中のオゾンにどのような影響を与えるのだろうか?今井 弘二研究員(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構)と共同研究チームは、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載された超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES)の高精度な観測データを用いて、2010年1月15日に起こった日食時のオゾン量の変化を調べました。すると、月の影で暗くなっている地域では、明るい地域に比べて、中間圏のオゾン量が多くなっていることがわかりました(下記解説文図3参照)。またその変化の様子は地表からの高度によって異なっていることもわかりました。これまでの観測は、精度が悪く、太陽の明るさが変わることで、オゾン量がどのように変化するのかについての考察ができませんでした。 大気中のオゾン量はさまざまな要因で決まっています。それらの要因の中で、本研究は日食を利用することによって、太陽光量の変
ご質問ありがとうございます。最近また文系の学問が役に立つかどうか話が盛り上がっていますね。だいたい話題は出尽くしていると思うのに何度も盛り上がっては同じ意見を言い合って終わるというのは、それだけテーマ自体がいろいろな人の心の琴線に触れる部分があるのでしょうね。今回は文部科学省の通知という呼び水があったのも大きいでしょうが、しかし通知の本文を読んで議論してらっしゃる方はどのくらいいるのでしょうね。 それはともかく、「人文学は必要か」「人文学はなぜ必要か」といった問いは、近似としてもおおざっぱすぎです。 まず、必要性が問われているものが「人文学そのもの」なのか「大学における人文学教育」なのか「大学における人文学研究」なのか「大学における人文学研究者の雇用」なのか、さらにその上に「日本における」がつくのかつかないのか、あとは大学といっても国立大学に限定するのかしないのかも、議論の流れによっては影
【PRESS RELEASE】 報道関係各位 2015 年 6 月 15 日 株式会社電通デジタル・ホールディングス Spotify Technology S.A.への出資に関するお知らせ 株式会社電通デジタル・ホールディングス(以下DDH、本社:東京都港区、代表取締 役社長兼最高経営責任者:遠谷信幸、URL: http://www.dentsu-digital.co.jp/)は、同社 が運用する「電通デジタル投資事業有限責任組合(電通デジタル・ファンド)」を通じて、 Spotify Technology S.A.(以下、Spotify)に出資を行いました。 DDHは「電通デジタル・ファンド」に関し、今後も同様に、株式会社電通ならびに電通 グループのデジタル関連会社と緊密な連携を一層図り、積極的な運用を行っていきます。 <出資概要> DDHは、同社が運用する「電通デジタル投資事業有限責任
プログラマやデザイナと話してるとしょっちゅう変な英語発音に出くわします。 例えばheightを「ヘイト」と発音したり。 そういう時、私は心では「ヘイトじゃないよハイトだよ!」と呟きつつ、口では「そうですね、ではヘイトは80pxにしましょう!」なんて言ってるのであります。 まあ、所詮我々が話しているのは英語ではなく、日本語の中に出てきた英単語をカタカナで発音しているに過ぎないですし、テレビのテロップでmainをメーンと表記する時代ですので正解などは無いと思っています。 ですから、何でもかんでも正しい英語っぽく発音するべきなどとは思っていませんが、やはり「こいつ適当にスペルを日本語読みしてるだけだろ!」ってのが明らかな場合は、聞いているこっちが恥ずかしくなってしまうものです。 というわけで、この業界で横行してる妙な発音をまとめてみました。 間違って発音すると恥ずかしい英語 これらは間違って発音
最近では、BGMを利用していながら音楽著作権の手続きが済んでいないとして、日本音楽著作権協会(JASRAC)が6月9日に全国の171事業者・258施設に対して全国の簡易裁判所に民事調停を申し立てを行ったことが記憶に新しい。JASRACは2002年からBGMを流す施設の著作権管理を開始しており、業務用BGMとして音源を利用する場合は店舗ごとに著作権の手続きが必要になる。こうした流れを受け、宇野会長は「各店舗のイメージに合った楽曲を安全に使って空間作りに生かしてほしい」と話す。 OTORAKUは、USENが提供する300万曲以上の楽曲を約300あるプレイリスト(1つに付き約300曲)ごとに利用できるもので、店舗ごとにiPadアプリを通して手軽に好きなプレイリストを選べるのが特徴だ。また、自分でプレイリストの作成ができるほか、好きな楽曲をすぐに頭出し再生できる「カットイン機能」も搭載する。
憲法判例百選の執筆者198人にアンケート調査を行い、151人の方々から返信をいただきました。 (調査期間6月6日~12日 他界した人や辞退した人などを除き、アンケート票を送付) 今回の安全保障法制についてのご意見を、ご自由に、ご回答いただきました。そのなかで、ご自身の見解を実名で公開してもいいとされた方々です。 お名前をクリックしますと、解説内容がご覧になれます。 ※ご回答いただいた順となっています。
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