乾燥機能が付いた洗濯機が普及するなかで、油のついた衣類を洗濯して乾燥機で乾かすと自然発火する事故が相次いでいることから、製品事故の分析をしている独立行政法人が注意を呼びかけています。 製品事故を分析しているNITE=製品評価技術基盤機構によりますと、洗濯機に関わる事故は昨年度までの5年間に266件報告されていて、34人がけがをしています。 事故のおよそ半数は製品そのものに原因がありますが、およそ15%は誤った使い方や不注意が原因で、けが人も多く出ています。 こうした事故のうち最も多かったのは、マッサージ用のオリーブオイルや植物性のサラダ油がついた衣類を洗濯し、乾燥機で乾かしたまま放置していると突然、発火する事故です。 洗濯しても衣類に残った油が酸化反応して発熱し、乾燥機の熱が加わって、自然発火するということです。 こうした事故は乾燥機能がついた洗濯機が普及するなかで増加傾向にあり、NITE