昨年6月、奇跡の帰還を遂げた小惑星探査機「はやぶさ」。日本中を感動させた“はやぶさの偉業”をテーマにした映画が今秋〜来年にかけて3本公開される。しかし配給会社の異なるこの3作品はそれぞれのアピールポイントや描き方も実に様々。そこで各映画を手掛けた製作プロデューサーに見どころを直撃した。 現在公開中の『はやぶさ/HAYABUSA』(20世紀フォックス映画)は、ハリウッドとの強力タッグでNASAでの撮影も実現するなどリアル映像がウリの1つ。 「はやぶさの見た深宇宙を再現したCGのクオリティ、事実に基づく心震わせる感動のドラマを描きながら、エンターテインメント性もある点が見どころ。20世紀フォックスらしさが出せたのでは」 壮大なスケールでエンタメ色豊かに描くスタイルはお家芸のよう。 一方、人間ドラマに最も力を注いで物語を紡いだというのが『はやぶさ 遥かなる帰還』の東映だ。 「〈はやぶさ