北海道南西沖地震(ほっかいどうなんせいおきじしん)は、日本標準時1993年(平成5年)7月12日午後10時17分に、北海道奥尻郡奥尻町北方沖の日本海海底で発生した地震である。マグニチュードは7.8(Mw7.7)で、日本海側で発生した地震としては近代以降最大規模。震源に近い奥尻島の揺れは震度6(烈震)であったと推定され、火災や津波で死者202人、行方不明者28人の大きな被害を出した(このため、奥尻島地震[2]とも呼ばれる)。さらに、ロシアでも行方不明者3人。奥尻島の震度が推定になっている理由は、当時の奥尻島に地震計が設置されていなかったためである。1年半ほど後の1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)は都市部の建築物や土木構造物の倒壊や火災による被害が顕著であったのに対し、本地震は津波による被害が特徴的であった。 震源は北緯42度46.9分 東経139度10.8分