技術部の笹田です。Ruby 3.2 無事にリリースされて良かったよかった。 Rubyインタプリタは複雑なプログラムなので、当然のごとくバグが入ってきます。Rubyインタプリタ開発者は、これに対していろんな対策をしています。たとえば、テストを書いて、CI環境でチェックするとか、今となっては当然のことを、当然のごとくやっています(RubyCIやchkbuild、ruby/spec: The Ruby Spec Suite aka ruby/specなどの整備や、実行環境の日々のメンテナンスの成果です)。 これに追加して、個人的にテストをとにかくたくさん繰り返し行うマシン群を用意しています。テストの実行頻度をなるべくあげて、「時々しか発生しない」というバグを炙り出して、Rubyインタプリタの品質向上を目指すためです。本稿ではそんな、ちょっとだけ変わったテスト環境についての話をご紹介します。 この