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ブックマーク / sorae.info (1,405)

  • 古代の火星では乾燥と湿潤を繰り返す気候変動が起きていた?

    【▲ 2018年6月、アイオリス山(シャープ山)の麓でセルフィーを撮影した火星探査車「キュリオシティ」(Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS)】大気が薄く、寒く乾いた大地が広がる火星も、かつては気候が温暖だった時期があり、地表には海が広がっていたと考えられています。当時の火星では生命が誕生していた可能性もあり、2021年2月に着陸したアメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査車「Perseverance(パーセベランス、パーサヴィアランス)」は生命の痕跡を探すことを主な目的としています。 フランス国立科学研究センター(CNRS)のWilliam Rapin氏らの研究グループは、温暖だった火星が約30億年前までに今のような乾燥した環境へと移り変わる過程において、乾燥した時期と湿潤な時期が交互に繰り返されていた可能性を示す研究成果を発表しました。 ■分析結果は乾燥した時期の

    古代の火星では乾燥と湿潤を繰り返す気候変動が起きていた?
  • NASA「アルテミス計画」最初のミッションでテストされるオリオン宇宙船の再突入方法

    【▲ 大気圏に再突入した新型宇宙船「オリオン」を描いた想像図(Credit: NASA)】こちらはアメリカ航空宇宙局(NASA)の新型有人宇宙船「オリオン」が地球の大気圏へ再突入する様子を描いた想像図です。 現在NASAは有人月面探査計画「アルテミス」の準備を進めています。宇宙飛行士が地球と月周辺を往復するために搭乗するオリオン宇宙船や、オリオン宇宙船などの打ち上げに使われる新型ロケット「SLS(スペースローンチシステム)」の開発も大詰めを迎えており、NASAは今年後半にオリオン宇宙船とSLSの無人テスト飛行「アルテミス1」ミッションの実施を目指しています。 関連:NASA新型ロケット「SLS」エンジン燃焼試験に成功、初飛行に向け一歩前進 アルテミス1では、SLSを使って打ち上げられた無人のオリオン宇宙船が月周辺まで飛行した後に地球へ帰還します。26~42日が予定されているこのミッションは

    NASA「アルテミス計画」最初のミッションでテストされるオリオン宇宙船の再突入方法
  • NASA火星ヘリコプター「Ingenuity」初飛行は4月14日以降に延期、機体の状態は良好

    【▲ Perseveranceのカメラ「Mastcam-Z」で撮影されたIngenuity。現地時間4月5日撮影(Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU)】アメリカ航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は現地時間4月10日、史上初めて火星での動力飛行に挑む火星ヘリコプター「Ingenuity(インジェニュイティ)」の初飛行が4月14日以降に延期されたことを明らかにしました。 当初、Ingenuityによる初飛行は現地時間4月11日遅くに予定されていました。4月8日にはローターを低速回転させる試験(毎分50回転)が行われていましたが、その翌日の4月9日に実施されたローターの高速回転試験において、コンピューターのモードを「飛行前」から「飛行」へと切り替えようとした際にコマンドシーケンスが早期終了する問題が生じたとのこと。Ingenuityの状態は良好とされていま

    NASA火星ヘリコプター「Ingenuity」初飛行は4月14日以降に延期、機体の状態は良好
  • 中国「試験6号03」の軌道投入に成功 長征ロケットシリーズ365回目の打ち上げとなる

    【▲ 原衛星発射センターから打ち上げられる長征4Bロケット(Credit:新華網日語版)】中国は太原衛星発射センターから長征4Bロケットの打ち上げを行いました。ロケットには「試験6号03」が搭載されています。中国の宇宙開発を統括する国家航天局(CNSA)は、予定の軌道に投入し、打ち上げに成功したと伝えました。 試験6号03は、宇宙環境調査を行ったり、関連する技術の実証をする予定です。この衛星は中国科学院マイクロ衛星イノベーション研究院が開発や製造を行いました。同衛星01は2018年11月に、同衛星02は2020年7月にどちらも長征2Dロケットを使用して酒泉衛星発射センターからすでに打ち上げられています。 今回使用された長征4Bロケットは全長45m、直径3.35mです。低軌道に2800kgの衛星を運ぶ能力を持ち、主に太原衛星発射センターから打ち上げられます。なお、この打ち上げは長征ロケット

    中国「試験6号03」の軌道投入に成功 長征ロケットシリーズ365回目の打ち上げとなる
  • 人類初の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンの飛行から今年の4月12日で60年

    【▲ ボストーク1号に乗り込んだユーリ・ガガーリン(Credit: RGANTD)】日時間1961年4月12日15時7分、ソビエト連邦(当時)のバイコヌール宇宙基地から人類史上初の有人宇宙船「ボストーク1号」が打ち上げられました。搭乗していたのは空軍パイロットのユーリ・ガガーリン。今年の4月12日で歴史的なボストーク1号の飛行から60周年を迎えます。 ■有人宇宙活動の幕開けとなった地球1周108分の飛行【▲ ボストークロケットの打ち上げ(Credit: Roscosmos)】当時のソ連はアメリカと冷戦状態にありました。互いに核兵器を保有する両陣営は、核弾頭を運搬するミサイルと表裏一体であるロケットの開発に力を注ぐようになります。日時間1957年10月5日、ソ連のセルゲイ・コロリョフ率いるチームは大陸間弾道ミサイル「R-7」を元に開発されたロケット「スプートニク」を使い、人類史上初の人工

    人類初の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンの飛行から今年の4月12日で60年
  • 野口飛行士搭乗のクルードラゴン「レジリエンス」ドッキング場所を変更する移動作業を実施

    【▲ ドッキング場所を変更するために国際宇宙ステーション(ISS)を一時離れたクルードラゴン「レジリエンス」(Credit: NASA TV)】現在、高度約400kmを周回する国際宇宙ステーション(ISS)には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一宇宙飛行士を含む7名の宇宙飛行士が滞在しています。日時間4月23日にはJAXAの星出彰彦宇宙飛行士ら4名が乗り込んだスペースXの有人宇宙船「クルードラゴン」運用2号機「エンデバー」がISSに到着する予定となっており、わずか5日間ほどですが、2010年以来11年ぶりに2人の日人宇宙飛行士がISSで顔を揃えることになりそうです。 関連:星出彰彦飛行士、4月22日ごろクルードラゴンで宇宙へ ISSで野口飛行士と同時滞在の可能性 星出飛行士が搭乗するクルードラゴン「エンデバー」の到着に先立ち、ISSでは日時間4月5日にクルードラゴン運用初号機「

    野口飛行士搭乗のクルードラゴン「レジリエンス」ドッキング場所を変更する移動作業を実施
  • NASA火星探査車「Perseverance」が火星で初のセルフィーを撮影!

    アメリカ航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は現地時間4月7日、2021年2月に火星へ着陸した火星探査車「Perseverance(パーセベランス、パーサヴィアランス)」が撮影した最初のセルフィー(自撮り)を公開しました。 【▲ 火星探査車「Perseverance」(右)が初めて撮影したセルフィー。Perseveranceの左奥、画像中央付近の地表には火星ヘリコプター「Ingenuity」の姿が見えている(Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS)】こちらが今回公開されたセルフィーの1つ。発表前日の現地時間4月6日に撮影されたものです。Perseveranceのロボットアーム先端に取り付けられている観測装置「SHERLOC」に組み込まれているカメラ「WATSON」を使い、少しずつ向きを変えて撮影した62枚の画像をつなぎ合わせることで作成されています。 画

    NASA火星探査車「Perseverance」が火星で初のセルフィーを撮影!
  • スペースX、スターリンク衛星打ち上げ成功 総計1378機に

    【▲ 青空のもと打ち上げられるファルコン9ロケット(Credit: SpaceX Twitter)】スペースX社は4月7日、スターリンク衛星の打ち上げに成功しました。打ち上げはアメリカ・フロリダ州に位置するケープカナベラル宇宙軍基地(旧:ケープカナベラル空軍基地)第40番発射台で行われました。 スターリンク衛星60基を搭載したファルコン9ロケットは青空のもと、徐々に高度を上げていきます。約1時間後、スターリンク衛星は所定の軌道に投入されました。Space Newsによると、現在軌道上には1378基のスターリンクがいるということです。この数字は試験用や大気圏へ突入した衛星を含んでいないため、それらを考慮するとかなりの数の衛星を打ち上げたことになります。 フロリダの発射場から昼間にファルコン9ロケットが打ち上がるのは今年1月ぶり。Youtubeで配信された打ち上げ中継でも、久しぶりにフロリダの

    スペースX、スターリンク衛星打ち上げ成功 総計1378機に
  • ソユーズ宇宙船MS-18「ユーリ・ガガーリン号」打ち上げ成功 約3時間半でISSに到着

    【▲ バイコヌール宇宙基地から打ち上げられるソユーズ宇宙船(Credit: NASA)】地球から国際宇宙ステーション(ISS)まで約3時間半で到着です。宇宙は近いということをまた、示してくれました。 4月9日16時42分(以下日時間)、3人の宇宙飛行士はロシアの宇宙船「ソユーズMS-18」に搭乗して、バイコヌール宇宙基地からISSへ飛び立ちました。打ち上げから約8分後、ソユーズ宇宙船は軌道投入に成功。その後、地球を2周回り、約3時間半後の同日20時5分、ISSへドッキングを行いました。現在ISSには10人の宇宙飛行士が滞在することとなりました。 ソユーズMS-18に搭乗したのは、第65次長期滞在を行う3人の飛行士です。NASAの飛行士であるマーク・ヴァンデ・ヘイ氏、ロシアのロスコスモスの飛行士であるピョートル・ドゥブロフ氏とオレッグ・ノヴィツキー氏の3人となっています。約半年間、ISSに

    ソユーズ宇宙船MS-18「ユーリ・ガガーリン号」打ち上げ成功 約3時間半でISSに到着
  • NASAの火星探査機「インサイト」が2年ぶりにM3クラスの地震を観測

    【▲火星探査機「インサイト」の火星地震計「SEIS」を覆うドーム。2021年3月14日、ドーム沿いに土を流し落とす作業を実施した後に撮影されたもの(Credit: NASA/JPL-Caltech)】アメリカ航空宇宙局(NASA)は現地時間4月2日、火星のエリシウム平原でミッションを行っている火星探査機「InSight(インサイト)」がマグニチュード3クラスの地震を2件検出したことを明らかにしました。 ■震源地は地質活動が盛んな可能性があるケルベロス地溝帯インサイトは火星の内部に関する理解を深めることを目的とした探査機で、火星には2018年11月に到着しました。着陸後にロボットアームを使って地上へ設置された火星地震計「SEIS(Seismic Experiment for Interior Structure)」は、2019年4月に史上初めて火星の地震(火震)を検出することに成功しています

    NASAの火星探査機「インサイト」が2年ぶりにM3クラスの地震を観測
  • 中国、地球観測衛星「高分12号02」打ち上げ成功 土地測量や都市計画などに利用

    長征4Cロケットで打ち上げられる高分12号02(Credit: CASC)中国は地球観測衛星「高分12号02」の打ち上げに成功しました。衛星の発射は、3月31日に酒泉衛星発射センターで行われました。衛星を搭載した中国の主力ロケット「長征4C」は、打ち上げ後軌道投入に成功したということです。今回の打ち上げにより、長征4Cロケットは総計73回の打ち上げ、長征シリーズは364回目の打ち上げとなりました。 高分12号02は上海航天技術研究院(SAST)によって開発されました。ロケット打ち上げを行う中国航天科技集団公司によると土地測量や都市計画、道路設計、作物収量予測、災害対策に使用されるということです。また2010年5月にスタートした中国プロジェクトである中国高解像度地球観測システム(CHEOS)の一部としても活用されます。 高分12号01は2019年11月27日に太原衛星発射センターで打ち上げ

    中国、地球観測衛星「高分12号02」打ち上げ成功 土地測量や都市計画などに利用
  • こちらも健在。NASAの火星探査車「キュリオシティ」最新セルフィー公開

    アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査車というと、最近では2021年2月にジェゼロ・クレーターに着陸した「Perseverance(パーセベランス、パーサヴィアランス)」が話題です。現在Perseveranceでは下部に搭載している小型ヘリコプター「Ingenuity(インジェニュイティ)」の初飛行に向けた作業が進められており、Ingenuityは間もなく地上に降ろされる見込みです。 We’re in the home stretch. The #MarsHelicopter has lowered all four legs and is in position to touch down on the Martian surface. Once it’s fully ready, @NASAPersevere will release it gently to the surface

    こちらも健在。NASAの火星探査車「キュリオシティ」最新セルフィー公開
  • 初展示品あり。国立科学博物館「はやぶさ2」カプセル公開

    国立科学博物館 上野館(Credit: PhotoAC)2021年3月27日より4月11日まで、国立科学博物館(上野館)で企画展「小惑星探査機『はやぶさ2』-小惑星リュウグウからのサンプルリターン-」が開催されています。 「はやぶさ2」の地球帰還カプセルは、相模原市立博物館に続き2度目の一般公開となりました。入館と観覧の方法や、相模原からの展示内容の変更について紹介します。 入館と観覧の方法入館のためには専用サイトからの事前予約が必要になっています。当日でも枠が空いていれば観覧予約可能です。詳しくは科学博物館サイト内「ご来館のお客様へのお願い・入館予約について」(https://www.kahaku.go.jp/news/2020/reservation/reservation.html)を参照して下さい。 3月31日現在、9時から16時の最終入館まで20分ごとに枠が設けられ、それぞれ

    初展示品あり。国立科学博物館「はやぶさ2」カプセル公開
    YaSuYuKi
    YaSuYuKi 2021/04/01
    予約した
  • スペースX「スターシップ」4回目の飛行試験実施、着陸には至らず

    着陸前に再点火された直後のスターシップ試験機「SN11」のエンジン。スペースXによるライブ配信アーカイブより(Credit: SpaceX)日時間2021年3月30日、スペースXは開発中の大型宇宙船「スターシップ(Starship)」の試験機「SN11」(SNはSerial Numberの略)による4回目の高高度無人飛行試験を行いました。 テキサス州ボカチカで実施された今回の試験において、SN11は目標高度10kmへの到達に成功し、着陸地点に向けた降下も行われました。しかし、着陸前のエンジン再点火直後に何らかの問題が発生したとみられ、機体は失われています。 今回のSN11による飛行試験は、同年3月4日の「SN10」による3回目の飛行試験から1か月と間を置かずに実施されました。SN10では課題だった着陸に成功したものの、その数分後に機体が爆発。スペースXのCEOイーロン・マスク氏は、SN1

    スペースX「スターシップ」4回目の飛行試験実施、着陸には至らず
  • 星出彰彦飛行士、4月22日ごろクルードラゴンで宇宙へ ISSで野口飛行士と同時滞在の可能性

    スペースXが開発した宇宙服を着るCrew-2の宇宙飛行士たち(Credit: NASA)JAXAは星出彰彦飛行士が搭乗する宇宙船の打ち上げ日を発表しました。合わせて現在国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の野口聡一飛行士の帰還日も発表しました。 JAXAによると、星出飛行士は日時間4月22日(木)19時11分に、米国の民間宇宙船「クルードラゴン」運用2号機に乗り込み、ISSへと向かいます。打ち上げは米国フロリダ州にあるケネディー宇宙センターで行われます。 また野口飛行士は日時間4月29日(木)1時35分(深夜)に地球へ帰還します。野口飛行士が搭乗する「クルードラゴン」運用初号機はフロリダ沖に着水する予定です。 スケジュール通りに打ち上げと帰還を行う場合、日人飛行士2人がISSで同時滞在をすることになります。これは2010年に野口飛行士と山崎直子飛行士が同時滞在をして以来、約10年ぶ

    星出彰彦飛行士、4月22日ごろクルードラゴンで宇宙へ ISSで野口飛行士と同時滞在の可能性
  • ロケットラボ、6機の小型衛星を打ち上げ NASAの月ミッションで使用される機器のテストも行われる

    ニュージーランド・マヒア半島から打ち上げられるエレクトロンロケット(Credit: RocketLab)<今回の打ち上げ3つのポイント> ・「エレクトロン」ロケットは累計100機以上の衛星を打ち上げ ・民間及び政府の人工衛星6機を軌道投入(ライドシェア) ・NASAの月ミッションで使用される機器のテストも ロケットラボは19回目の「エレクトロン」ロケットの発射を実施しました。打ち上げは現地時間3月23日に、ニュージーランド・マヒア半島にある同社の発射施設から行われました。今回のミッションは「They Go Up So Fast」と呼ばれ、民間及び政府系の小型衛星6機を軌道に投入。無事成功しました。この打ち上げにより、エレクトロンロケットは累計で104機の人工衛星を打ち上げたことになります。 今回のミッションでは、民間会社の地球観測衛星などが打ち上げられました。 一方で注目したいのは、エレク

    ロケットラボ、6機の小型衛星を打ち上げ NASAの月ミッションで使用される機器のテストも行われる
  • ついに姿を見せたH3ロケット、打上げまで道のりとロケット外観の変化

    2021年3月18日、JAXAは種子島宇宙センターでH3ロケット極低温点検を行い、ロケットおよび地上設備の機能等の確認をしました。これはH3ロケットプロジェクトにとって大きな前進です。点検の結果と今後の計画、ロケットの見た目の変化を追っていきます。 点検時のH3ロケット(Credit: 金木利憲)初めての全機結合・総合システム点検最初に記すべきは、この点検で始めて、H3ロケットの主要部品が全て結合されたということでしょう。主要部品とは、上部からフェアリング・コア機体(2段目・1段目の総称)・固体ロケットブースタ(SRB-3)です。 全機結合され射点にたたずむH3(Credit: 金木利憲)ただし、点検に問題ない範囲でダミー品を使用したり、取付を省略した部品もあります。 ダミー品を用いたのは、フェアリングと第1段エンジンです。取付を省略したのは火工品と呼ばれる導爆線(中に火薬が詰まった金属チ

    ついに姿を見せたH3ロケット、打上げまで道のりとロケット外観の変化
  • ワンウェブ、36機の通信衛星を打ち上げ 衛星コンステレーションの構築進む

    ロシアのボストチヌイ宇宙基地から打ち上げられるソユーズロケット(Credit: OneWeb)「衛星コンステレーション」「大規模インターネットサービス」とくれば、近年有名なのはスペースXでしょう。しかし今や多くの通信会社は小型衛星を打ち上げて、通信サービスを展開する計画を進めています。 衛星通信会社のOne Web(ワンウェブ)は同社のインターネットサービスを提供する通信衛星36機を打ち上げました。衛星を搭載したソユーズ2.1bロケットはロシアにあるボストチヌイ宇宙基地から打ち上げられ、3時間51分後に高度450kmの軌道へ投入されました。今後は衛星自体が高度を上げていき、運用するための軌道へ向かいます。 打ち上げはフランスに社を置くアリアンスペース社が実施しました。同社にとって、5回目のワンウェブの打ち上げとなり、合計で146機の衛星の軌道投入に成功しています。最初の6機は2019年2

    ワンウェブ、36機の通信衛星を打ち上げ 衛星コンステレーションの構築進む
    YaSuYuKi
    YaSuYuKi 2021/03/29
    SpaceXに大差をつけられている
  • エンケラドゥスの地下海では赤道と極域の間で循環が生じている可能性

    土星探査機カッシーニが撮影したエンケラドゥス(疑似カラー)(Credit: NASA/JPL/Space Science Institute)カリフォルニア工科大学のAna Lobo氏らの研究グループは、土星の衛星エンケラドゥスの地下の海における海水の循環に関する研究成果を発表しました。研究グループによると、エンケラドゥスの地下海では塩分濃度の違いがもたらす南北方向の循環が起きている可能性があるようです。 ■赤道域と極域を結ぶ海水循環が存在かエンケラドゥスでは分厚い氷の地殻の下に海が存在すると考えられていて、南極域では氷の亀裂から水蒸気や氷の粒が噴出しているとみられています。研究グループによると、エンケラドゥスの地下海の深さは最低でも30kmで、地球の海よりも深いと予想されています。 研究グループは今回、土星探査機「カッシーニ」の観測によって明らかになったエンケラドゥスの地殻の厚さに注目し

    エンケラドゥスの地下海では赤道と極域の間で循環が生じている可能性
  • 新型宇宙船「オリオン」初の有人飛行では「アトランティス」のエンジンを再利用

    オリオン宇宙船サービスモジュールへのメインエンジン取り付け作業の様子(Credit: Airbus)こちらは新型宇宙船「オリオン」のメインエンジン取り付け作業の様子です。アメリカ航空宇宙局(NASA)が月面探査計画「アルテミス」に向けて開発を進めているオリオン宇宙船のうち、飛行に必要なエンジンや太陽電池パドルを備えたサービスモジュール(ESM:European Service Module)は欧州宇宙機関(ESA)が製造を担当しており、この写真はドイツにあるエアバスの施設で撮影されました。 オリオン宇宙船のサービスモジュールには姿勢制御用の小さなものも合わせて全部で33基のエンジンが搭載されています。このうち地球と月周辺の往復に用いられるメインエンジンには、2011年に退役したNASAのスペースシャトルに搭載されていた軌道制御システム(OMS:Orbital Maneuvering Sys

    新型宇宙船「オリオン」初の有人飛行では「アトランティス」のエンジンを再利用