自転車の利用 歩行者優先 徹底したい(10月1日) 歩道上で、体すれすれに追い越していく自転車にヒヤッとした経験を持つ人もいるのではないか。 自転車と車両との事故は全国的に減っているが、歩行者と接触し、けがをさせるケースが各地で報告されている。 免許もいらず、手軽に扱えるとはいえ、自転車は「軽車両」として道路交通法の規制を受ける。乗り方を誤ると凶器にもなりかねない。 道警によると道内では昨年、15件の接触事故があり、16人がけがをした。警察に届けないケースを含めると実態はもっと多いに違いない。 重大事故も起きている。 一昨年秋には札幌市内で中学生が乗った自転車が歩道を歩いていた85歳の女性に衝突、女性は頭などを強く打って42時間後に亡くなった。 秋の行楽期を迎え、外出やサイクリングでペダルを踏む機会も増えてこよう。通学や買い物などで自転車利用が生活の一部になっている人も多いはずだ。ルールと