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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (11)

  • 歴史学者たちの傲慢さに気をつけよう | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は当に真夏でした。ピークですね、これは。 さて、だいぶ以前からぼんやりと考えていたことを書いておきたいと思います。 すでに告知させていただいたように、私は現在、次に出るの訳出作業の最終追い込み段階に入っているのですが、ここ数日間とりくんでいるテーマが、なんと核兵器に関するもの。 「なんか物騒なテーマですねぇ」とお感じになる方もいらっしゃると思いますが、原著者はなんといってもレーガン政権で核戦略をアドバイスしていた人物ですから、この分野が専門領域であり、色々と言いたいことがあったようで色々と書いており、こちらも勉強になってます。 ただしこれを訳していて私が個人的にあらためて感じたのは、やはり「戦略はフィクションである」ということです。 というのも、グレイ自身はソ連に対抗するためにアメリカの核戦略をアドバイスしていたわけですが、なにせ核兵器というのは、歴史アメリカが日に対

    歴史学者たちの傲慢さに気をつけよう | 地政学を英国で学んだ
    You-me
    You-me 2015/07/28
    というか後知恵バイアスってどのジャンルでもやっかいでふよねという話に還元されちゃうというかどういうジャンルでもつきまとう話だから後知恵バイアスという風に概念が確立してるというか
  • ISISに「悪」というレッテル貼りはやめておけ | 地政学を英国で学んだ

    今日の目黒は朝から小雨が降っております。 さて、久しぶりに記事の要約を。オバマ政権の使っている言葉についての議論です。 === 「悪」というラベルづけの問題:ISISを「ガン」と呼んでしまうことのモラル・ハザード By マイケル・ボイル ●ISISによるアメリカのジャーナリスト、ジェームス・フォーリー氏の「首切り処刑」は、世界中からこの反乱グループとその恐ろしい手段に対する非難を巻き起こしているが、これは当然であろう。 ●ところがこれは同時に、911の連続テロの直後のパニック状態の中でアルカイダを示す際に使われた道徳判断を含んだ言葉を復活させることにもつながった。 ●ブッシュ前大統領が「テロとの戦争」を「悪を行う者」たちに対するキャンペーンであると表現したことは有名だが、奇妙なことに、オバマ大統領もISISのことを、中東に広がる「21世紀に存在してはいけないガン細胞」であると表現している。

    ISISに「悪」というレッテル貼りはやめておけ | 地政学を英国で学んだ
    You-me
    You-me 2014/08/27
    悪というレッテルをはっても役にたたないは一理ある?/結局ヒズボラみたいにどっかの国が支援してるから持つわけで、そゆとき「女子供を虐殺している!」みたいなのは支援をやめさせるネタとしては有効でせう
  • 集団的自衛権行使容認についての議論の「ウソ」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から晴れました。台風一過ですっかり真夏です。 というか、台風は当に来たのかどうかが微妙でしたが・・・ 久しぶりの更新ですが、とりあえず現在急ピッチで進めているあるの翻訳が日で一章分おわりましたので、ちょっと時間ができました。 そういえばシーパワーの文献を紹介したら、「ランドパワーやエアパワーはどうよ」という要求が来ましたので、チャンスがあればそのうち紹介したいと思います。 といっても日語の文献のほうをよくしらないので少し調べる必要がありますが・・・ さて、ちょっと遅れましたが、集団的自衛権の行使容認について、あのマイケル・グリーンらがコメントを書いていたので、その記事を簡単に要約します。 === 集団的自衛権の変更についての10個のウソ by マイケル・グリーン&ジェフリー・ホーナン ●7月1日に日の安倍首相は集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。もちろんこの決

    集団的自衛権行使容認についての議論の「ウソ」 | 地政学を英国で学んだ
    You-me
    You-me 2014/07/15
    「私の集団的自衛権についての考えですが、右は法律論に逃げ、左は論理的飛躍のある感情論を掻き立てるだけ。ただし共通しているのは、そこで争われている「政策」レベルの議論が決定的に欠けていたというものです。
  • 浅田真央の戦略の失敗 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝からよく晴れております。朝方は気温も低かったのですが、昼前にはすっかり春の予感に。 さて、スポーツに関するネタとして、日人にはない視点で書かれたものを発見しましたので、参考までにその記事の要約を。 著者は、以前からキム・ヨナ選手を絶賛しているバイアスのかかったスポーツジャーナリストみたいで、この記事では浅田選手に関してけっこう厳しいことを書いております。 === 浅田真央の頑固さがメダルのチャンスを台無しにした BYジャック・ギャラガー ●人生の中では、時として自分自身が自分にとっての「最悪の敵」になることがある。アドバイスを受け入れず、聞きたくないことを聞かないようにして、現実を無視する時が、まさにそのような場合だ。 ●嫌いなことや恐怖、それに望まないことに直面して、このようなパターンの陥ってしまうと、人は大抵大きな失望に直面することになる。 ●そしてこの典型的な例が

    浅田真央の戦略の失敗 | 地政学を英国で学んだ
    You-me
    You-me 2014/02/26
    メダル、それも金にこだわるならこの人のいうことには一理どころか何理かはあるね/ただ、例えば4回転跳ばない跳ぼうとしないプルシェンコなんかみたくないし、トリプルアクセル跳ばない真央ちゃんよりは跳ぶ方をね
  • ノルウェーのテロ事件から「多文化主義の失敗」を再録 : 地政学を英国で学んだ

    ノルウェーのテロ事件を受けて、この意見記事の要約を再録します。 ぜひじっくりとお読み下さい。 ==== 多文化主義はどのように失敗したのか by ケナン・マリク ●今年の7月7日でロンドンでの52人が死んだ連続テロ事件から六年がすぎた。 ●アメリカの9・11事件とロンドンでの7・7事件は基的に同じインパクトを両国の国民に与えたが、ひとつだけ違うのは、7・7事件のほうがイギリスの市民権を持つ人間たちによる犯行だったということだ。 ●イギリス当局側は、この「自国民の犯行」に頭を悩ませており、その原因として、以前は過激なイスラム僧侶やモスクの影響を指摘していたが、最近は政府の多文化主義政策の失敗を指摘する分析が多くなっている。 ●ヨーロッパでは多文化主義の問題に関して政府要人からも批判的な声が上がり始めており、スウェーデンやオランダでも反移民政策を訴える政党が議席を伸ばしている。 ●英首相のキ

    ノルウェーのテロ事件から「多文化主義の失敗」を再録 : 地政学を英国で学んだ
    You-me
    You-me 2011/07/25
    多文化主義といいつつ分離分断政策だったと
  • 原発事故とコントロール(の感覚)の問題 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州はよく晴れましたが、まだまだ朝晩はかなり冷え込みます。格的な春の到来が待たれるところです。 さて、深刻さを増す福島の原発事故ですが、これについて最近考えていることをここで少し。 まずこれを書く前にここでお断りしておかなければならないのは、私は別に原発の推進派でも反対派でもなく、あくまでも今回の原発事故の及ぼす影響に憂慮している一国民だということです。 しかしそうは言ってもとにかく気になっている疑問が、なぜここまで原発というものが怖がられるのか、という問題。 私がなぜこんなことを考えたのかというと、CNNの(元オフェンシブ・リアリストの)ザカリアの番組のブログの記事の中に、「過去数十年間にわたる原発の事故による死者というのは、他のエネルギー関連の死者数よりも遙かに少ない」ということが書かれていたからです。 たとえば石炭だと中国や最近のニュージーランドでの炭鉱の事故で大量の死者を出

    原発事故とコントロール(の感覚)の問題 | 地政学を英国で学んだ
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    You-me 2011/03/29
    イメージの問題なのは同意。コントロールの問題も6割方同意できるけどたばことか考えると違う気がするんだよね。さて
  • 中東のシーレーンの危機? | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部は朝から曇りがちのどんよりとした天候でして、午後には小雨がシトシト降ってきました。 さて、昨日は火曜日だったので毎週恒例の火曜のランチミーティングだったわけですが、一つ衝撃的なことを耳にしたのでそれについて一言。 昨日のランチミーティングのテーマはパキスタン人のコースメイトによる「パキスタンのテロについて」という内容だったのですが、私が気になったのは彼女の発表よりも(失礼)、その前に例の米空軍大佐がちょっとだけ語った内容でした。 彼が言っていたのは、最近ロンドンやヨーロッパ内で参加している米軍高官の間で、「中東のシーレーンの保護をやめよう」という議論が高まっている、ということでした。 もちろん最近ミアシャイマーやウォルトなどのように、政治学者などは以前からこういうこと(オフショア・バランシングという大戦略など)を議論していたわけで、この分野に詳しい人にとってはまったく衝撃

    中東のシーレーンの危機? | 地政学を英国で学んだ
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    You-me 2009/11/20
    ほんまかいな
  • 中国は「帝国」である | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州は曇りがちでしたが、気温だけはしっかりと生あたたかい夏日でした。 八月八日(土)の講演会ですが、おかげさまですでに半分以上の席が埋まっております。 しかも嬉しいことに、今回は戦略という「男くさい」テーマにもかかわらず、かなりの数の女性の方々に応募していただいております。そうなると気合いが入ってきますね(笑 さて、エコノミスト誌の編集者で、FT誌のコラムニストを務めるギデオン・ラックマンが、「中国はすでに帝国である」というテーマで興味深い記事を書いております。 これは前回のウォルトの「帝国論」と似たようなところがあってなかなか面白い。 ==== China is now an empire in denial By Gideon Rachman Published: July 13 2009 19:06 | Last updated: July 13 2009 19:06 When

    中国は「帝国」である | 地政学を英国で学んだ
  • アメリカが北朝鮮に対して何もできない理由  : 地政学を英国で学ぶ

    ちょっと前のものですが、ウォルトの北朝鮮核実験/ミサイル発射事件についての分析です。 === On North Korea's nuclear and missile tests Tue, 05/26/2009 - 4:23pm By Stephen M. Walt (中略) There are two reasons why our hands are largely tied. First, we don’t have extensive economic ties with North Korea, so we can't pressure them by threatening to cut off aid, trade, or investment. Second, using military force to disarm or topple Kim Jong Il's re

    アメリカが北朝鮮に対して何もできない理由  : 地政学を英国で学ぶ
  • 中国の歴史観を批判するNYタイムズ | 地政学を英国で学んだ

    なかなか面白い論説記事が数日前のヘラルドトリビューン紙に載っておりました。 内容を簡単に言うと、麻生首相が先日靖国神社に「真榊(まさかき)」を奉納したことを中国が激怒したというニュースについて、NYタイムズ傘下のヘラルドトリビューン紙が論説記事で噛み付いたというものです。 一見すると、まるでNYタイムズが日を擁護するような内容に見えますが、実はもっと深い事情があります(笑 === EDITORIAL China Can’t Have It Both Ways (中略) Mr. Aso, a pugnacious nationalist, revived the controversy on Tuesday by offering the Shinto shrine a potted plant. Mr. Aso’s spokesmen insisted that this was not

    中国の歴史観を批判するNYタイムズ | 地政学を英国で学んだ
  • 中国が新しい原潜を披露 | 地政学を英国で学んだ

    温度差があるのか、ただ単に発信された情報の時間の違いなのかわかりませんが、中国の新しい原潜についてのメディアでの反応に違いがあります。 ==== China to show new subs, says no threat to region By KEN TEH, Associated Press Writer QINGDAO, China – China plans to show off its nuclear submarines at a major international naval gathering this week, state media reported Tuesday, the first known public display of some its most potent seaborne weaponry. The People's Liberatio

    中国が新しい原潜を披露 | 地政学を英国で学んだ
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