日立製作所のブースで大きな面積を占めているのは、薄型テレビ“Wooo”シリーズ。Woooは今年春以降の製品すべてでHDDを搭載しており(→新生“Wooo”はすべてHDD内蔵、3シリーズ新登場)、「録れるテレビ」をアピールしているが、その録画機能を強化する可能性を秘めた技術が参考展示されている。 「超高圧縮映像符号化技術」と名付けられた技術は、映像を符号化(圧縮)する際に画像サイズを小さくするとともにフレームの一部を間引きして保存し、復号化(復元)する際には、画像サイズの復元と、残っているフレームから間引きされたフレームを動き検索によって推測して補完する。この縮小―間引き―復元―拡大という手法によって、同一のストレージで、MPEG-2の約10倍、H.264比でも3倍という録画時間を実現できる。 「超高圧縮映像符号化技術」の概念図(写真=左)、超高圧縮映像符号化技術とMPEG-2の映像を同一ビ