19日、香川県坂出市沖で修学旅行中の小学生ら合わせて62人が乗っていた旅客船が沈没した事故で、高松海上保安部は業務上過失往来危険の疑いで、船のかじをとっていた45歳の船長を逮捕しました。 高松海上保安部によりますと、船長は19日午後、修学旅行の一環で瀬戸内海をクルージングしていた、坂出市立川津小学校の6年生ら62人を乗せた旅客船を、岩場の存在などを十分に確認せずに航行させ、香川県坂出市沖の浅瀬に乗り上げて沈没させたとして、業務上過失往来危険の疑いが持たれています。 調べに対して容疑を認めているということです。 海の中で見つかった、沈没していた旅客船の塗料と、同じものとみられる塗料が、現場近くの岩場に付着していたということで、海上保安本部はいきさつを詳しく調べています。 また、国の運輸安全委員会も21日以降、事故の調査を始めるということです。