9月24日、メキシコの人権委員会は、同国の刑務所について、全体の6割が受刑者らによる「自治状態」にあるとの報告書を発表した。写真は脱走事件の起きたピエドラスネグラスの刑務所。17日撮影(2012年 ロイター) [メキシコ市 24日 ロイター] メキシコの人権委員会は24日、同国の刑務所について、全体の6割が受刑者らによる「自治状態」にあるとの報告書を発表した。 同委員会のアンドレス・アギーレ氏は記者会見で、メキシコにある刑務所430カ所の6割が、受刑者や麻薬組織など犯罪関係者に管理されていると述べた。また、刑務所からの受刑者脱走が深刻な問題になっていると指摘。2010年以来、このような事件は14回起き、計521人が脱走。刑務所の職員らが脱走を手助けするケースも頻繁にあるという。