【函館】函館市の海岸で今月中旬に見つかった航空機の一部とみられる漂着物は、政府の情報収集衛星レーダーなどを載せて2013年1月27日に鹿児島県の種子島宇宙センターで打ち上げたH2Aロケット22号機の一部と判明した。 ロケットを開発した三菱重工業(東京)が、国土交通省函館空港事務所が撮影した写真で形状などから特定した。同社によると、漂着したのはロケットの最先端部分に取り付けられた部品。打ち上げ時の震動や摩擦熱から、搭載する情報収集衛星を保護するもので、ロケットが大気圏外に突入するころに切り離されるように設計されている。