臓器提供の条件を大幅に緩和した改正臓器移植法が全面的に施行されて17日で2年となりますが、死亡したあとに臓器を提供する意思があるかないかを専用のカードなどで示している人は、11%にとどまることが日本臓器移植ネットワークのアンケート調査で分かりました。 調査は、改正臓器移植法の全面施行から2年になるのにあわせ、インターネットを通じて行ったもので、10歳以上70歳未満の男女1000人から回答がありました。 死亡したあとに臓器を提供する意思があるかないかを専用のカードなどで示しておく「意思表示」を、「すでにしている」とする回答は11.1%にとどまり、「してみたい」は29.9%でした。 一方で、「意思表示をしたいとは思わない」と、「わからない」で合わせて59%を占めていました。 その理由については、「意思表示に抵抗がある」が39.7%と最も多く、「自分の意思がわからない」が30.4%などとなってい