オランダの夫婦が、3Dプリンターで作られた家の、ヨーロッパ初の居住者となった。 これは、アイントホーフェン工科大学や、自治体、建築家、および民間企業が共同で進める「プロジェクトマイルストーン」によって建てられたものだ。形状は巨礫(きょれき)に着想を得ているといい、これを従来の方法で建設した場合、高度な技術と多額の費用を要するという。同プロジェクトの計画では、あと4つの3Dプリントハウスを建設予定だ。 この数年、各国の都市部は人口増加によって深刻な住宅不足に陥っている。その打開策として、3Dプリント技術を取り入れた都市計画が米国やフランスなどで進められており、同プロジェクトもまた、3Dコンクリート印刷を持続可能な建設法として確立し、住宅危機を緩和したい考えだ。この方法は、セメントの使用量を減らすことで、コストと環境へのダメージを削減するとして、建設業界からの注目を集めている。 今回建設された
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