国会で与野党の論戦が白熱している最中に、安倍首相と大メディアの記者たちが酒席をともにしていたことが波紋を呼んでいる。
東芝の株価下落に歯止めがかからない。東証一部から二部への“メルトダウン”は確実で、紙屑になる恐れも現実味を帯び始めた。自社株を保有する社員は少なくなく、東芝社員にとってはボーナスカットと併せてダブルパンチである。 決算発表を延期した2月14日、東芝株の終値は229円80銭。翌日からは売り一色で、21日は前日比2円60銭安の183円70銭まで値を下げた。昨年12月15日の株価が475円だったことを考えれば、約2カ月で半額以下になった計算だ。東芝本社の企画部門に勤務する社員によれば、 「社内では、毎日のように株価の話で持ち切りです。不正会計による株価下落で、三菱UFJ信託銀行やGPIFなどがうちを訴えると報じられているが、“我々も会社を訴えようか”と、自嘲気味にジョークを飛ばす同僚さえいます」 毎年、東芝は4月の入社式直後から約1カ月間に及ぶ“新入社員全体研修”を開催。そこで新入社員は生
「安倍晋三は生まれついての戦略家である」 イギリスのチャーチル元首相を引き合いに出しながら、米戦略国際問題研究所の上級研究員エドワード・ルトワックにこう言わしめた安倍総理は、2015年末、どのような思惑で日韓合意に臨んでいたのか。 『総理の誕生』(文藝春秋刊)の執筆者で、産経新聞政治部記者の阿比留瑠比氏が、昨年末から続く韓国・釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦像の問題について、安倍総理の考え方や今後の行方を分析する。 2016年末、韓国・釜山の日本総領事館前に、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を約束した日韓合意にも、公館の威厳を定めた国際法(ウィーン条約)にも違反する新たな慰安婦像が、民間団体の手で設置された。韓国政府はおろおろするばかりで、この暴挙を事実上、黙認した。 これに対する日本政府の動きは迅速だった。官房長官の菅義偉は1月6日、駐韓国大使と駐釜山総領事を帰国させ
「女性宅に侵入し、現行犯逮捕されていました」 1月13日、高木毅前復興相(61)の約30年前の“下着ドロ疑惑”について、山本拓自民党福井県連会長(64)が県連独自の調査結果を発表した。国会議員のスキャンダルを身内が独自調査した上で、“クロ認定”するのは異常事態だ。山本氏が説明する。 「昨夏の参院選で農協や女性団体からの突き上げが厳しかった。『(次期衆院選で)高木さんは絶対にダメだ』って言われちゃってね。だから『疑惑は徹底的に調査する』という党の公認基準に従って県連として調査会社に依頼して調べてもらったんです。まぁ高木さんは仕方ないわなぁ……。(次期衆院選で)県連が党本部に(公認申請の)推薦を出すことはまず不可能ということですよ」 一方、「(下着窃盗について)そのような事実はありません」と事務所を通じて疑惑を否定した高木氏。 実は山本氏とは“国取り合戦”を繰り広げた因縁がある。地元雑
韓国・釜山の日本総領事館前に新たな「慰安婦像」が設置された。2015年12月28日に慰安婦問題日韓合意が結ばれてからおよそ1年あまり。日本国内ではこの件については「合意違反」との声が強まる中、韓国では合意破棄の声が高まっている。だが、これは驚くほどのことではない。 これまで韓国が日本との合意を反故にしたのは、一度や二度ではないのである。1993年8月4日の慰安婦募集に軍の関与を認めた河野洋平官房長官の談話、いわゆる「河野談話」は、日本側が公式に謝罪すれば韓国は矛を収めるという合意があったからだが、韓国は全く変わらなかった。 1995年に村山政権下で創設された「女性のためのアジア平和国民基金」による元慰安婦らへの「償い金」の支給に対して、慰安婦像設置で暗躍した挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会)は「受け取れば、自ら進んで行った売春婦と認めることになる」と元慰安婦らを恫喝して妨害し、結局、何の解
大作映画であることは間違いない。「ダイ・ハード」のブルース・ウィリスが出演し、美術監督を務めたのは「リーサル・ウェポン」のメル・ギブソン。しかも習近平指導部がバックアップし、製作費70億円が投じられた。中国本土のみならず、米国でも公開が待ち望まれているが、封切りのメドがまったく立っていないという。 *** 問題の映画は、中国で製作された「大爆撃」。日中戦争中、旧日本軍が空爆した重慶に住む人々の交流を描いた戦争映画だ。撮影終了後の昨年11月、中国空軍を支援した米軍の教官を演じたブルース・ウィリスは、米ロサンゼルスで行われた完成記念パーティーの席でこう語った。 「『大爆撃』はとても面白い。家族も面白かったといっていた。また、家族と一緒に観られるように米国での公開を期待している」 中国事情に詳しいジャーナリストの高口康太氏によれば、 「映画を製作したのは、上海快鹿投資集団です。快鹿は、
大山鳴動してネズミ一匹とはこのことか。「2島返還+α」と言っていたのが、いまや「0島返還」。加えて1兆円ものカネをロシアに掠め取られようとしている。「プーチン一本勝ち」の日ロ交渉を追う。 山口宇部空港から山間の国道316号線を車で走ること1時間10分余り、蛇行する音信川の川縁に、収容人数550名を誇る巨大な建造物が、その威容を現した。安倍晋三首相のお膝元、山口県が誇る天皇皇后も泊まった最高級旅館「大谷山荘」である。 安倍首相は12月15日、長門市湯本地区に聳えるこの創業62年の老舗旅館に、ロシアのプーチン大統領を案内する予定だ。 12月初旬、本誌記者がこの地を訪れると、国道沿いの4ヵ所に、「歓迎 日露首脳会談」と書かれた横断幕が掲げられ、異様な光景が広がっていた。ダンプカーやトラックなどがせわしげに行き交い、地元住民たちが「プーチン特需」と呼ぶ大型工事が、急ピッチで執り行われていたのだ
中央委員会全体会議を経て自らを「核心」と位置づけ権力集中を加速させる習近平主席を目の当たりにして、フィナンシャル・タイムズ紙は、欧州諸国は自由・開放の社会信条を真っ向から否定する国と、どう付き合うのか現実を直視しなければならない、との社説を10月30日付けで掲載しています。 ここ数十年、欧米の民主主義国は、繁栄と開放がより自由な政治体制に繋がるものとして中国に対する関与政策を続けてきた。欧米様式のメリットを示せば、中国も自然とそうなってくれるだろうと信じていたのだ。だが、先の会議で自らを「核心」と位置づけた習近平によって、その信念は揺さぶられている。 中国と欧米で習近平を擁護する人々は、彼の権力集中は難しい経済改革、政治改革には必要なことだと述べている。習近平の徹底した腐敗対策は、ふくれあがった国有企業の改革を進め易くし、持続不能な債務急増を止めるためのものだと言われていた。 しかし
前回、イタリア人による移民礼賛論の危うさをを取り上げた。長くイタリアで暮らし、イタリアの生活と文化、歴史について日本人の中でもっとも詳しい一人である塩野七生氏(http://nettaro.way-nifty.com/nettaro_blog/2008/12/post-c9b2.html)の「移民への対処」論を紹介したい。 2008年12月号の月刊「文藝春秋」に載ったエッセイと同時期のナンバー715号に掲載された記事だが、今でも十分に通用する。筆者は塩野さんの考えにほぼ全面的に賛成である。 塩野さんは「純粋培養だけでは、いずれは衰弱する。異分子による刺激は常に活気を取り戻すには最適な手段」として、有能な外国人の日本への移住を歓迎する。 だが、当時、日本では移民を一千万人受け入れると言い出した。塩野さんは「これくらい、バカな政策はない」と一蹴する。理由は以下の如し。 “移民政策では先
対米関係をおろそかにして対中関係を重視した政権は短命に終わることが多い。中国主導のAIIBに参加したり、中国も出資する原発を建設しようとするなど、キャメロン前政権時代に経済優先で親中に舵を切ったイギリスも、いま軌道修正を迫られている 安倍晋三首相は先の参院選で快勝し、宿願の憲法改正に向けて大きく前進した。戦後日本の長期政権を振り返ると、いくつかの共通項がある。佐藤栄作、中曽根康弘、小泉純一郎、そして安倍首相といずれも親米政権だ。次に倒閣運動を起こす強力なライバルが党内に見当たらない。そして参院自民党を牛耳るドンの支持を得ていることだ。第3の要件は2012年に再起を果たした第2次安倍政権から消失した。安倍首相1人に権力が集まり、官邸主導が強まっているからだ。 民主党の鳩山由紀夫元首相を例に上げるまでもなく、対米関係をおろそかにし、対中関係を重視した政権は必ずと言って良いほど短命に終わる。
NHKの現役女子アナウンサーが、援助交際希望の女性を男性会員に紹介する“愛人クラブ”に登録していたことが「週刊新潮」の取材でわかった。7月13日発売号にて掲載される。 *** 愛人クラブに登録していたのは、NHK室蘭放送局に勤める、清楚なロングヘアが印象的な女子アナウンサー(25)。このクラブでは、女性の容姿に応じて男性側が支払う料金が設定され、“最高級クラス”である彼女と“交際”するには、男性は最低でも50万円を支払う必要があるという。 番組出演を終えた本人に「週刊新潮」が直撃すると、クラブに登録していたことを認め、「結婚相談所みたいなものだと思った」「愛人クラブだとは知らなかった」と答えたのだが、彼女を面接した店の担当者は、本誌の取材にこう答えた。 「彼女は“真剣な交際相手を探している”と口では言っていました。でもね、援助目的だと正直に切り出す女なんてそうはいないですよ」 7月
黒田日銀総裁は、就任に際し、2年で2%のインフレを達成すると宣言しましたが、達成時期は大幅に後ろ倒しされていて、未だに見通しが立っていません。そこで今回は、2年で2%が達成できると考えた根拠と、それが誤りであった事について記していきます。 最初に、経済初心者向けの解説を記しますので、一般の方は飛ばしてお読みいただいても結構ですし、復習のために一読していただいても勿論結構です。 ■日銀総裁は消費者物価指数を上げたいの?・・・経済初心者向け 消費者物価指数というのは、私たちが消費している様々な物やサービスの値段が全体としてどれくらい上がっているのか下がっているのか、調べた統計です。消費者物価指数の上昇率をインフレ率と呼びます。つまり、インフレ率を上げたいという事は、物やサービスの値段を上げたいということです。それは困る、と思った人も多いでしょう。では、なぜ黒田日銀総裁は物価を上げたいと思
さる5月21日の夜のこと。銚子駅前にある「銚子プラザホテル」の宴会場では、「自民党銚子支部総会」が開かれ、そこには、千葉県選挙区選出の参議院議員、石井準一、猪口邦子両人の姿があった。出席した党関係者が語る。 「会の終了直前、支部の役員が、『猪口先生は今日はどちらにお帰りですか』と尋ねたところ、『私は市川在住ですので、市川に帰ります!』と答えました。その瞬間、石井さんが猪口さんに『そんな嘘をつくんじゃないですよ!』と噛みついたのです」 関係者が続ける。 「石井さんはさらに、『本当に住んでいるというなら、市川のマンションの電気代の明細を見せてくださいよ。基本料金しか払っていないでしょう。みなさん、この人は平気で嘘をつく人なんですよ』と言い放ち、帰っていきました。猪口さんは茫然としていましたね」 身内同士なのに、なぜこのような修羅場となったのか。自民党担当記者が解説する。 「石井さんは
応援してくれていた人たちを裏切る結果になり、本当に申し訳ないと思っています。反社会勢力が関与する闇カジノに通ったことは、絶対によくない。処分は当然のことです。 ただ、海外でギャンブルに熱中した行為自体に後悔はありません。こんなことを言うと、反省していないと叩かれるかもしれない。それでも、僕はあの勝負事は、スポーツ選手として自分を成長させてくれたと今でも思っているのです。 こう語るのは、今年4月、リオデジャネイロ五輪の金メダル候補だった桃田賢斗(21歳)と共に東京・錦糸町の闇カジノに通っていたことが発覚し、バドミントン協会から無期限の登録抹消処分を受けた田児賢一(26歳)だ。 5月14日、田児の姿は成田空港にあった。田児は所属していたNTT東日本も解雇されて現在無職。「これからマレーシアに仕事を探しにいく」と言う田児に記者が声をかけると、「搭乗までの時間なら」と取材に応じた。 4月6
米オレゴン州に住むカーク・アレクサンダーさん(48)が、瀕死の重体で発見された。彼の命を救ったのはドミノ・ピザの店員だったという。 アレクサンダーさんはピザが大好物。過去7年間にわたり、近所のドミノ・ピザからほぼ毎日のようにデリバリーを頼んでいた。しかし先週日曜、この店でドライバーとして働くトレイシー・ハンブルンさんがふと気がついた。アレクサンダーさんからの注文が11日間も途絶えている──。 心配になったハンブルンさんは、アレクサンダーさんの家を訪ねたがノックしても反応はない。呼びかけるも返事はなく、電話をしてもすぐ留守番電話になってしまう。窓から家の中をのぞくと、テレビが付けっぱなしになっている。何かあったに違いない、とハンブルンさんは911に通報した。 駆けつけた保安官が、床に倒れて助けを請うアレクサンダーさんを発見し、病院へと緊急搬送。保安官事務所のスポークスマンによると、発見
詰めかけた女性記者が次々に手を挙げる--。34歳タレントとの“ゲス不倫”が報じられた宮崎謙介衆院議員(35歳)の議員辞職会見。その挙手の裏には“怒り”があるのだ。 「無理もありません。取材に来た女性記者を口説いたり、自民党本部の受付嬢と合コンしたり、“調子にのってるチャラ男”として宮崎氏は有名だった。女性記者からの評判は最悪で、同情する声は皆無。みな“ザマーみろ”と言ってますよ」(自民党関係者) 幼少時から、その片鱗はあった。小学校時代の同級生が語る。 「高学年のころかな。宮崎くんが突然、同級生の女子のパンツに手を入れたんです。で、パンツから抜いた手には毛が……。彼は“この毛はなんだ”とはしゃいでいましたよ。僕は宮崎くんから、下ネタ用語を全部教わりました(笑)」 このころから、土壇場で逃げる性格もまったく変わっていないようだ。 「エロ本を拾ったので、友達の家で見ようってことになっ
石坂浩二イジメ問題が波紋を呼んでいる。 1994年の番組開始当初から『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)の司会を務める功労者でありながら、最近2年間にわたり発言部分の大半をカットされていた石坂浩二。この事実がスクープ報道された背景について、芸能記者が話す。 「昨年10月、石坂は個人事務所から大手のプロダクション尾木に移籍しました。この件をスクープした週刊誌は尾木プロと関係が深いため、同誌のスクープにつながったのです。個人事務所だとどうしてもメディア関係とのパイプは薄くなってしまうし、石坂本人は穏やかな性格なので、テレ東に意趣返しをしてやろうという気もなかったようです。石坂が2年前から尾木プロ所属だったら、間違いなく今回の事件は起こっていなかったでしょう」 スポーツニッポンは、制作会社プロデューサーが石坂へのイジメを行なっていたと報じているが、制作会社関係者が話す。 「局のプロデ
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