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  • 平和憲法という「空体語」 : 池田信夫 blog

    2016年04月29日15:03 カテゴリ 平和憲法という「空体語」 書は、三島由紀夫の自殺から始まっている。その遺書となった「檄」は狂気によって書かれた文ではなく、理路整然としている。彼が特に問題にするのは、「平和憲法」の欺瞞だ(原文のまま)。法理論的には、自衞隊は違憲であることは明白であり、國の根問題である防衞が、御都合主義の法的解釋によつてごまかされ、軍の名を用ひない軍として、日人の魂の腐敗、道義の頽廢の根原因をなして來てゐる。 われわれは戰後のあまりに永い日の眠りに憤つた。自衞隊が目ざめる時こそ、日が目ざめる時だと信じた。自衞隊が自ら目ざめることなしに、この眠れる日が目ざめることはないのを信じた。憲法改正によつて、自衞隊が建軍の義に立ち、眞の國軍となる日のために、國民として微力の限りを盡すこと以上に大いなる責務はない、と信じた。このように軍が「自衛隊」という空体語

    平和憲法という「空体語」 : 池田信夫 blog
    ZAJI
    ZAJI 2016/04/30
    平和憲法という「空体語」 - 池田信夫 blog “民進党と共産党の「共闘」の唯一のスローガンは「戦争法反対」らしいが、本書を書いたイザヤ・ベンダサン(山本七平)なら、これこそ中身のない空体語の典型だと笑うだろう
  • 弱まる自民党で強まる安倍政権 : 池田信夫 blog

    2015年10月25日01:13 カテゴリ 弱まる自民党で強まる安倍政権 安倍政権は無投票で再選を果たして盤石のようにみえるが、自民党の絶対得票率は17%にすぎない。1980年代の半分以下である。かつて大平首相は、個人後援会に支えられた自民党の強さを佐藤誠三郎の「イエ社会」にたとえたが、そういう古典的な自民党は弱体化しているのだ。 それに代わってプレゼンスを高めているのが公明党である。彼らは元は「非自民・中道」だったが、小沢一郎氏が「自自公連立」に失敗したなごりで、政権に残った。彼らの絶対得票率は7%と自民党の半分近く、しかも「固い票」である。このため自公政権になってから、公明党的ポピュリズムが強まった。 安倍首相を「極右」とか「ファシスト」などというのは見当違いで、安保法制でも護憲派の公明に配慮し、軽減税率でも公明の要求に従って大幅に軽減する方向だ。他方でこういう妥協に対する党内の反発

    弱まる自民党で強まる安倍政権 : 池田信夫 blog
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    ZAJI 2015/10/25
    弱まる自民党で強まる安倍政権 - 池田信夫 blog
  • 自民党を支える国=家システム : 池田信夫 blog

    2015年09月20日00:05 カテゴリ 自民党を支える国=家システム 国会のむなしい乱闘は、自民党の圧倒的な存在感に対する野党の無力を改めて印象づけた。政策立案もほとんどしない自民党が、これだけ長期にわたって政権を独占できたのはなぜだろうか。 「社会というものは存在しない。あるのは男と女と家庭だけだ」というのはサッチャーの有名な言葉だが、デュルケームは「社会は物として実在する」と論じた。書はこのフランス的な理解をもとにして、社会という言葉が特殊西洋的な人工概念であることを明らかにする。 日語の「社会」はもちろんsocietyの訳語だが、フランス語でも"en societe"というのは「人前で」という意味で、定冠詞なしのsocieteは日語の「世間」みたいな言葉らしい。それがルソーの時代に「社会契約」といった言葉で、国家から独立した存在になった。フランス革命は社会=一般意志の国家

    自民党を支える国=家システム : 池田信夫 blog
    ZAJI
    ZAJI 2015/09/20
    自民党を支える国=家システム - 池田信夫 blog
  • 橋下徹氏のサンドバッグになった山口二郎氏 : 池田信夫 blog

    2012年01月18日10:01 カテゴリ法/政治 橋下徹氏のサンドバッグになった山口二郎氏 いろいろ話題になっている橋下徹市長と山口二郎教授の討論がネットに残っていたので見た。おもしろい。 ひとことで言うと、山口氏はサンドバッグ状態である。それもグローブを装着して身構えているボクサーの前に顔を突き出して「殴ってください」と言ったようなものだ。1時間近い番組の中で、橋下氏が大阪都構想や教育条例を大々的に宣伝したのに対して、山口氏が言ったことは「選挙で勝ったからといって正しいとは限らない」といった超原則論だけ。 テレビの討論番組が、これほど一方的になるのは珍しい。普通は、山口氏のような人は出てこない。橋下氏の政策の中身をほとんど知らないで、「競争原理はよくない」といった抽象論だけで批判できると思っていたのだろうか。私も彼のを読んであきれたことがあるが、北大グループはいまだに絶対平等主義

    橋下徹氏のサンドバッグになった山口二郎氏 : 池田信夫 blog
    ZAJI
    ZAJI 2015/07/17
    “ひとことで言うと、山口氏はサンドバッグ状態である。それもグローブを装着して身構えているボクサーの前に顔を突き出して「殴ってください」と言ったようなものだ。”
  • 廃藩置県という「計画倒産」 : 池田信夫 blog

    2015年05月19日11:44 カテゴリ 廃藩置県という「計画倒産」 JBpressにも書いたが、大阪都構想はよくも悪くもそれほどの大改革ではない。市の財政が悪化しているのに24区のままではもたないから、5区に整理しようというだけのことだ。この程度の改革を拒否していると、財政赤字が拡大して都市が倒産する。 しかし当分は今までの資産をいつぶせるので、団塊の世代が死ぬまでは何とかなるかもしれない。その後に残った借金は将来世代が負う。この意味で今回の住民投票は、大阪市の「計画倒産」である。 これは明治維新と似ている。廃藩置県のような大改革が驚くほどスムーズにできたのは、すでに各藩の財政が破綻していたからだ。1700年ごろから年貢は増えず、下級武士の所得は水呑百姓とほとんど変わらない状況になっていたが、幕藩体制を廃止するまでに170年もかかった。いわば2世紀かけてフランス革命をやったようなも

    廃藩置県という「計画倒産」 : 池田信夫 blog
    ZAJI
    ZAJI 2015/05/20
    “しかし当分は今までの資産を食いつぶせるので、団塊の世代が死ぬまでは何とかなるかもしれない。その後に残った借金は将来世代が負う。この意味で今回の住民投票は、大阪市の「計画倒産」である。”
  • 朝日新聞の「角度をつける」報道 : 池田信夫 blog

    2014年12月22日23:53 カテゴリメディア 朝日新聞の「角度をつける」報道 朝日新聞の第三者委員会の報告書をざっと読んでみたが、全体としては比較的フェアに朝日の失敗を評価している。8月5日の「慰安婦問題の質 直視を」という記事については、こう批判している。この論文において読者に対し何を訴えるかは、朝日新聞にとって極めて重要な意味を持つものである。しかし、論文は吉田証言を記事にするに際して裏付け調査が不十分であったことを「反省します」と述べるにとどまって、「慰安婦問題の質は女性が自由を奪われ、尊厳を踏みにじられたことである」との主張を展開し、他メディアにも同様の誤りがあったことを指摘するという論調であった。このような構成であったことが、読者に対し朝日新聞の真摯さを伝えられず、かえって大きな批判を浴びることとなった原因である。しかし最大の問題である強制連行については、朝日の記事が「

    朝日新聞の「角度をつける」報道 : 池田信夫 blog
    ZAJI
    ZAJI 2014/12/23
    ”結論としては「捏造」という判断を避け、「検証が遅れた」といった一般論をのべるにとどまっている。”
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