反難民を掲げるドイツの新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、19日に発表された政党支持率調査で初めて社会民主党(SPD)を抜き、第2党となった。政権入りなどをめぐって右往左往するSPDに、有権者が不信感を募らせているようだ。 世論調査会社インザによると、AfDの支持率が16・0%だったのに対し、SPDは15・5%にとどまった。AfDの支持率は、初めて連邦議会に議席を獲得した昨年9月の総選挙から徐々に上昇している。一方、SPDは下落が続いていた。公共放送ARDが15日に発表した調査でも、SPDが過去最低を記録し、AfDが1ポイント差まで肉薄していた。AfDのワイデル議員団長は「我々はいまや国民政党だ」とツイッターでコメントした。 SPDは、昨年9月の総選挙で惨敗した直後に下野を表明。だがメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟が小政党との連立交渉に失敗すると、一転して大連立に向