月面輸送サービスのispace(アイスペース)は24日、30日付で三井住友銀行から70億円を借り入れると発表した。2026年と27年に打ち上げを予定している月着陸船の開発や運用などにかかる運転資金に充てる。借入金の一部は同行から23年8月末に借り入れた
ispace(東京都中央区)は4月12日、欧州法人ispace EUROPE(ispace EU)が民間月探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション2で活用する小型月面探査車(マイクロローバー)の「認定モデル」を使用した試験が完了したことを発表した。 認定モデルの環境試験の完了は、設計を検証して、マイクロローバーがロケットで打ち上げるときに生じる振動などの負荷に耐え、月面で活動できるかどうかを実証する、開発マイルストーンの一つになる。 2023年11月にマイクロローバーのデザインを発表してからispace EUは「エンジニアリングモデル」の開発を開始、設計の妥当性を確認してから認定モデルが試験された。試験結果を踏まえて「フライトモデル」の開発が始まる。 エンジニアリングモデルは、基本設計に基づいて制作し、機能や性能など妥当性を確認して次の詳細設計段階に移行するための設計を固めるためのデ
株式会社ispaceは4月14日、同社の月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1について、ランダー(月着陸船)を高度100kmで月を周回する円軌道に到達させることに成功したと発表しました。ミッション1ランダーによる民間企業初の月面着陸は、早ければ4月26日に実施されます。【2023年4月17日11時】 【▲ 月面に着陸したispaceのランダーの想像図(Credit: ispace)】関連:【特集】月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1 HAKUTO-Rミッション1のランダーは2023年3月21日に高度100×6000kmで月を周回する楕円軌道へ到達することに成功。4月12日の時点では高度100×2300kmの楕円軌道を周回していました。ispaceによると、日本時間2023年4月13日10時8分に月軌道制御マヌーバ(マヌーバ=姿勢や軌道の制御)を開始し、主推進系を用
去年12月、月を目指して打ち上げられた着陸船について、開発した日本のベンチャー企業は14日、月の高度100キロ前後を回る軌道への投入に成功し今月26日に計画している月面着陸に向けた準備に入ったと発表しました。 成功すれば、民間としては世界初となります。 東京のベンチャー企業「ispace」が開発した月着陸船は、去年12月にアメリカの民間企業「スペースX」のロケットで打ち上げられ、その後もほぼ計画どおり安定した飛行を続けています。 開発した企業は14日、着陸船の最新状況を発表。 月の高度100キロ前後を回る軌道への投入に成功し、搭載機器の状態や通信の確認など着陸に向けた準備に入ったことを明らかにしました。 月面着陸は今月26日の午前1時40分ごろの予定で、着陸船は、その1時間ほど前からガスを噴射して減速しながら徐々に月面に接近したあと、最終的には4つの脚で着地の衝撃を和らげながら月の北半球に
2023年4月12日 株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)は、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)の月面着陸予定日時を、最短で2023年4月26日(日本時間)に設定したことをお知らせいたします。 2023年4月12日時点でミッション1のランダーは近月点(月に最も近い地点)高度が約100km、遠月点(月に最も遠い地点)高度が約2,300kmの楕円軌道で月を周回しています。月周回軌道投入後、ランダーに搭載したカメラによる撮影、画像の取得にも成功しています。 2023年3月26日、月からの高度約2,000km地点でispaceのカメラが捉えた画像。月の東縁辺りを撮影しており、クレーターのPetavius、Vendelinus、Langrenusを確認することができます。 今後複数回の軌道制御マヌーバを行い、高度100
ispaceは、月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の打ち上げについて、最短で2022年11月9日から15日の期間に設定したと発表しました。最終的な打ち上げ日時は、打ち上げの約10日前に決定する予定です。HAKUTO-Rミッション1は、日本の民間企業として初めて月面へランダー(着陸機)を着陸させるミッションであり、成功への期待が高まります。 【▲ ドイツの工場で組み立てが完了した「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(Credit: ispace)】HAKUTO-Rのランダーは、米国フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地からスペースX社の「ファルコン9」ロケットで打ち上げられます。打ち上げ後のランダーは、東京・日本橋にあるispaceのミッションコントロールセンター(管制室)で運用が行われ、ランダーの状態監視やコマンド(指令)・データの送受信などが実施されます。管制室とラ
【▲ 株式会社ispaceが開発中の月着陸船(ランダー)の想像図(Credit: ispaceウェブサイト)】株式会社ispaceは日本時間1月25日、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」の進捗状況を発表しました。 同社によると、日本の民間企業が主導する初の月着陸ミッションとなるHAKUTO-Rの「ミッション1」は、2022年末頃の打ち上げが予定されています。ミッション1で使用される月着陸船(ランダー)の実機(フライトモデル)は、ispaceのスタッフが2021年6月から常駐するドイツのランポルツハウゼンにあるアリアングループの施設にて組み立て作業が進められています。 【▲ ミッション1で使用される月着陸船(ランダー)の組み立て作業の様子(Credit: ispace)】着陸船の組立・統合作業は2022年2月に最終段階を迎える見込みで、断熱材・ソーラーパネル・展開機構といった部品の取
(Credit: ispace Twitter)日本に本社を置く宇宙スタートアップ企業「ispace」は、アメリカの新オフィスの所在地としてエンジニア人材が豊富なコロラド州・デンバーを選定したと発表しました。また、ispaceが開発を行う新型月面ランダーの設計に、アメリカの民間宇宙企業SpaceX社でキャリアを積んだカーステン・オニール氏を採用。カーステン・オニール氏は、SpaceX社でファルコンロケットの新型機導入の現場主導を含んだ7年間のキャリアを持っています。 ispace社は、日本初の民間主導による月面着陸を2022年に目指しています。「月面着陸」と「月面探査」の2つのミッションを行うプログラムである「HAKUTO-R」を2022年と2023年に実施予定です。この計画で使用されるランダーとローバーはSpaceX社のファルコン9ロケットで打ち上げられる見込みとなっています。また、8月
中国民間企業のiSpaceは7月25日、「Hyperbola-1」ロケットの酒泉衛星発射センターからの打ち上げに成功しました。 Hyperbola-1は3段の固体ステージと1段の液体ステージを組み合わせた4段式ロケットで、全長は20.8mの重量31トンとなっています。 そして、ロケットにはアマチュアによる通信衛星の「CAS-7B」や中国中央電視台による技術実証ペイロードなどが搭載されていました。これらは、高度300kmの軌道へと投入されています。 中国ではその他にも民間企業のLandspaceやOneSpaceが衛星打ち上げを目指していますが、iSpaceは一歩その競争から抜けたことになります。 Image: iSpace ■Chinese iSpace Achieves Orbit with Historic Private Sector Launch https://www.space
中国アイスペース(iSpace)は今年6月初旬の衛星打ち上げを目指しています。これが成功すれば、中国の民間企業として初のケースとなります。 北京をベースとするアイスペースは、4段式ロケット「ハイパボラ1(Hyperbola-1)」を酒泉衛星発射センターから打ち上げる予定です。 ハイパボラ1は全長38メートル、太さ2.5メートルで、3段の個体ロケットモータと1段の液体メタン/液体酸素エンジンを備えています。また、2020年には地球低軌道(LEO)に1.9トンの打ち上げが可能な「ハイパボラ2(Hyperbola-2)」を打ち上げる予定です。 中国ではランドスペース(LandSpace)が2018年10月に、ワンスペース「OneSpace」が今年3月にロケットの衛星軌道に達する打ち上げを試みましたが、どちらも失敗しています。 Image: アイスペース ■China's iSpace to Ma
中国民間宇宙開発企業のワンスペースとアイスペースは、2019年中の周回軌道へと到達するロケット打ち上げを目指しています。 まずワンスペースは、全長19メートルの「OS-M」ロケットを開発しています。OS-Mは地球低軌道(LEO)に205kg、太陽同期軌道(SSO)に73kgのペイロードの投入が可能。2018年5月にロケット打ち上げを実施した同社は、2019年3月後半のロケット打ち上げを目指しているのです。 また北京をベースとするアイスペースは、2019年に3機のロケット打ち上げを予定しています。そのうち、全長20メートルの4段式固体+液体ロケット「ハイパボラ1(Hyperbola-1)」は2019年前半の打ち上げが予定されているのです。なお、ハイパボラ1は太陽同期軌道に150kgのペイロードの投入が可能です。 Image Credit: ワンスペース ■Chinese Companies
▲参考:JALEC エンジン整備センター(成田)JALは2018年10月より、ispaceが行う史上初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のランダー(月着陸船)の組立ての技術支援を開始しました。 JALの100%子会社であるJALエンジニアリング(JALEC)が、JALグループの航空機整備で培った技術力や品質管理能力などが評価されたことから、ランダーの組立に関する技術支援に携わります。 「HAKUTO-R」ランダー2機の組み立てや、JALEC整備士による溶接など組立作業の一部については、成田にあるJALECエンジン整備センターにて行われ、完成したランダーは、2020年・2021年に打ち上げられる予定となっています。 Image Credit:日本航空株式会社/JALエンジニアリング ■(共同リリース)ランダー組立をJALECエンジン整備センター(成田)で開始 ~HAKUTO-Rの月
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く