【森田岳穂】福島大が各地の大学や大学生と連携し、福島と県外の児童が福島で交流する企画の参加者を募ったところ、大学側に抗議の電話やメールが相次いでいる。主催者側は現地の放射線量などを調べた上で安全と判断した、としている。 福島大の教授や学生団体「福島大災害ボランティアセンター」が計画している「集まれ! ふくしま子ども大使」。子どもたちに東日本大震災や原発事故と向き合ってもらうのが狙いで、対象は小学4〜6年生。全国から30人、福島県内から15人を募り、8月16〜19日に福島県猪苗代町のホテルに滞在。同町は福島第一原発から約80キロ離れている。原発事故の避難者が暮らす会津若松市の仮設住宅を訪問したり、北塩原村の湖で交流したりする。 趣旨に賛同した熊本学園大も九州の小学生4人を募集した。11日に報じられると、窓口役の講師のもとに応募したいという連絡が数件あった。ところが、同夕ごろから抗議の電話