フィリピン・マニラの米大使館前で行われた抗議デモで、警察車両にひかれ、地面に横たわるデモの参加者(2016年10月19日撮影)。(c)AFP 【10月20日 AFP】フィリピン・マニラ(Manila)の米大使館前で19日に行われた反米デモで、警察車両がデモの参加者たちに突っ込んだ出来事を受け、フィリピン国家警察のロナルド・デラロサ(Ronald dela Rosa)長官は20日、関与した警察官数十人を停職処分にした。 19日のデモで、警察車両は急に後退した後で前進し、少なくとも2人のデモの参加者をひいた。車両の運転手はその直後、襲撃されると恐怖し、パニック状態に陥ったと語っていた。米大使館前でのデモ隊と警官隊の衝突では、デモの参加者30人、警察官32人が負傷した。 デラロサ長官は声明で「悲しみと怒りに包まれている」と語り、「警官隊は、こうした集会に対して最大限の寛容さを示すことを方針として